家紋のはなし
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各種家紋 各都道府県の代表的家紋
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■ 「紋」とは: 動物などと違って、神や魂を絵で表すのは難しい。従って、神や魂がもたらすものを絵とした。雷、雲と言った自然現象。それが「紋」となった。巴紋はその代表。【神紋総覧 丹羽基二 講談社】

■ 家紋の数は約3万。そのうち、現在残っているのは約2万と言われる。 

■ 日本では文様をつける習慣が縄文時代から始まっていたが、弥生時代になると家紋様な文様が使われるようになった。

■ 家紋は平安時代後期から使い始められ、公家達が、朝廷への出仕の際に乗る牛車を他の公家のものと区別するために付け始めたのが始まりと言われる。なお、武家の家紋は戦場での目印が始まりで、源平の合戦の源氏の白旗、平氏の赤旗などが代表的。運動会の紅白のはちまきのようなものか。

 平安時代に藤原実季が御所車(牛車)に「(巴形を三つ合わせた)」の文様をつけたのが家紋の始まりと言われる。「巴形」は「勾玉(まがたま)」を表し、「勾玉」は人間の魂を表した。

■ 家紋は全国に400種(など)2万通りあると言われる。貴族の牛車由来。

■ 家紋は日本とヨーロッパだけ。ヨーロッパの家紋は権威づけに利用されたが日本のはそうでもないようだ。

■ 庶民に家紋が広がったのは江戸時代。ひいきの歌舞伎役者などの家紋を自分の家の家紋に使ったりもした。

■ 武家の家紋は戦場に欠かせない。戦場で初めて家紋が使われたのは、源頼朝と奥州藤原氏との戦いと言われ、軍隊の秩序を保つのに役立った。 家紋を書いた武具は、単に識別だけではなく、合戦の時の厄除けや、祭具としても利用された。

・ 武家の家紋の始まりは源平合戦の「赤旗」「白旗」で、頼朝が源氏の嫡流と庶流を区別するために、白旗に印をつけさせた。

■ 室町時代には、名字が全国津々浦々に広がって、家紋の数が増加した。

■ 江戸時代になって兵農分離が進むと、名字は武士階級の象徴で特権とされた。従って、江戸時代には庶民は名字を公称できなかったが、家紋は条件付きで許可された。

■ 家紋を一つの家で複数持つ場合がある。

・ 定紋(本紋、正紋): 公式の紋。

・ 替紋(副紋): 公式の紋の他に、勲功などで下賜されたり、婚姻などで増えたり。

・ 女紋: 嫁いだ女性が実家の紋を持参した。妻には実家の紋を使わせることが日本のしきたり。武家では、結婚後も実家の姓を名乗った?のと同じ感覚か?女紋は小さい。江戸時代になって女性にも紋が許されるようになって広まった。

・ 室町幕府の八代将軍足利義政の妻は公家の出の日野富子で実家の「鶴の丸」の紋を使用した。

・ 江戸時代の十代将軍徳川家治の妻は閑院宮直仁親王の娘で、閑院宮の「浮線菊紋」を使用した。

・ 江戸時代の五代将軍徳川綱吉の母は三代将軍徳川家光の側室で、京の青果商の仁左衛門の娘で、父親の職業にちなんだ「違い大根紋」を使用した。

■ 庶民の最初の家紋は紀伊国屋文左衛門?

■ 代表家紋: 各名字の項に「代表家紋」を記載していますが、書籍によって代表家紋が異なることがあるのよねぇ。それだけ多彩ってことなんでしょうかねぇ。

■ 源頼朝鎌倉幕府を開いたときに全ての御家人に名字を名乗らせた。この名字によって、御家人か否かを区別した。まぁ、勝手に名乗られたら終わりですが。

・ 源頼朝が授けた家紋: 佐竹家の「扇紋」。朝倉家の「三つ盛木瓜紋」。南部家の「南部鶴紋」。島津家の「丸に十字紋」。葛西家の「三つ柏紋」。熊谷家の「鳩紋」。

■ 名字や家紋の変化: 本家から分家が分かれると、名字や家紋をかえる場合があるが、まるっきり違う物というケースは少なく、本家のものにちょっと手を加えたケースが多い。たとえば「斎藤→西藤」とか、「梅の花→梅鉢」とかでしょうか。こうしていろいろな名字や家紋ができてきた。

■ 室町時代末期の「見聞諸家紋」によると、掲載は上流武士310家の261種家紋。

■ 家紋はもともと丸囲みがなかった が、分家などが本家と区別するために「丸囲み」をつけた。また江戸時代に紋付きなどの衣服に表記され、丸囲みの方が座りがいいので広まった。

■ 家紋を読む場合には「外側にあるものから読む」法則がある。例)「丸に梅鉢」「丸に三つ葉葵」

■ 家紋の成立

# 尚美紋: 公家の家紋に多く、元来植物や紋様だったものを家紋とした。
# 尚武紋: 勇ましさを表す剣や鎧、鷹や獅子など。
# 吉祥紋: 縁起の良い鶴、亀、鳳凰、熨斗など。
# 苗字紋: 苗字と関係のある紋。例)吉野家の桜
# 記念紋: 誰かに貰ったなど。例)佐竹氏の扇紋
# 信仰紋: 神紋を家紋としたもの。

■ 平氏は「蝶紋」、源氏は「竜胆紋」というが、これらは公家平氏や清和源氏や村上源氏の公家源氏で、武家平氏や武家源氏は別である。
・ 武蔵七党の児玉党は旗印に「団扇(うちわ)」を用いた。
・ 三浦氏の家紋は「三引両」
・ 鎌倉時代中期には武家も自分の家紋を持つようになった。
・ 江戸城の大手門には「下座見役(げざみやく)」がいた。これは登城する大名の紋所をみて、いち早く城内に知らせる役目を務めた。
【日本の家紋事典 大隈三好 金園社】

■ 室町時代には500程度の家紋が確認されていた。【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

■ 男子が分家をおこす場合、本家の家紋に丸をつけたりして変化させた。【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】


■ 平氏の九曜紋、源氏の三つ星紋。【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

■ 源氏: 徳川宗家(三つ葉葵)、土岐氏(桔梗)、足利氏(足利二つ引)、山名氏(二つ引)、細川氏(九曜)、小笠原氏(三階菱)、村上氏(丸に上の字)、南部氏(対い鶴)

■ 平氏: 北条氏(三つ鱗)、織田氏(織田木瓜)、関氏(揚羽蝶)、小早川氏(左三つ巴)、葛西氏(三つ柏)、椎名氏(蔦)、蘆名氏(三つ引)、長尾氏(九曜巴)

■ 藤原氏: 二階堂氏(二つ引)、伊東氏(庵に木瓜)、蒲生氏(鶴の丸)、結城氏(右三つ巴)、山内氏(三つ柏)、相良氏(相良瓜)、波多野氏(鳳凰の丸)、大友氏(抱き杏葉) 

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【主な家の家紋】

■ 赤松家の家紋

■ 明智家の家紋

■ 浅井家の家紋

■ 朝倉家の家紋

■ 浅野家の家紋

■ 足利家の家紋

■ 井伊家の家紋

■ 池田家の家紋 

■ 生駒家の家紋 

■ 石川家の家紋

■ 石田家の家紋

■ 板垣家の家紋

■ 一条家の家紋

■ 伊藤家の家紋

■ 伊東家の家紋

■ 井上家の家紋

■ 今川家の家紋

■ 上杉家の家紋

■ 宇喜多家の家紋

■ 宇多源氏の家紋

■ 宇都宮家の家紋

■ 榎本家の家紋

■ 大内家の家紋

■ 大久保家の家紋

■ 大隈家の家紋

■ 大友家の家紋

■ 大野家の家紋 

■ 小笠原家の家紋

■ 小栗家の家紋

■ 織田家の家紋

■ 小山家の家紋

■ 柿崎家の家紋

■ 葛西家の家紋

■ 梶原景時【家紋: 並び矢紋】

■ 勝家の家紋

■ 加藤家の家紋

■ 蒲生家の家紋

■ 河井家の家紋

■ 菊池家の家紋

■ 木曽家の家紋

■ 北畠家の家紋

■ 吉川家の家紋

■ 木戸家の家紋

■ 京極家の家紋

■ 九条家の家紋

■ 楠木家の家紋

■ 朽木家の家紋

■ 黒田家の家紋

■ 熊谷家の家紋

■ 小泉家の家紋

■ 後藤家の家紋

■ 小西家の家紋 

■ 近衛家の家紋

■ 小早川家の家紋

■ 小松家の家紋

■ 近藤家の家紋 

■ 西郷家の家紋

■ 斎藤家の家紋

■ 酒井家の家紋

■ 榊原家の家紋

■ 嵯峨源氏の家紋

■ 坂本家の家紋

■ 佐久間家の家紋

■ 佐々木家の家紋

■ 佐竹家の家紋

■ 佐藤家の家紋

■ 真田家の家紋

■ 三条家の家紋

■ 斯波家の家紋

■ 柴田家の家紋

■ 島津家の家紋

■ 菅原家の家紋

■ 仙石家の家紋

■ 相馬家の家紋

■ 大道寺家の家紋

■ 平家の家紋

■ 鷹司家の家紋

■ 武田家の家紋

■ 武市半平太の家紋: 丸に柿の花紋。【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

■ 橘家の家紋 

■ 伊達家の家紋

■ 千葉家の家紋

■ 長宗我部家の家紋

■ 津軽家の家紋

■ 土井利勝【家紋: 八つ水車】。はじめは「横木瓜」だったが、利勝の時代に水車に改めた。

■ 藤堂家の家紋 

■ 富樫家の家紋

■ 土岐家の家紋

■ 徳川家の家紋

■ 徳大寺家の家紋

■ 豊臣家の家紋

■ 長尾家の家紋

■ 中川家の家紋

■ 那須家の家紋

■ 夏目家の家紋

■ 鍋島家の家紋

■ 名和家の家紋

■ 南部家の家紋

■ 二条家の家紋

■ 新田家の家紋

■ 丹羽家の家紋

■ 畠山家の家紋

■ 馬場家の家紋

■ 土方家の家紋

■ 福島家の家紋

■ 藤原家の家紋

■ 北条家の家紋

■ 細川家の家紋

■ 本多家の家紋

■ 前田家の家紋

■ 松浦家の家紋

■ 松平家の家紋 

■ 三浦家の家紋

■ 源家の家紋

■ 三好家の家紋

■ 陸奥家の家紋

■ 村上家の家紋

■ 毛利家の家紋

■ 最上家の家紋

■ 森家の家紋

■ 山内家の家紋

■ 山県家の家紋

■ 山名家の家紋

■ 結城家の家紋

■ 吉田家の家紋

■ 竜造寺家の家紋

■ 脇坂家の家紋

■ 和田家の家紋

■ 渡辺家の家紋

【番外編】

■ こち亀の登場人物の家紋(笑)
・ 部長: 雪輪に笹竜胆
・ 中川: 蔓三ッ葵
・ 麗子: 撫子枝丸
・ 寺井: 三階笠
・ 両さん: 桐紋?
・ 爆竜大佐: 竜頭兜
・ 磯鷲早矢の母: 三本重ね矢


【参考資料】

・ 家紋と家系事典 丹羽基二 講談社
・ 日本人が知らない家紋の秘密 武光誠 だいわ文庫
・ 見て楽しい 読んで学べる 家紋のすべてがわかる本 PHP研究所
・ 名家・名門の世界 インデックス編集部 イースト・プレス

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