森家の家紋

＃　代表家紋：　鶴の丸紋、丸に根笹紋。

・　森鴎外：　乱れ追い重ね九枚柏紋。当初、森家の家紋は十六葉菊花紋だったが、明治２年に菊紋の使用が禁止され、対象外だった十六葉菊花紋も、皇室に遠慮して変えたと言われる。

・　森蘭丸：　鶴の丸紋。【武将と家紋インデックス編集部】

＃　その他の家紋：　釘抜き紋、万字紋

・　森鴎外（石見津和野の出身）：　「乱れ追い重ね九枚笹紋」【道産子のルーツ事典　岸本良信　中西出版】

・　森有礼（明治時代の文部大臣）：　鹿児島県出身。「細輪に識り合わせ三つ鬼梶の葉紋」【道産子のルーツ事典　岸本良信　中西出版】

・　森長可：　「舞い鶴紋」「桐紋」【道産子のルーツ事典　岸本良信　中西出版】

・　源姓：　「九曜巴紋」「釘抜き紋」「十文字紋」「橘紋」「根笹紋」「笹紋」「柏紋」【道産子のルーツ事典　岸本良信　中西出版】

＃　森（毛利）【出典】

①　神奈川県厚木市、愛甲郡愛川町／清和源氏義家流：　「鶴の丸紋」「丸に根笹紋」「丸に五三桐紋」

※　源義家の子の陸奥六郎義隆の子の頼隆が毛利（森）冠者を称した。織田家家臣の森可成はこの一族の出を称し、江戸時代には播磨国赤穂藩２万石など。

※　長享年間に室町幕府の評定衆の摂津政親の被官の森太郎左衛門尉が、鯰江庄内の知行地を違乱されており、それ以前から当地に所領があったことがうかがわれる。摂津政親の娘は日野勝光の室となっており、鶴の丸紋を用いる森氏は日野家由縁の一族か。

③　和歌山県岩出市岡田／藤原氏族：　「丸に橘紋」「丸に抱き柊紋」「右三つ巴紋」

④　和歌山県有田郡湯浅町大字栖原／湯浅氏族：　「丸に抱き茗荷紋」「九曜紋」「丸に檜扇紋」
※　湯浅宗重の九男の景基が森九郎を称した。

⑤　徳島県阿波市市場町切幡／蘇我氏族：　「丸に違い鷹の羽紋」「抱き熨斗紋」「丸に剣片喰紋」

※　三好氏の家臣の蘇我高次が切幡城に居城し、森飛騨守を称した。

⑥　大分県玖珠郡玖珠町大字森／清原氏族：　「五瓜に唐花紋」「丸に梅鉢紋」「丸に五三桐紋」
※　帆足六郎左衛門尉通良の子の通元が森三郎を称した。