岡山県の名字の特徴
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★ 岡山県の県名の由来 ・ 岡山県特有の名字 ・ 岡山県の難読地名・珍地名 ・ 岡山県の地名集 ・ 岡山県の戦国史

★ 岡山県の名字の特徴

# 2位には岡山県独特の「三宅」がランクイン。元々は穀物を保管した「屯倉(みやけ)」と言われる。児島郡三家郷を本拠地とした一族で古代の三宅の子孫と言われる。

# 11位の「難波」は岡山県の名字で、岡山県内に全国の約4割がいる。

# 30位に妹尾がランクインしているが、岡山県内に全国の約3割がいる。

# 「一十林(いちじゅうばやし)」という名字は読みはそのままだが、「八音」の読みというのは、名字の中でも一番長いのだそうだ。

# 岡山発祥の名家に「宇喜多」があるが、関ヶ原の戦い後八丈島に流され没落した。漢字を変えた「浮田」は瀬戸内海沿岸に残っている。

# 英田郡に見られる「新免(しんめん)」は粟倉村の地名が由来で、宮本武蔵も新免一族と言われている。

# 岡山県の特徴的な名字: 難波(なんば)、妹尾(せのお)、白神(しらかみ)、三宅(みやけ)、角南(かくなん)、板野(いたの)、赤木(あかぎ)【出典

# 岡山県には「尾」がついた名字が多い。

# 岡山県の珍名: 鯰(なまず)、結縁(ゆうえん)、白髪(しらが)、宰相(さいしょう)、虫明(むしあけ)、住宅(すみや)、美甘(みかも)、右手(うて)、露無(つゆむ)、五老海(いさみ)【出典

【岡山県らしい名字】

# 県内の地名由来の名字として、「妹尾(せのう)」「赤木(あかぎ)」「守屋(もりや)」「白神」「赤沢」「虫明」「宇垣(うがき)」などがある。

※ 太平洋戦争時の連合艦隊参謀長の宇垣纏は今の岡山市内出身。一族には宇垣一成陸軍大将、宇垣完爾海軍中将がいるがどちらも岡山出身である。

【岡山県らしい名字2】

# 新免(しんめん)入鹿(いるか)、杭田(くえだ)、渾大坊(こんだいぼう)、湛増(たんぞう)、当座(とうざ)、流郷(りゅうごう)歴舎(れきしゃ)。【出典

・ 岡山県特有の名字集

■ 岡山県の特徴的名字: 三宅平松、植木、白神江見赤木田淵大賀難波、杣木。【出典】  

■ 岡山県の名字の特徴【出典

・ 三宅: 岡山県を代表する名字。ルーツは倉敷市内の地名で、南北朝時代に南朝方の武将だった児島高徳の子孫と言われるが、本来は古代の屯倉に由来すると思われる。屯倉は朝廷の穀物貯蔵庫で、時間を経て、米を作った田んぼや農民まで指すようになった。

・ 白神(しらが、しらかみ): 4分の3が「しらが」読みで、清寧天皇の名代である白髪部(しらかべ)をルーツとし、「白髪」と書く場合も多い。清寧天皇が生まれつき白髪だったことに由来する。

・ 板野: 全国の過半数は岡山県にみられ、岡山市にまとまって見られる。

・ 角南: 全国の3分の2は岡山県に見られ、特に倉敷市にまとまって見られる。

・ 難波: 古代豪族葛城氏末裔で、備前国に屯倉が作られたときに赴任したと考えられている。源平の合戦では平氏方についたが一族は存続し、戦国時代には宇喜多氏に従った。

・ 赤(あかぎ、あかき): 岡山県を中心に、山陽地方に多く見られる。信濃国筑摩郡赤木郷(長野県松本市)をルーツとし、桓武平氏秩父氏の一族。承久の乱の後に、備中国川上郡穴田郷(岡山県高梁市)に転じた。

・ 植月: 美作国勝田郡植月(岡山県勝田郡勝央町)をルーツとする。菅原氏庶流で、中世の武士団の美作菅家党の一つ。

・ 国富: 備前国上道郡国富(岡山県岡山市)をルーツとする。全国の半数以上が岡山県に見られ、岡山市や倉敷市に多い。

・ 花房(はなぶさ): 岡山県から兵庫県の播磨地方にかけての名字で、常陸国久慈郡花房郷(茨城県常陸太田市)をルーツとする。足利泰氏の孫である職通が花房氏を称した。

・ 虫明(むしあけ): 全国の60%以上は岡山県にみられ、岡山市から浅口市にかけてまとまってみられる。備前国邑久郡虫明村(岡山県瀬戸内市邑久町虫明)をルーツとする。

・ 犬養毅: 備中国賀陽郡川入村(岡山県岡山市北区)の出身。もとは「犬飼」だったが、岡山市では「飼われる」よりは「養う」方がいいと、明治新姓時に改姓した。

・ 一十林(いちじゅうばやし)

■ 岡山県の名字の特徴【出典

# 2位: 三宅(みやけ): 岡山県を代表する名字。三宅の全国順位は194位で、その半数以上は瀬戸内海沿岸に見られる。三宅一族の系譜は不詳古代豪族に新羅からの渡来人末裔である三宅連(むらじ)がいた。また、中世の摂津国の国衆江戸時代の大名の三宅氏もみられた。岡山県の三宅姓のルーツは倉敷市内の地名で、南北朝時代に南朝方として活躍した児島高徳の子孫と言われるが、本来は古代の屯倉に由来していると思われる。

# 3位:藤原、6位:藤井、14位:原田: 山陽地方一帯に共通する名字で、藤井は県の西部の笠岡市や井原市にまとまってみられる。

# 岡山県らしい名字: 11位:難波、35位:妹尾、37位:大森、48位:平松、78位:守屋、94位:河本(こうもと)赤沢白神、板野、矢吹、春名仁科、角南(すなみ)。

・ 守屋(もりや)

・ 河本(かわもと、こうもと): 全国的には「かわもと」読みが多いが、岡山県から兵庫県の播磨地方では「こうもと」と読むことが多い。岡山県では88%が「こうもと」読み。

・ 白神(しらが、しらがみ): 全国の四分の三が「しらが」読み。清寧天皇の名代部である白髪部に由来し、白髪と書くことも多い。

・ 板野(いたの): 全国の過半数が岡山県にみられる。

・ 角南(すなみ): 全国の三分の二は岡山県に見られる。

・ 難波: 全国の38%は岡山県にみられ、また兵庫県南部や大阪府北部に見られ、この三府県だけで全国の過半数を占める。岡山県内では、南部にまとまってみられ、備前国には中世から豪族難波氏がいた。御野郡や津高郡を本拠とし、源平合戦では平家方に属した。この難波氏古代豪族葛城氏末裔と言われ、備前国に屯倉が設けられた際に赴任したといわれる。源平合戦では平家方に属し、承久の乱でも敗れた宮方に与したが、一族はしぶとく生き残った。戦国時代には宇喜多氏に属した。

・ 妹尾(せのう): 全国の三分の一は岡山県にみられ、県の南部に多く、特に旧備中国南部に多い。備中国妹尾郷(岡山県岡山市)をルーツとし、神官の卜部氏の末裔という。なお、岡山県外では「せお」と読むことも多い。

・ 赤木(あかぎ、あかき): 岡山県を中心に山陽地方に多く見られる。信濃国筑摩郡赤木郷(長野県松本市)をルーツとし、桓武平氏秩父氏の一族。承久の乱の後に、新補地頭として備中国川上郡穴田郷(岡山県高梁市)に転じた。戦国時代には毛利氏に従い、江戸時代には中秋藩士になった家と、帰農した家に分かれた。

・ 植月(うえつき): 全国の6割以上は岡山県にみられ、県の北部にまとまってみられる。美作国勝田郡植月(岡山県勝田郡勝央町)をルーツとし、現在も勝央町では最多姓。菅原氏庶流で、中世の武士団の美作菅家党のひとつ。

・ 国富(くにとみ): 全国の半数以上は岡山県にみられ、特に岡山市倉敷市に多い。備前国上道郡国富(岡山県岡山市)をルーツとする。当初は宇喜多氏に仕え、関ヶ原の戦い後には戸川氏に仕えた。

・ 須々木(すずき): 岡山市にまとまってみられる。

・ 花房(はなぶさ): 岡山県から兵庫県の播磨地方にかけての名字で、岡山市付近に多く見られる。常陸国久慈郡花房(茨城県常陸太田市)をルーツとし、清和源氏足利氏庶流。足利泰氏の孫の職通が花房氏を称した。のちに、備前国に転じ、宇喜多氏に仕えて家老となった。江戸時代には旗本

・ 黒住(くろずみ): 全国の半数以上が岡山県にみられ、岡山市や笠岡市にまとまってみられる。備中国都宇郡黒住村(岡山県岡山市)をルーツとする。

・ 新免(しんめん): 岡山県の北部に多く見られ、特に英田郡の旧東粟倉村・大原町(現在の美作市)にまとまってみられる。美作国の土豪に新免氏がいた。美作国粟井荘新免村(美作市)をルーツとする。

・ 角南(すなみ): 美作国英田郡江見荘角南(岡山県美作市)をルーツとし、藤原姓とも桓武平氏千葉氏の出ともいう。重義は備前国の宇喜多秀家に仕えていたが、1604年に子の重勝とともに徳川家康に仕えた。以来、旗本として大和国で1000石。

・ 真鍋(まなべ): 北四国に多い名字だが、備中国真鍋島(岡山県笠岡市)をルーツとする。平安時代末期に真鍋島に移り住んで真鍋氏を称した。

・ 虫明(むしあけ)

・ 和気(わけ)

・ 一十林(いちじゅうばやし): 岡山県真庭市にみられる。

・ 湛増(たんそ): 源平の合戦に登場する熊野別当湛増の末裔という。ただし、熊野別当は「たんぞう」と読んだが、名字としては「たんそ」と読む。

・ 宿直(とのい): 倉敷市にみられる。宮中で夜の警備を行う人のことを「宿直」と書いて「とのい」と言ったことに由来する。

・ さんずい+首(みなもと): 岡山県津山市にみられる。「さんずい=水、首=大元」の意味。源からの転字という。


【順位は岡山県内の順位】

■ 1位: 山本(やまもと)

■ 2位: 三宅(みやけ)

■ 3位: 藤原(ふじわら)

■ 4位: 佐藤(さとう)

■ 5位: 田中(たなか)

■ 6位: 藤井(ふじい)

■ 7位: 井上(いのうえ)

■ 8位: 小林(こばやし)

■ 9位: 渡辺(わたなべ)

■ 10位: 岡本(おかもと)

■ 11位: 難波(なんば)

■ 12位: 小野(おの)

■ 13位: 中村(なかむら)

■ 14位: 原田(はらだ)

■ 15位: 松本(まつもと)

■ 16位: 池田(いけだ): 岡山県内の「池田」の名字の詳細

■ 17位: 片山(かたやま)

■ 18位: 岡田(おかだ)

■ 19位: 石井(いしい)

■ 20位: 吉田(よしだ)


■ 秋庭(あきば): 岡山県内の「秋庭」の名字の詳細

■ 有元(ありもと): 岡山県内の「有元」の名字の詳細

■ 有吉(ありよし): 岡山県内の「有吉」の名字の詳細

■ 伊木(いぎ): 岡山県内の「伊木」の名字の詳細

■ 板倉(いたくら): 岡山県内の「板倉」の名字の詳細

■ 伊東(いとう): 岡山県内の「伊東」の名字の詳細

■ 伊原木(いばらき): 岡山県の伊原木家

■ 植田(うえだ): 岡山県内の「植田」の名字の詳細

■ 宇喜多(うきた): 岡山県内の「宇喜多」の名字の詳細

■ 宇田川(うだがわ): 岡山県内の「宇田川」の名字の詳細

■ 浦上(うらがみ): 岡山県内の「浦上」の名字の詳細

■ 江原(えばら): 岡山県内の「江原」の名字の詳細

■ 大橋(おおはし): 岡山県内の「大橋」の名字の詳細

■ 大原(おおはら): 岡山県内の「大原」の名字の詳細

■ 荻野(おぎの): 岡山県内の「荻野」の名字の詳細

■ 賀陽(がよう): 岡山県内の「賀陽」の名字の詳細

■ 岸本(きしもと): 岡山県内の「岸本」の名字の詳細

■ 木下(きのした): 岡山県内の「木下」の名字の詳細

■ 吉備(きび): 岡山県の吉備家: 吉備一族。

■ 久原(くはら): 岡山県の久原家

■ 後藤(ごとう): 岡山県内の「後藤」の名字の詳細

■ 清水(しみず): 岡山県内の「清水」の名字の詳細

■ 荘(しょう): 岡山県内の「荘」の名字の詳細

■ 関(せき): 岡山県内の「関」の名字の詳細

■ 伊達(だて): 岡山県内の「伊達」の名字の詳細

■ 戸川(とがわ): 岡山県内の「戸川」の名字の詳細

■ 土倉(とくら): 岡山県の土倉(とくら)家

■ 鳥越(とりごえ): 岡山県内の「鳥越」の名字の詳細

■ 西江(にしえ): 岡山県の西江(にしえ)家

■ 野崎(のざき): 岡山県内の「野崎」の名字の詳細

■ 鳩山(はとやま): 岡山県内の「鳩山」の名字の詳細

■ 花房(はなぶさ): 岡山県内の「花房」の名字の詳細

■ 平松(ひらまつ): 岡山県内の「平松」の名字の詳細

■ 日笠(ひがさ): 岡山県の日笠家

■ 日置(ひき): 岡山県内の「日置」の名字の詳細

■ 蒔田(まいた): 岡山県内の「蒔田」の名字の詳細

■ 牧(まき): 岡山県内の「牧」の名字の詳細

■ 松平(まつだいら): 岡山県内の「松平」の名字の詳細

■ 三浦(みうら): 岡山県内の「三浦」の名字の詳細

■ 箕作(みつくり): 岡山県内の「箕作」の名字の詳細

■ 森(もり): 岡山県内の「森」の名字の詳細

■ 山崎(やまざき): 岡山県内の「山崎」の名字の詳細


■ 岡山県の地名をルーツとする名字

■ 中国地方の名字の特徴

■ 岡山県の名字の読みの特徴

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