「神官」の名字
参考資料・文献 利用上の注意
名字の由来のTop 地名の由来のTop
名字と地名のMenu ワンポイントのTop
スポンサーリンク
スポンサーリンク

# 神官の名字【出典

・ 京都には古くから神社が多く、これらの神社には代々神官をつとめた有力な一族がいた。
・ 石清水八幡宮: 紀氏の一族。のちに田中家と法善寺家に分かれ、明治時代以降は法善寺家は菊大路家と改称した。一族には、竹、山井、壇、などの諸家がある。
・ 吉田神社: 左京区の吉田神社の神官は、伊豆国の出という卜部氏がつとめ、のちに神社名の吉田家と改称した。また、吉田家の家老のような役割をつとめた鈴鹿家は吉田神社周辺にひろがりった。
・ 稲荷神社: 伏見の稲荷神社の神主は古代豪族秦氏の一族。大西家と松本家の二家に分かれ、大西家からは祓川、安田、新小路、などが、松本家からは毛利、沢田、市村、中津瀬などの諸家が出た。また、神主とは別に神職をつとめた荷田(かだ)家があり、江戸時代には羽倉(はくら)氏と称した。
・ 賀茂別雷神社(上賀茂神社): 上賀茂神社の神官は、社務21人と氏人14人が奉仕したが、賀茂氏末裔が独占した。
・ 賀茂御祖神社(下鴨神社): 下鴨神社の神官は鴨氏末裔

# 日本初の神主: 第十代崇神天皇の時代に、出雲神大物主神(おおものぬしかみ)を祀るためにヤマトに招き寄せた太田田根子(おおたたねこ)が歴史上初の神主と言われ、大神神社の三輪氏の祖。

■ 神官の一族 【名字でわかるあなたのルーツ 森岡浩 小学館】

・ 荒木田(あらきだ)氏: 伊勢神宮の内宮の神官を務めた。大鹿島命(おおかしまのみこと)の孫の天見通命(あめのみとおしのみこと)が倭姫命(やまとひめのみこと)とともに、聖地を求めて巡幸し、五十鈴川の川上に伊勢神宮を鎮座、以後、代々禰宜(ねぎ)を務めた。景行天皇の時代に伊勢国度会郡大貫(三重県度会郡度会町大野木)に住んで大貫連の姓を賜り、成務天皇の時代に最上が荒木田神主の姓を賜ったという。
 荒木田氏の一族: 薗田井面(いのも)、沢田、世木、納米(のうまい)、藤波、中川、佐八(そうち)

・ 度会(わたらい)氏: 伊勢神宮の外宮の神官を務めた。天日別命(あめのひわけのみこと)の子孫で、垂仁天皇のときに大若子が伊勢国国造に任ぜられ、大神主を兼ねた。古くは磯部氏を称したが、長保3年(1001年)に度会神主の姓を賜ったという。
度会氏の一族: 檜垣、松木、久志本、佐久目、河崎、宮後(みやじり)

・ 出雲氏は南北朝時代に、千家家北島家に分かれ、一族には高浜、井田、稲岡などがある。

・ 鹿島神宮の鹿島氏、香取神宮の香取氏、諏訪大社の諏訪氏、熱田神宮の千秋(せんしゅう)氏、上賀茂神社の賀茂氏、下鴨神社の梨木氏や泉亭(いずみてい)氏、伏見稲荷の大西氏・松本氏、石清水八幡宮の田中氏、日吉神社の樹下(じゅげ)氏・生源寺(しょうげんじ)氏、住吉大社の津守(つもり)氏、春日大社に辰市氏、阿蘇神社の阿蘇氏、宇佐神宮の到津(いとうづ)氏・宮成氏などがある。


【神官(社家も含む)を務めた名字】

■ 秋鹿(あいか)

■ 相見(あいみ)

■ 青木(あおき・静岡県) ・ 青木(あおき・長崎県)

■ 秋(あき)

■ 秋上(あきあげ)

■ 秋野(あきの)

■ 赤穴(あかな)

■ 旦尾(あさお・富山県)

■ 朝山(あさやま)

■ 安心院(あじみ・あじむ)

■ 飛鳥(あすか・奈良県)

■ 阿蘇(あそ・熊本県)

■ 阿野(あの)

■ 荒木(あらき・群馬県)

■ 荒木田(あらきだ)

■ 飯塚(いいづか・群馬県)

■ 池田(いけだ・静岡県)

■ 出雲(いずも)

■ 市成(いちなり)

■ 鴨脚(いちょう)

■ 到津(いとうづ)

■ 石徹白(いとしろ)

■ 猪熊(いのくま・香川県)

■ 井面(いのも)

■ 今井(いまい・新潟県) ・ 今井(いまい・長野県)

■ 今西(いまにし)

■ 岩井(いわい)

■ 岩崎(いわさき・静岡県)

■ 忌部(いんべ・島根県)

■ 右近(うこん)

■ 宇佐(うさ)

■ 宇治土公(うじとこ)

■ 宇田川(うだがわ・東京都)

■ 浦野(うらの)

■ 漆島(うるしじま)

■ 江見(えみ・新潟県)

■ 大倉(おおくら)

■ 太田(おおた・静岡県)

■ 大中臣(おおなかとみ) 

■ 大西(おおにし)

■ 大場(おおば・静岡県)

■ 大森(おおもり・石川県)

■ 岡田(おかだ)

■ 億岐(おき)

■ 沖田(おきた)

■ 小串(おぐし)

■ 小佐野(おさの)

■ 織田(おだ・福井県) ・ 織田(おだ・兵庫県)

■ 小野(おの・青森県) ・ 小野(おの・島根県)

■ 尾上(おのえ、おがみ)

■ 風間(かざま・新潟県)

■ 花山院(かさんいん)

■ 春日(かすが)

■ 荷田(かだ)

■ 片倉(かたくら)

■ 金栗(かなくり・熊本県)

■ 金刺(かなさし)

■ 金子(かねこ)

■ 神谷(かみや・静岡県)

■ 賀茂・鴨(かも)

■ 川合(かわい)

■ 河辺(かわべ・三重県)

■ 紀(き・和歌山県)

■ 岸(きし・群馬県)

■ 北島(きたじま・島根県)

■ 楠本(くすもと)

■ 雲(くも)

■ 軍多利(ぐんだり・神奈川県)

■ 慶光院(けいこういん)

■ 国生(こくしょう)

■ 古曽部(こそべ・石川県)

■ 小塚(こづか)

■ 小林(こばやし・静岡県)

■ 最勝寺(さいしょうじ)

■ 斎藤(さいとう・石川県)

■ 佐伯(さえき・兵庫県)

■ 佐倉(さくら)

■ 桜井(さくらい)

■ 佐分利・佐分(さぶり)

■ 猿目(さるめ・石川県)

■ 沢田(さわだ)

■ 猿渡(さわたり)

■ 三条(さんじょう・京都府)

■ 重松(しげまつ・愛知県)

■ 幣原(しではら)

■ 樹下(じゅげ・滋賀県)

■ 生源寺 (しょうげんじ・滋賀県)

■ 菅原(すがわら)

■ 杉山(すぎやま)

■ 鈴木(すずき・岩手県) ・ 鈴木(すずき・群馬県) ・ 鈴木(すずき・静岡県)

■ 諏訪(すわ)

■ 瀬木(せき)

■ 舌(ぜつ)

■ 千家(せんげ・島根県)

■ 千秋(せんしゅう)

■ 善法寺(ぜんぽうじ)

■ 宗円(そうえん・高知県)

■ 素都(そつ・石川県)

■ 高井(たかい・群馬県)

■ 大喜(だいぎ)

■ 多賀(たが)

■ 高木(たかぎ・石川県)

■ 高橋(たかはし・岩手県)

■ 武井(たけい)

■ 武居(たけい)

■ 武光(たけみつ)

■ 辰市(たついち・奈良県)

■ 辰野(たつの)

■ 帯壁(たてかべ)

■ 谷(たに・高知県)

■ 鎮西(ちんぜい)

■ 塚原(つかはら・茨城県)

■ 津守(つもり・大阪府)

■ 手塚(てづか)

■ 東(とう・青森県)

■ 鳥羽(とば)

■ 豊城(とよき)

■ 中小路(なかこうじ)

■ 中里(なかざと)

■ 中臣(なかとみ)

■ 中東(なかひがし)

■ 中山(なかやま・静岡県)

■ 西池(にしいけ)

■ 西角井(にしつのい)

■ 丹生(にゅう)

■ 袴田(はかまだ・静岡県)

■ 萩原(はぎわら、はぎはら、おぎわら)

■ 秦(はた、しん)

■ 花ヶ前(はながさき)

■ 羽倉(はねくら)

■ 浜崎(はまさき・鹿児島県)

■ 浜砂(はますな)

■ 浜田(はまだ)

■ 林(はやし)

■ 原(はら)

■ 日生下(ひうげ・兵庫県)

■ 東辻(ひがしつじ)

■ 東角井(ひがしつのい)

■ 日高(ひだか・宮崎県)

■ 平石(ひらいし)

■ 平出(ひらいで・長野県)

■ 平岩(ひらいわ)

■ 平野(ひらの)

■ 広峯(ひろみね)

■ 福住(ふくずみ)

■ 藤塚(ふじつか)

■ 船田(ふなだ・栃木県)

■ 古川(ふるかわ・新潟県)

■ 帆足(ほあし)

■ 穂高(ほだか・長野県)

■ 堀田(ほった)

■ 槇島(まきしま)

■ 松尾(まつお)

■ 松岡(まつおか)

■ 松木(まつき・三重県)

■ 松本(まつもと)

■ 三崎(みさき、みつざき、みつさき)

■ 水口(みずぐち、みなぐち)

■ 水走(みずはや)

■ 御手洗(みたらい)

■ 美土路(みどろ)

■ 宮崎(みやざき・石川県)

■ 宮丸(みやまる)

■ 三山(みやま)

■ 宮本(みやもと)

■ 三輪田(みわた)

■ 村上(むらかみ・静岡県)

■ 望月(もちづき)

■ 森(もり)

■ 守矢(もりや)

■ 矢島(やじま・長野県)

■ 矢田部(やたべ)

■ 捌幡(やつはた)

■ 柳(やなぎ)

■ 山田(やまだ・静岡県)

■ 山本(やまもと)

■ 八幡(やはた、やわた)

■ 湯沢(ゆざわ)

■ 横越(よこごし・富山県)

■ 横田(よこた・福岡県)

■ 吉田(よしだ・新潟県)

■ 吉村(よしむら)

■ 四柳(よつやなぎ・石川県)

■ 米永(よねなが)

■ 米山(よねやま・静岡県)

■ 留守(るす)

■ 若命(わかめ)

■ 若山(わかやま) 

■ 和田(わだ)

■ 渡辺(わたなべ・群馬県) ・ 渡辺(わたなべ・石川県)

■ 綿貫(わたぬき・富山県)

統計表示