福岡県の名字の特徴
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★ 福岡県の県名の由来 ・ 福岡県特有の名字 ・ 福岡県の難読地名・珍地名 ・ 福岡県の地名集 ・ 福岡県の戦国史

★ 福岡県の名字の特徴

# 九州各地からの移住者が多く、名字の分布も福岡らしい名字に加えて、九州各地の名字が見られる。

# 4位の「古賀」は福岡南部から佐賀にかけて多くみられる。

# 14位の「中島」は、全国的には「なかじま」だが九州や山口県では「なかしま」と濁らないことも多い。

# 福岡県発祥の名字として、「麻生」「蒲池」「清末」「草野」「田尻」がある。

# 福岡では「熊谷」を「くまがえ」、「京都」を「みやこ」、「白水」を「しろうず」と読む。

# 福岡県の特徴的な名字: 城戸(きど)、秋吉(あきよし)、白水(しろうず)、花田(はなだ)、松尾(まつお)、大神(おおがみ)、荒巻(あらまき)【出典

# 福岡県の珍名: 萬石(まんごく)、大曲(おおまがり)、冬至(とうじ)、無敵(むてき)、巫部(かんぶ)、義経(よしつね)、京都(みやこ)、吸山(のみやま)、独活山(うどやま)、瀑布川(たきがわ)【出典

【福岡県らしい名字】

# 福岡らしい名字ととて「石橋」がある。
※ ブリジストンの創業者の石橋正二郎も福岡出身。

# 他に福岡らしい名字として、「許斐(このみ)」「今村(いまむら)」「香月」「花田(はなだ)」「徳永(とくなが)」「八尋(やひろ)」「安永(やすなが)」「白水(しろうず)」「城戸(きど)」「波多江(はたえ)」「香月(こうげつ)」「笠(りゅう)」がある。

【福岡県らしい名字2】

# 熊谷(くまがえ)、伊規須(いぎす)、許斐(このみ)、白水(しろうず)、樗木(ちしゃき)、波呂(はろ)不老(ふろう)、京都(みやこ)、義経(よしつね)。【出典

・ 福岡県特有の名字集

■ 福岡県の特徴的名字: 古賀(こが)秋吉(あきよし)、大賀、安川松尾(まつお)、城戸、香月、白水、権藤(ごんどう)迫水。【出典

■ 福岡県の名字の特徴【出典

・ 武末(たけまつ、たけすえ): 福岡県独特の名字で、県内でも「たけまつ」読みと、「たけすえ」読みに分かれる。

・ 許斐(このみ): 全国の6割が福岡県に見られ、筑前国宗像郡(福岡県宗像市)の許斐山に由来する。

・ 巫部(かんなぎべ): 福岡県北九州市小倉南区の神社で雄略天皇の難病を平癒したことで賜った名字。江戸時代にはいったん「佐野」となったが、明治時代以降に再度「巫部」に戻した。

・ 香茸(こうたけ): 福岡県飯塚市の香茸家は、江戸時代参勤交代の途中の熊本藩主に香りのいい茸料理を出したところ、藩主から「香茸」という名字を賜った。

■ 福岡県の名字の特徴【出典

# 福岡県の特徴的な名字

・ 21位:石橋(いしばし)、56位:花田(はなだ)緒方(おがた)馬場(ばば)徳永(とくなが)、井手(いで)、牛島(うしじま)有吉(ありよし)、松藤、野見山、八尋(やひろ)、白水(しろうず)、香月(かつき)、永松、安武(やすたけ)藤(とう)猿渡(さるわたり)、梅崎、牟田(むた)中園(なかぞの)安河内(やすこうち)

・ 44位; 河野(かわの): 九州では「こうの」よりも「かわの」読みが多い。

・ 野見山(のみやま)、八尋(やひろ): 全国の7割以上は福岡県にみられる。

・ 白水(しろうず): 地域によって読み方が異なる。まとまってみられる春日市を中心に、県の北部では圧倒的に「しろうず」読みだが、県の南部から佐賀県にかけては「しらみず」読みが多い。しかし、同じ佐賀県でも厳木町に集中している「白水」は「しろみず」読みある。また、北海道では「しろず」とも読む。

・ 安河内(やすこうち): 全国3000位台の名字だが、全国の8割は福岡県にみられる。県内では粕屋町で最多姓、福岡市東区から宇美町のあいだにまとまってみられる。

・ 安武(やすたけ): 全国の半数は福岡県にみられ、県内では古賀市から福岡市東部にかけて多い。

# 熊谷(くまがえ): 全国的には圧倒的に「くまがい」読みが多いが、関東地方では地名に倣って、1割前後は「くまがや」とも読む。しかし、福岡県では約4割が「くまがえ」読みで、特に朝倉市付近では圧倒的に「くまがえ」読みが多い。

# 藤(とう): 他県ではほとんどが「ふじ」読みだが、福岡県内では8割以上が「とう」読み。平安時代に菅原家は「菅家(かんけ)」、大江家は「江家(ごうけ)」など、姓を漢字一つに省略することがあった。と、同様に藤原家は「藤家(とうけ)」と言ったことに由来する。

# 馬田(まだ): 他県ではほとんどが「うまだ」読みだが、全国一馬田が多い福岡県では9割近くが「まだ」と読む。また、東京や長崎では「ばだ」とも読む。

# 神谷(こうや): 全国の9割以上は「かみや」読みだが、関西地方を中心に「かみたに」読みもある。しかし、岡垣町付近には「こうや」読みがみられる。

# 武末: 武末がまとまってみられる柳川市大和町では圧倒的に「たけまつ」読みだが、他の地区では「たけすえ」読み。福岡県全体では、「たけすえ」読みがやや多い。

# 待鳥(まちどり、まつどり): 筑後地区にまとまってみられる。「まちどり」読みが多いが、柳川市では「まちどり」と「まつどり」読みにわかれる。

# 高口: 9割以上は「こうぐち」読みだが、1割は「たかぐち」読み

# 合原: 9割以上は「ごうばる」読みだが、1割は「あいはら」読み。

# 大蔵(おおくら)

# 香月(かつき): 福岡県を代表する名字。直方市から田川郡にかけて多く見られる。小狭田彦の末裔という。筑前国遠賀郡香月荘(福岡県北九州市八幡西区)をルーツとする。畑城に拠った。平安時代末期には平氏に従い、承久の乱では上皇方についた。戦国時代には大内氏に従った。江戸時代には大庄屋を務めた。

# 許斐(このみ): 全国の6割が福岡県にみられる。筑前国宗像郡の許斐山(福岡県宗像市)に由来し、現在も福岡市から宗像市にかけて多く見られる。

# 白水(しろうず): 筑前国那珂郡白水荘(福岡県春日市)をルーツとし、現在も春日市を中心に福岡市周辺にまとまってみられる。なお、福岡県南部から佐賀県にかけてでは「しらみず」読み、佐賀県唐津市の旧厳木町では「しろみず」読み、北海道では「しろうず」読み。

# 武末(たけすえ): 須玖村武末名(福岡県春日市)をルーツとし、春日市では南北朝時代から武末氏がいた。現在でも春日市を中心に福岡市などに多い。なお、柳川市にまとまってみられる武末は「たけまつ」読み。

# 則松(のりまつ): 全国の6割以上が福岡県にみられる。県内では広く分布するが、朝倉市や築上町に多く見られる。筑前国遠賀郡則松村(福岡県北九州市八幡西区)をルーツとする。

# 待鳥(まちどり): 筑後地方にまとまってみられる。特に柳川市に集中している。なお、柳川市では「まちどり」と「まつどり」に分かれるが、その他の地区では「まちどり」が多い。県全体では7割が「まちどり」読み。

# 松延(まつのぶ)

# 真弓(まゆみ)

# 水城(みずき): 水城とは、外敵を防ぐために堤を築いて水をたたえた堀のこと。特に、天智天皇3年に太宰府防衛のために設けられたものを指す。同地は、地名ともなっておりここをルーツとする名字。現在も福岡県独特の名字で、全国の6割以上は福岡県にみられ、とくに朝倉市とうきは市に多い。

# 少弐(しょうに): 福岡県の中世に栄えた名字。藤原北家秀郷流で武藤頼平の子の資頼が祖。資頼は源平の合戦では平家方に与し、三浦義澄に捕らえられたが、故実に明るいことから許され、御家人となった。そして、建久年間に太宰少弐となって九州に下り、以後代々世襲したことから少弐氏を称した。

# 立花(たちばな)

# 波多江(はたえ): 筑前国志摩郡波多江(福岡県前原市波多江)をルーツとし、原田氏の一族。鎌倉時代初期に、種貞が波多江村に住んで波多江氏を称した。南北朝時代には南朝に属し、戦国時代には初め大友氏、のちに原田氏にしたがった。

# 宗像(むなかた)

# 門司(もじ): 豊前国の名家。現在の北九州市門司区は「もじ」と読むが、門司氏は本来は「もんじ」と読んだ。鎌倉時代にはこの地の官僚として下向した藤原氏の一族を祖とする。

# 巫部(かんなぎべ)

# 香茸(こうたけ): 福岡県の飯塚市の香茸家は、江戸時代参勤交代の途中の熊本藩主に香りのいい茸料理を出したところ、藩主から「香茸」という名字を賜ったという。香茸は松茸以上に風味がよく、幻のキノコといわれる。

# 瀬知(せち): 福岡県福岡市付近にみられる。もともとは「瀬を知る」という意味で、「せしり」とも読み、水先案内人を務めた家という。

# 瀑布川(たきがわ): 福岡県福岡市付近にみられる。瀑布とは「日本国語大辞典」には「高いところから白い布を垂らしたように、直下する水の流れ」とあり、滝のこと。滝川という名字から、「滝」を同じ意味の「瀑布」に変えたものだろう。

# 不老(ふろう)

# 京都(みやこ): 福岡県北九州市などにみられる京都の名字は、「きょうと」ではなく、「みやこ」と読む。これは県の東部の京都(みやこ)郡の地名に由来する。ここは、本来は都郡と書いたが、奈良時代に国郡名は漢字二文字にする、という決まりができたために京都に変えた。

# 問註所(もんちゅうじょ): 柳川市にみられる。鎌倉時代の幕府の職名に由来する。鎌倉時代の訴訟関係を扱う役所である問注所の執事は、三善康信の子孫が代々世襲したため、問注所を名字とした。室町時代に筑後国に下向して土着し、以後同地の土豪となった。江戸時代には柳河藩士となり、幕末には柳河藩の中老も務めた。名字は問註所、役職は問注所とかく。


【順位は福岡県内の順位】

■ 1位: 田中(たなか)

■ 2位: 中村(なかむら)

■ 3位: 井上(いのうえ)

■ 4位: 古賀(こが)

■ 5位: 山本(やまもと)

■ 6位: 吉田(よしだ): 福岡県内の「吉田」の名字の詳細

■ 7位: 佐藤(さとう)

■ 8位: 松尾(まつお)

■ 9位: 渡辺(わたなべ)

■ 10位: 山口(やまぐち)

■ 11位: 松本(まつもと)

■ 12位: 山下(やました)

■ 13位: 山田(やまだ)

■ 14位: 中島(なかしま): 福岡県内の「中島」の名字の詳細

■ 15位: 伊藤(いとう)

■ 16位: 森(もり)

■ 17位: 原田(はらだ): 福岡県内の「原田」の名字の詳細

■ 18位: 池田(いけだ)

■ 19位: 林(はやし)

■ 20位: 宮崎(みやざき)


■ 赤司(あかし): 福岡県の赤司家

■ 秋月(あきづき): 福岡県内の「秋月」の名字の詳細

■ 麻生(あそう): 福岡県内の「麻生」の名字の詳細

■ 有馬(ありま): 福岡県内の「有馬」の名字の詳細

■ 安東(あんどう): 福岡県内の「安東」の名字の詳細

■ 家長(いえなが): 福岡県の家長家

■ 稲員(いなかず): 福岡県の稲員家

■ 稲次(いなつぐ): 福岡県の稲次家

■ 岩田(いわた): 福岡県内の「岩田」の名字の詳細

■ 宇都宮(うつのみや): 福岡県内の「宇都宮」の名字の詳細

■ 遠藤(えんどう): 福岡県内の「遠藤」の名字の詳細

■ 大賀(おおが): 福岡県内の「大賀」の名字の詳細

■ 大沢(おおさわ): 福岡県内の「大沢」の名字の詳細

■ 大津山(おおつやま): 福岡県内の「大津山」の名字の詳細

■ 大鳥居(おおとりい): 福岡県内の「大鳥居」の名字の詳細

■ 岡崎(おかざき): 福岡県内の「岡崎」の名字の詳細

■ 小笠原(おがさわら): 福岡県内の「小笠原」の名字の詳細

■ 沖(おき): 福岡県内の「沖」の名字の詳細

■ 鹿毛(かげ): 福岡県内の「鹿毛」の名字の詳細

■ 加瀬(かせ): 福岡県の加瀬家

■ 香月(かつき): 福岡県の香月家

■ 河原田(かわらだ): 福岡県内の「河原田」の名字の詳細

■ 岸(きし): 福岡県内の「岸」の名字の詳細

■ 草野(くさの): 福岡県内の「草野」の名字の詳細

■ 熊谷(くまがえ): 福岡県内の「熊谷」の名字の詳細

■ 栗田(くりた): 福岡県内の「栗田」の名字の詳細

■ 黒木(くろき): 福岡県内の「黒木」の名字の詳細

■ 黒田(くろだ): 福岡県内の「黒田」の名字の詳細

■ 毛屋(けや): 福岡県内の「毛屋」の名字の詳細

■ 小今井(こいまい): 福岡県内の「小今井」の名字の詳細

■ 児島(こじま): 福岡県内の「児島」の名字の詳細

■ 五条(ごじょう): 福岡県内の「五条」の名字の詳細

■ 三枝(さえぐさ、さいぐさ、みえだ): 福岡県内の「三枝」の名字の詳細

■ 渋田見(しぶたみ): 福岡県の渋田見家

■ 島村(しまむら): 福岡県内の「島村」の名字の詳細

■ 少弐(しょうに): 福岡県内の「少弐」の名字の詳細

■ 瀬戸(せと): 福岡県内の「瀬戸」の名字の詳細

■ 高千穂(たかちほ): 福岡県内の「高千穂」の名字の詳細

■ 高取(たかとり): 福岡県の高取家

■ 高橋(たかはし): 福岡県内の「高橋」の名字の詳細

■ 竹森(たけのもり): 福岡県内の「竹森」の名字の詳細

■ 立花(たちばな): 福岡県内の「立花」の名字の詳細

■ 田尻(たじり): 福岡県内の「田尻」の名字の詳細

■ 田中丸(たなかまる): 福岡県の田中丸家

■ 玉江(たまえ): 福岡県内の「玉江」の名字の詳細

■ 筑紫(つくし): 福岡県内の「筑紫」の名字の詳細

■ 十時(とどき): 福岡県内の「十時」の名字の詳細

■ 鳥越(とりごえ): 福岡県の鳥越家

■ 中尾(なかお): 福岡県内の「中尾」の名字の詳細

■ 永沼(ながぬま): 福岡県内の「永沼」の名字の詳細

■ 長野(ながの、ちょうの): 福岡県内の「長野」の名字の詳細

■ 中原(なかはら): 福岡県内の「中原」の名字の詳細

■ 中牟田(なかむた): 福岡県の中牟田家

■ 貫(ぬき): 福岡県内の「貫」の名字の詳細

■ 米多比(ねたび): 福岡県の米多比家

■ 野村(のむら): 福岡県内の「野村」の名字の詳細

■ 林田(はやしだ): 福岡県の林田家

■ 久野(ひさの): 福岡県内の「久野」の名字の詳細

■ 母里(ぼり): 福岡県内の「母里」の名字の詳細 

■ 真玉(またま): 福岡県の真玉家 

■ 松延(まつのぶ): 福岡県の松延家

■ 松村(まつむら): 福岡県内の「松村」の名字の詳細

■ 宮本(みやもと): 福岡県内の「宮本」の名字の詳細

■ 門司(もじ): 福岡県内の「門司」の名字の詳細

■ 横大路(よこおおじ): 福岡県内の「横大路」の名字の詳細

■ 横田(よこた): 福岡県内の「横田」の名字の詳細


■ 福岡県の地名をルーツとする名字

■ 九州地方の名字の特徴

■ 福岡県の名字の読みの特徴

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