「伊藤」の名字の由来
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「藤」族の名字  
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■ 伊藤(いとう)

【2021/01/25:改編】

# 6位【第一生命ランキング

# 全国に約110万人

# 第6位 約115万人【明治安田生命ランキング2008

# 第6位 約114万人【明治安田生命ランキング2013

# 第6位 約113万人【明治安田生命ランキング2018

# 全国約114万人【道産子のルーツ事典 岸本良信 中西出版】

# 全国順位(森岡浩ランキング): 6位
# 全国密度順位(森岡浩ランキング): 秋田県 > 三重県 > 山形県
# 全国人口順位(森岡浩ランキング): 愛知県 > 東京都 > 北海道

# 代表家紋

# 三重県では人口の2.7%、愛知県では2.2%、岐阜県では1.7%、長野県では1%をしめる。

# 藤原北家の秀郷流の佐藤系などにみられる。

# 藤原南家伊東氏の子孫が伊藤氏に改姓したケースも多い。

# 伊勢の藤原氏の意味で、三重、愛知に多い。藤原北家で藤原秀郷の五代孫の公清の尾藤基景(もとかげ)が伊勢守となって伊勢国に土着したことに始まる。伊藤氏は伊勢北部を本拠地として発展し、尾張や美濃など濃尾平野全体に広まった。

・ 平将門を討った藤原北家秀郷の子孫である藤原景綱が、伊勢国度会郡古市荘(三重県伊勢市古市町)に住んだことから「伊勢の藤原」から伊藤氏を称した。伊藤姓の分布は愛知県が最も多く、ついで三重県の特に北伊勢に多くみられる。

# 伊藤氏は代々伊勢平氏に従い子孫は全国に拡がった。中でも三重や愛知はともかく、東北の日本海側の秋田や山形に多い。伊東は大分、福島でよく見る。 → 福島の「伊東美咲」などが代表か?いやたしかに福島県いわき市の出身だが旧姓は安斉だった。

# 長門国赤間関(山口県下関市)の伊藤氏は藤原北家利仁流

# 伊藤博文はもともと名字を「」と言っていたが、伊藤家に縁組みされ「伊藤」姓になった。元総理大臣の伊藤博文は長門国(山口県)の出身。伊藤博文の家紋

# 小説家の伊藤左千夫は現在の千葉県山武市の出身。キャンディーズの伊藤蘭は東京都武蔵野市吉祥寺の出身。歌手の伊藤咲子は東京都の出身。俳優の伊藤克信は栃木県日光市の出身。俳優の伊藤淳史は千葉県船橋市の出身。

# 出羽国置賜郡岩倉村(山形県西置賜郡飯豊町)の旧家に伊藤家があり、戦国時代は最上家の家臣。

# 秋田県の伊藤家: 鹿角郡十和田(秋田県鹿角市)の旧家。【出典

・ 陸奥国鹿角郡毛馬内(秋田県鹿角市十和田毛馬内)の旧家。伊藤為憲は鹿角から初めて江戸に出て儒学者となり、鹿角の伝承などをまとめた「鹿角縁起」を著した。甥の泉沢履斎は伊勢国亀山藩の藩儒をつとめ、その子の修斎、孫の貞享は鹿角で教育家として活躍した。【出典

# 山形県の伊藤家: 出羽国置賜郡岩倉村(山形県飯豊町)の旧家。戦国時代には最上家の家臣で、伊藤豊後は1600年の慶長出羽合戦の際に、家来18人をつれて最上家の陣に出陣したが、八沼(山形県朝日町)で、主従共々討ち死にした。豊後の子の日向が100石を与えられ、岩倉に住んで、会津境口留番所を預かる一方、中津川郷の里漆の改め役、白川の支配などに任じされた。また、飯豊山麓の風穴(氷室)からとった氷を毎年の6月1日に藩邸に差し出す献上役も兼務した。【出典
※ そういえば、テレ朝系のポツンと一軒家の山形県飯豊町編。山形市内のタクシーの運転手さんの、白川ダム工事で解体された家も400年前の江戸時代初期で、名字も伊藤さんだったような。関係あるのか?地域もこのあたりだよな。

# 東京都の伊藤家: 武蔵国荏原郡羽田猟師町(東京都大田区羽田)に旧家の伊藤家があり、徳川家康江戸城建築の際、多摩の山中から切り出した材木の運搬を担当した。【出典

# 東京都の伊藤家: 武蔵国豊島郡上駒込村染井(東京都豊島区駒込)の植木屋の旧家。代々、伊兵衛を称し、初代は藤堂家出入りの植木職人だった。政武は1727年に8代将軍吉宗から舶来の楓を下賜され、これにこたえて100種のカエデ、モミジを栽培して楓葉軒とも号した。【出典

# 新潟県の伊藤家: 関川村下関の庄屋

# 新潟県の伊藤家: 胎内市黒川の豪農。

# 新潟県の伊藤家: 糸魚川市の廻船問屋

# 新潟県の伊藤家: 越後国蒲原郡沢海(そうみ)(新潟県新潟市江南区)の豪農。1756年に初代の文吉が分家として独立したのが祖。その後、質屋、金融業、運送業と手広く事業を拡大し、1837年には苗字帯刀を許された。【出典

# 富山県の伊藤家: 越中国新川郡島尻村(富山県魚津市)の旧家。戦国時代に奥州から移り住んで、江戸時代には加賀藩十村役を務める。

# 富山県の伊藤家: 越中国新川郡西水橋町(富山県富山市)の旧家で北陸街道の本陣を努めた。

# 石川県の伊藤家: 輪島市(旧門前町)の旧家。加賀藩十村役を務めた。

# 石川県の伊藤家: 加賀藩士には伊藤家が多い。  

# 愛知県の伊藤家: 名古屋を代表とする豪商で、織田氏に仕えていた伊藤蘭丸祐広を祖とする。慶長16年(1611年)、太物商を開業。後に呉服商を営み、明和5年(1768年)に江戸上野の松坂屋を買収した。

・ 名古屋城下(愛知県名古屋市)の豪商。松坂屋の創業家。1573年に河内国の若江城の三好義継の征伐に従軍して戦死した織田家家臣の伊藤祐広の遺児の祐道は、縁戚関係になった美濃国久々利領主の千村良重に育てられ、後に名古屋に出て、1611年に太物商を創業した。後に呉服も扱ったが、大坂夏の陣で大坂方に荷担して討ち死にした。2代の祐基以降は代々次郎左衛門を名乗り、呉服商を営んだ。万治元年に茶屋町にうつって小売に転じて成功した。1768年に江戸の上野の松坂屋を買収した。1796年に12代のときに尾張藩の御用達となり、苗字帯刀を許された。【出典

# 愛知県の伊藤家: 名古屋の豪商。慶長19年(1614年)に移住した清洲越し町人で、松坂屋の祖となる伊藤家と区別するために、堀川沿いにあったことから「川伊藤家」と言われた。

※ 「清洲越し」: 名古屋城の築城にともなって、清洲から名古屋に移り住んだとのこと。

# 三重県の伊藤家: 伊勢国三重郡室山(三重県四日市市)の豪商。【出典

# 三重県の伊藤家: 伊勢国桑名郡桑名(三重県桑名市)の旧家。【出典

# 滋賀県の伊藤家: 商社の伊藤忠の創業家近江国犬上郡豊郷村(滋賀県豊郷町)の出、また商社の丸紅の創業家も同族。

・ 商社の伊藤忠の創業家。近江国豊郷村の伊藤忠兵衛が、幕末に織物の行商で成功し、明治時代には大阪で問屋の紅忠をおこした。のちに伊藤忠。【出典

# 兵庫県の伊藤家: 江戸時代播磨国小野藩家老に伊藤家があった。美濃国時代からの一柳家の譜代の家臣。【出典

# 兵庫県の伊藤家: 播磨国印南郡伊保村(兵庫県高砂市)の豪農。【出典

# 山口県の伊藤家: 下関の豪商。鎌倉時代の初期に京都から長門国の目代になって下向した伊藤左右衛門尉盛成を祖とする。室町時代には薬屋の「亀屋伊藤家」と、本陣を務めた「本陣伊藤家」に分かれた。

・ 長門国下関(山口県下関市)の豪商で本陣を務めた。藤原北家利仁流。嘉禎年間に伊藤左衛門尉盛成が長門国の目代となって下向したのが祖。以後、長門国の国衙の在庁官人として土着。後に赤間関に転じた。室町時代には、亀屋を号した薬種問屋の亀屋伊藤家と、本陣伊藤家に分かれた。室町時代には亀屋伊藤家は大内氏の被官であったと思われる。1687年に亀屋伊藤家は西端町に移転して亀屋薬店を開業し、大年寄格となった。本陣伊藤家は九州の諸大名が宿泊しただけではなく、オランダ商館長も江戸参府の際には宿泊した。【出典

# 山口県の伊藤家: 初代内閣総理大臣の伊藤博文の家。伊予国河野氏の支流。伊藤博文自体は林姓だが、父親が伊藤家の養子となったため、博文も伊藤姓を名乗った。【家紋:上がり藤】

# 参考姓氏: 伊東 

【東北地方の苗字おもしろこぼれ話】鈴木常夫著 本の森 より

# 東北では7位の名字で、宮城県をはじめとした沿岸地域に多いと言われる。

# 山形県では他県とは異なり「伊東」が多い。それと、直接関係は無いが、山形県には「佐藤」も多いが「佐東」の名字もみられる。

# 宮城県と岩手県の伊藤氏は、戦国時代の葛西氏の家臣に伊藤氏が多くみられたことに由来する。

# 秋田県雄和町の伊藤氏は加賀国からの落ち武者といわれる。

# 中世に、福島県の安積地方(郡山市)に、伊東氏を名乗る豪族がいた。伊達氏の家臣の大槻氏はこの伊東氏の支流。

【新編日本姓氏辞典】千葉琢穂編著 展望社 より

【伊藤】

・ 藤原氏族北家の秀郷流。秀郷第七代の佐藤公清の三男公澄(きんすみ)を祖とす。

・ 一説には、公清のの基景が、伊勢に住んで伊藤を称す。

【知って楽しい「苗字」のウンチク 丹羽基二 PHP文庫】

# 伊藤

・ 東海地方に多く見られる。

・ 「伊勢の藤原氏」に由来する。

・ 伊勢神宮に奉仕する斎藤氏も、伊勢国を本拠とする同族。

【余談】

・ 「伊藤」の「伊」は「伊勢国」の「伊」だが、それを抜きにして、「伊」という漢字にはどういう意味があるのだろうか?

・ 伊: 「尹(いん)」は神官が手に神杖(しんじょう)を持つ形を意味する。「伊」は神の導きによって人を導く人で、聖者を意味する。  

# 伊藤盛正: 大垣城の天守閣を作ったのが伊藤盛正で、美濃国の舟岡城主で豊臣秀吉の配下であったが、関ヶ原の戦いで西軍に属し、敗れて追放された。その後加賀の前田家に仕えた。【江戸の殿さま 全600家 八幡和郎 講談社】 

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