「黒木」の名字の由来 | |
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■ 黒木(くろき、くろぎ)
【2022/10/08:改編】
# 308位
# 298位【知っておきたい家紋と名字 別冊宝島】
# 代表家紋
# 藤原北家隆家流、菊池氏、島津氏、阿万氏など多流みられる。
# 地名姓で各地にみられるが、特に宮崎県に多くみられる。「黒木」とは冬になっても葉を落とさない木を意味する。
# 宮崎県:1位、鹿児島県:70位、熊本県:149位、大分県:160位、福岡県:208位、〜山形県:447位など。
# 黒木は冬になっても葉を落とさない針葉樹のこと。読み方は「くろき」と「くろぎ」の二種類。熊本の菊池氏の一族、鹿児島の島津氏の一族、日向国の古代豪族の阿万氏の一族など多くの系統がある。【出典】
# 主なルーツ地
・ 筑後国上妻郡黒木荘(福岡県八女市黒木町)をルーツとする。
・ 薩摩国高城郡黒木をルーツとする。
・ 日向国臼杵郡黒木村(宮崎県東臼杵郡美郷町北郷区)をルーツとする。
# 筑後の黒木氏は筑後国上妻郡黒木荘(福岡県八女市黒木町)をルーツとする。
# 陸奥の黒木氏は陸奥国相馬郡黒木(福島県相馬市黒木)をルーツとする。
# 薩摩の黒木氏は島津氏の庶流で薩摩国高城郡黒木をルーツとする。
# 日向の黒木氏は日向国臼杵郡黒木村(宮崎県東臼杵郡美郷町北郷区)をルーツとする。
# 福島県の黒木家
# 宮崎県の黒木家
# 福岡県の黒木家
# 黒木(くろぎ): 福岡県八女市黒木町。黒木盆地の東部、矢部川上流と笠原川の合流地点に位置する。地名の由来は、猫尾城主黒木大蔵大輔源助能の姓をとったと伝えられる。なお、柾の異名を黒木、あるいは薪を生産する場所を黒木と称するともいう。【出典】【出典】
・ 鎌倉時代から筑後国上妻郡にみられた地名。
# タレントの黒木真由美は福岡県福岡市の出身。EXILEのKEIJIこと黒木啓司は宮崎県の出身。
# ニュース記事に、2012年7月11日からの九州北部豪雨で熊本県阿蘇市阿蘇乙姫地域では4日間で800mm以上の降雨。女優の黒木瞳の実家がある福岡県八女市黒木町でも被害が、、、。というのがあり、おう、名字と出身地名が同じだ。と思ったが、黒木瞳の旧姓は江上だそうで、単なる偶然だった。というより、出身地の名前を芸名にしたのかな?
・ wikipediaによると、芸名は出身の黒木町(くろぎまち)に因んで、同郷にあたる五木寛之(八女市出身)が命名したそうだ。
# 「黒木」の地名
# 「黒木」の語源
# 国衆(国人)
【コラム】
■ 「黒木」の名字の分布
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「黒木」の名字は、全国ランキングでも300位台くらいに位置する名字ですが、その半数以上は宮崎県にみられ、宮崎県のローカル名字と言ってもいいような名字です。こういった傾向は稀少姓ではよくみられますが、300位台で全国に数万人いる名字としては非常に珍しいです。そこで、平成11年度電話帳データに基づく分布(人口比)を見てみたいと思います。
・ 宮崎県に特に多い他、九州地方に広く分布し、また東への移動にともなって、瀬戸内海沿岸から近畿地方や東海地方への分布も見られます。
・
市町村別でみると、20位までのほとんどは宮崎県内の市町村で、1位は宮崎県児湯郡都農町(約16%)の他、16位に広島県世羅郡甲山町(約2.4%)が、18位に岐阜県大野郡宮村(約2.2%)などがランクインするのが特徴的です。
・ さて、このように宮崎県の名字とも言える黒木ですが、東日本にも固まってみられるところがあります。その代表例が山形市。山形県内の黒木姓は全国の約0.7%をしめるにしかすぎませんが、そのほとんどが山形市に固まって見られます。山形市周辺で発生した名字なら、もう少し分布範囲が広がってもいいと思われますが、このかたまりとみると、過去にどこかの地方から移り住んだ一族かとも思われます。
■ 昔、斎王が伊勢に下る前に斎戒沐浴のために籠もった「野宮(ののみや)」という建物がある。野宮は黒木(皮のついた木)で造られ、黒木の鳥居があった。
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