天皇(すめらぎ) | |
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■ 上皇は太上天皇の略。出家すると法皇という。
■ 大王と大后のあいだの王子を王家の嫡流とする考えが六世紀はじめに作られたが、嫡流の王子の地位は不安定だった。穴穂部皇子(あなほべのみこ)が物部氏と結んで嫡流の王子の、竹田皇子にかわって王位につこうとした事件などもおきた。したがって、聖徳太子は七世紀の初めに、王位継承者を「大兄(おおえ)」と名付けて、その地位を高めようとした。その「大兄」のために設定された領地が「壬生部」である。また、「皇太子」という名称は天武天皇の時代にできた。【出典】
■ 天皇名と地名: 平安時代以降の天皇の追号の多くは、京都とその周辺の地名に由来する。たとえば、平安時代初頭の嵯峨天皇は、譲位ののちに洛西嵯峨にある嵯峨院に移ったため、その追号をもらった。【出典】
・ 平安時代半ばの花山天皇は、京の山科の元慶寺(がんけいじ)で出家して譲位した。そのあたりが「花山」と呼ばれたために「花山」の追号が贈られた。元慶寺は以前は花山寺といったことに因む。【出典】
・ 一条天皇は、内裏が火事で焼失したため、かれの母の藤原詮子(せんし)のもつ一乗院で一生の大半を過ごしたために、その名を贈られた。【出典】
・ 白河天皇: 藤原氏の別邸の白河院を得てそこに六勝寺を建立した。これによって白河の名を贈られた。【出典】
■ 初代: 神武(じんむ)天皇
■ 二代: 綏靖(すいぜい)天皇
■ 三代: 安寧(あんねい)天皇
■ 四代: 懿徳(いとく)天皇
■ 五代: 孝昭(こうしょう)天皇
■ 六代: 孝安(こうあん)天皇
■ 七代: 孝霊(こうれい)天皇
■ 八代: 孝元(こうげん)天皇
■ 九代: 開化(かいか)天皇
■ 十代: 崇神(すじん)天皇
■ 十一代: 垂仁(すいにん)天皇
■ 十二代: 景行(けいこう)天皇
■ 十三代: 成務(せいむ)天皇
■ 十四代: 仲哀(ちゅうあい)天皇
■ 十五代: 応神(おうじん)天皇
■ 十六代: 仁徳(にんとく)天皇
■ 十七代: 履中(りちゅう)天皇
■ 十八代: 反正(はんぜい)天皇
■ 十九代: 允恭(いんぎょう)天皇
■ 二十代: 安康(あんこう)天皇
■ 二十一代: 雄略(ゆうりゃく)天皇
■ 二十二代: 清寧(せいねい)天皇
■ 二十三代: 顕宗(けんそう)天皇
■ 二十四代: 仁賢(にんけん)天皇
■ 二十五代: 武烈(ぶれつ)天皇
■ 二十六代: 継体(けいたい)天皇
■ 二十七代: 安閑(あんかん)天皇
■ 二十八代: 宣化(せんか)天皇
■ 二十九代: 欽明(きんめい)天皇
■ 三十代: 敏達(びだつ)天皇
■ 三十一代: 用明(ようめい)天皇
■ 三十二代: 崇峻(すしゅん)天皇
■ 三十三代: 推古(すいこ)天皇
■ 三十四代: 舒明(じょめい)天皇
■ 三十五代: 皇極(こうぎょく)天皇
■ 三十六代: 孝徳(こうとく)天皇
■ 三十七代: 斉明(さいめい)天皇
■ 三十八代: 天智(てんじ)天皇
■ 三十九代: 弘文(こうぶん)天皇
■ 四十代: 天武(てんむ)天皇
■ 四十一代: 持統(じとう)天皇
■ 四十二代: 文武(もんむ)天皇
■ 四十三代: 元明(げんめい)天皇
■ 四十四代: 元正(げんしょう)天皇
■ 四十五代: 聖武(しょうむ)天皇
■ 四十六代: 孝謙(こうけん)天皇
■ 四十七代: 淳仁(じゅんにん)天皇
■ 四十八代: 称徳(しょうとく)天皇
■ 四十九代: 光仁(こうにん)天皇
■ 五十代: 桓武(かんむ)天皇
■ 五十一代: 平城(へいぜい)天皇
■ 五十二代: 嵯峨(さが)天皇
■ 五十三代: 淳和(じゅんな)天皇
■ 五十四代: 仁明(にんみょう)天皇
■ 五十五代: 文徳(もんとく)天皇
■ 五十六代: 清和(せいわ)天皇
■ 五十七代: 陽成(ようぜい)天皇
■ 五十八代: 光孝(こうこう)天皇
■ 五十九代: 宇多(うだ)天皇
■ 六十代: 醍醐(だいご)天皇
■ 六十一代: 朱雀(すざく)天皇
■ 六十二代: 村上(むらかみ)天皇
■ 六十三代: 冷泉(れいぜい)天皇
■ 六十四代: 円融(えんゆう)天皇
■ 六十五代: 花山(かざん)天皇
■ 六十六代: 一条(いちじょう)天皇
■ 六十七代: 三条(さんじょう)天皇
■ 六十八代: 後一条(ごいちじょう)天皇
■ 六十九代: 後朱雀(ごすざく)天皇
■ 七十代: 後冷泉(ごれいぜい)天皇
■ 七十一代: 後三条(ごさんじょう)天皇
■ 七十二代: 白河(しらかわ)天皇
■ 七十三代: 堀河(ほりかわ)天皇
■ 七十四代: 鳥羽(とば)天皇
■ 七十五代: 崇徳(すとく)天皇
■ 七十六代: 近衛(このえ)天皇
■ 七十七代: 後白河(ごしらかわ)天皇
■ 七十八代: 二条(にじょう)天皇
■ 七十九代: 六条(ろくじょう)天皇
■ 八十代: 高倉(たかくら)天皇
■ 八十一代: 安徳(あんとく)天皇
■ 八十二代: 後鳥羽(ごとば)天皇
■ 八十三代: 土御門(つちみかど)天皇
■ 八十四代: 順徳(じゅんとく)天皇
■ 八十五代: 仲恭(ちゅうきょう)天皇
■ 八十六代: 後堀河(ごほりかわ)天皇
■ 八十七代: 四条(しじょう)天皇
■ 八十八代: 後嵯峨(ごさが)天皇
■ 八十九代: 後深草(ごふかくさ)天皇
■ 九十代: 亀山(かめやま)天皇
■ 九十一代: 後宇多(ごうだ)天皇
■ 九十二代: 伏見(ふしみ)天皇
■ 九十三代: 後伏見(ごふしみ)天皇
■ 九十四代: 後二条(ごにじょう)天皇
■ 九十五代: 花園(はなぞの)天皇
■ 九十六代: 後醍醐(ごだいご)天皇
■ 北朝初代: 光厳(こうごん)天皇
■ 九十七代: 後村上(ごむらかみ)天皇
■ 北朝二代: 光明(こうみょう)天皇
■ 北朝三代: 崇光(すこう)天皇
■ 北朝四代: 後光厳(ごこうごん)天皇
■ 九十八代: 長慶(ちょうけい)天皇
■ 北朝五代: 後円融(ごえんゆう)天皇
■ 九十九代: 後亀山(ごかめやま)天皇
■ 百代(北朝六代): 後小松(ごこまつ)天皇
■ 百一代: 称光(しょうこう)天皇
■ 百二代: 後花園(ごはなぞの)天皇
■ 百三代: 後土御門(ごつちみかど)天皇
■ 百四代: 後柏原(ごかしわばら)天皇
■ 百五代: 後奈良(ごなら)天皇
■ 百六代: 正親町(おおぎまち)天皇
■ 百七代: 後陽成(ごようぜい)天皇
■ 百八代: 後水尾(ごみずのお)天皇
■ 百九代: 明正(めいしょう)天皇
■ 百十代: 後光明(ごこうみょう)天皇
■ 百十一代: 後西(ごさい)天皇
■ 百十二代: 霊元(れいげん)天皇
■ 百十三代: 東山(ひがしやま)天皇
■ 百十四代: 中御門(なかみかど)天皇
■ 百十五代: 桜町(さくらまち)天皇
■ 百十六代: 桃園(ももぞの)天皇
■ 百十七代: 後桜町(ごさくらまち)天皇
■ 百十八代: 後桃園(ごももぞの)天皇
■ 百十九代: 光格(こうかく)天皇
■ 百二十代: 仁孝(にんこう)天皇
■ 百二十一代: 孝明(こうめい)天皇
■ 百二十二代: 明治(めいじ)天皇
■ 百二十三代: 大正(たいしょう)天皇
■ 百二十四代: 昭和(しょうわ)天皇
■ 百二十五代: 平成(へいせい)天皇・平成上皇
■ 百二十六代: 今上天皇(徳仁・なるひと)
【参考: 令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み 八幡和郎 ワニブックス】
【参考: 日本人なら知っておきたい 天皇家の謎 「歴史読本」編集部 KADOKAWA