「竜胆」の家紋 | |
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# 竜胆紋(りんどうもん): 美しい花を咲かせる山野草。衣装の文様として使用されることが多かったが、源氏にゆかりのある花であることから武家での使用が目立つ。【出典】
# 竜胆紋(りんどうもん): 平安時代から村上源氏の一門の久我(こが)家、中院(なかのいん)家などでは成人男性の指貫(さしぬき・袴の一種)に、竜胆襷(たすき)紋様を使用した。これらの家ではのちに竜胆紋が家紋になっていることから、衣服の紋様から発生した家紋であることがわかる。江戸時代には石川家、木曽家、有馬家など40家以上に見られる。【出典】
・ 笹竜胆は薬草で、村上源氏が愛用し源氏の正紋とされた。
・ 源氏の代表家紋、清和源氏頼光流、北畠家。阿部野神社(大阪府)。岩倉具視。
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笹竜胆紋(ささりんどうもん): 笹に似た五枚の葉の上に三つの花を描いた紋様。鎌倉幕府の将軍家である源氏の家紋と想定された基本的な紋形。公家の久世家、岩倉家、六条家などにも見られる。【出典】 |
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陰の笹竜胆紋 |
中陰笹竜胆紋(ちゅうかげささりんどうもん): 「笹竜胆」の葉を、やや太い輪郭で描いた紋様。【出典】 | |
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割り笹竜胆紋(わりささりんどうもん): 笹竜胆を縦に割り、割り面を外に向けて抱くように合わせ、丸く描いた紋様。【出典】 |
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三つ割り笹竜胆紋(みつわりささりんどうもん): 笹竜胆を縦に割り、割り面を外に向けて三つ集め、前後を追うように丸く描いた紋様。【出典】 |
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三つ笹竜胆紋(みつささりんどうもん): 笹竜胆を尻で合わせて三つ寄せた紋様。【出典】 |
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頭合わせ三つ笹竜胆紋(かしらあわせみつささりんどうもん): 笹竜胆を縦に割り、割り面を外に向けて三つ集め、前後を追うように丸く描いた紋様。【出典】 |
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三枚笹竜胆紋 |
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石持ち地抜き笹竜胆紋(こくもちじぬきささりんどうもん): 地と反対色の円を描き、色を抜くように笹竜胆を描いた紋様。【出典】 ※石持ち地抜きの意味 |
丸に笹竜胆紋 | |
久我竜胆紋 | |
その他の竜胆紋 | |
・ 石川竜胆紋: 河内国石川郡発祥の石川家【「家紋と家系」事典 名前からわかる自分の歴史 丹羽基二 講談社】
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丸に笹竜胆紋(まるにささりんどうもん): 笹竜胆を丸で囲った紋様。【出典】 |
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石川竜胆紋(いしかわりんどうもん): 伊勢国の伊勢亀山藩の石川家の家紋。やや太く描いた五枚の葉の上に、三つの花をつけた竜胆を丸で囲った紋様。【出典】 |
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糸輪に豆笹竜胆紋 |
# 久我家
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久我竜胆紋 |
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二つ葉竜胆紋(ふたつはりんどうもん): 上下の二つの竜胆の花をつけ、左右にまっすぐ一枚ずつ葉を出した紋様。【出典】 |
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三つ葉竜胆紋(みつばりんどうもん): 竜胆の花と葉を交互に三つずつ配し、車状に描いた紋様。【出典】 |
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三つ割り三つ葉竜胆紋(みつわりみつばりんどうもん): 割った竜胆を三つ、割り面を外に向けて、頭を寄せて丸く描いた紋様。【出典】 |
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慈光寺竜胆紋(じこうじりんどうもん): 公家の慈光寺家の家紋。五枚の葉の上に、三裂した花を三つつけた竜胆紋。【出典】 |
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杏葉竜胆紋(ぎょうようりんどうもん): 竜胆の花を中央に据え、左右から葉を上に伸ばして杏葉紋に似せた紋様。【出典】 |
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七宝竜胆紋(しっぽうりんどうもん): 「星付き七宝」の星の部分を竜胆の花に置き換え、蕾を四つあつめて「花菱」に似せた紋様。【出典】 |
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違い竜胆紋: 違い笹竜胆紋(ちがいささりんどうもん): 二つの「笹竜胆」の下に蔓を長く伸ばして交差させた紋様。【出典】 |
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稲垣立ち竜胆紋 |
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陰三つ葉竜胆紋 |
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蟹竜胆紋(かにりんどうもん): 竜胆の花を胴外に見立て、葉で足を表現し、蟹に見立てて描いた紋様。【出典】 |
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亀山竜胆紋 |
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三つ葉折れ竜胆紋: 三つ折れ葉竜胆紋(みつおれはりんどうもん): 竜胆の花と折った葉を交互に三つずつ集めて車状に描いた紋様。【出典】 |
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三つ葉六つ花竜胆紋 |
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枝竜胆紋(えだりんどうもん): 二つの花をつけた一本の竜胆の株を、左上がりに斜めに描いた紋様。【出典】 |
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松竹梅竜胆紋 |
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植松竜胆紋 |
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栖鳳竜胆紋(せいほうりんどうもん): 五枚の葉の上に、三つの蕾をつけた紋様。日本画家の、竹内栖鳳に関係した家紋か。【出典】
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太菱に植松竜胆紋 |
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池田三つ竜胆紋(いけだみつりんどうもん): 備前国の岡山藩の池田家の替紋。「笹竜胆」を尻で合わせて三つ寄せ、二本づつのせ蔓で結びつけた紋様。【出典】 |
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入れ違い変わり竜胆紋 |
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浮線竜胆紋(ふせんりんどうもん): 竜胆の花を中央に据え、左右から葉を上に伸ばして「浮線蝶」に見立てて描いた紋様。【出典】 ※浮線の意味 |
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抱き竜胆紋(だきりんどうもん): 一花二葉の竜胆を、左右から抱くように合わせた紋様。【出典】 ※抱きの意味 |
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埋み竜胆紋(うずみりんどうもん): 五枚の葉の上に、埋もれるように花を描き、五本の茎を立たせた紋様。【出典】 |
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利休竜胆紋(りきゅうりんどうもん): 中心に竜胆の花と左右から蔓に交差させ、千利休が好んだような大胆なデザインで描いた紋様。【出典】 |
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六つ花竜胆紋 |
■ その他の竜胆紋
# 桑原竜胆紋(くわばらりんどうもん): 華道家の桑原家の家紋。二つの竜胆の花を並べ、下に三枚の葉を斜めに流すように描き、周囲を細い輪で囲った紋様。【出典】