ザ・漢字
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★ 「名字の由来」を勉強すると「地名」にいきつき、「地名」を勉強すると「歴史や古代語」に行き着く。そして「古代語」を勉強すると「漢字」に行き着く。ということで、このページでは漢字の勉強をして見たいと思います。

■ 常用漢字 ・ 人名漢字


■ 漢字を発明したのはだれか?
・ 中国の伝説によると、古代中国の蒼頡(そうけつ)が、ぼんやり野原を眺めている時に、鳥や動物の足跡を見つけた。その足跡から、動物を判別出来たことから、他の物なども形で表せないかと考えて漢字を発明した。
・ ただ、実際には紀元前1300年あたりの甲骨文字が始まりと言われる。

■ 漢字の伝来
・ 古事記によれば、日本に漢字が伝来したのは、285年に百済の王仁(わに)が論語を携えて渡来し、倭王に献上したのが始まりと言われる。しかし、志賀島への金印の伝来したのは紀元前(起源一世紀?)で、その時点で日本国内でも漢字が認識されたと解釈できる。
・ 奈良時代になって、ようやく一般的に漢字が使われるようになったが、地位の高い人限定。
・ 平安時代に漢字からひらがなとカタカナを生み出した。ひらがなは漢字全体を崩して作られたが、カタカナは漢字の一部を簡略化して作られた。

■ 漢字の種類
※ 「六書(りくしょ)」とは漢字の成り立ちを六つに分類したもの。

(1) 象形文字: 物の形をもとに、文字化した。

(2) 指事(しじ)文字: 抽象的な物事を表した文字。「上」「下」。

(3) 会意(かいい)文字: 異なる意味のある文字を複数会わせる。人が木陰で休む様かは「休」。「峠」など。

(4) 形声(けいせい)文字: 音と意味をあわせた漢字。漢字の大半はこれ。
・ 江は「シ(さんずい)」と「こう」が合わさった。「工」は緩く曲がったと言う意味。

(5) 仮借(かしゃく)文字: いわゆる「当て字」。西は「目の粗い籠をあらわした象形文字。別に西の方角を表す文字が存在し、その音が西に似ていたことから、西を採用した。その後籠の意味は失われ、方角の意味だけが残った。

(6) 転注(てんちゅう)文字: 部首が同じであれば、意味を共有することができる文字。「孝」と「老」。現在はほとんどないとされる。

※ 当て字: 外来語に多い。瓦斯、倶楽部など。
・ 藪医者 藪は野巫(やぶ)のことで、医術と呪術を使って稚拙な医療を行う田舎医者。やぶを掻き分けた田舎。


■ 漢字の雑学

【亜】(ア/つぐ)象形文字(人名漢字)
・ 古代人の住居や墓を上から見た形を表している。
・ 一般には「〜に次ぐ」という意味。【例】亜熱帯・亜流

【愛】(アイ/いつくしむ・いとしい)会意文字(人名漢字)
・ 心を残して立ち去る人の姿。

【兄】
・ 「兄」の上の「口」は「さい(祭)」を意味し、「ひとあし」と合わせて、「祈りを捧げる人」を意味する。家に残って、先祖を祀り神に仕える人が「兄」。【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【鮎】(あゆ)

【伊】
・ 「尹(いん)」は神官が手に神杖(しんじょう)を持つ形を意味する。「伊」は神の導きによって人を導く人で、聖者を意味する。【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【衣】(イ・エ・イン/ころも・きる・まつり)象形文字

【宇】(う): 「軒」や「屋根」を意味し、建物の「〜軒」を意味する。【全訳古語辞典・東京書籍】

【梅】
・ 「うめ」の字には「楳」の字も使われた。
・ 音記号の「毎(まい)」は、髪を飾った女性の姿。「梅(うめ)」は中国原産で奈良時代以前に日本に伝わったといわれる。日本では万葉集の時代から梅の香りと美しさがサクラより好まれたとも言う。
・ 元々は「ばい」なのだろうが、日本に伝わってどうして「うめ」の訓読みができたのだろう?
【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【懐】(エ・カイ/ふところ・なつかしい・おもう)形声文字
・ 「懐」は人が死んだときに涙を流して悲しむ姿を表す。
・ 「?」は心の痛みを表す。

【依】(エ・イ/よる)(人名漢字)
・ 衣を人により添えて霊を移す儀礼を表している。
・ 古代中国では、「衣」に人の霊が乗り移ると考えられていた。

【絵】(エ・カイ)形声文字(人名漢字)
・ 五色色の糸で織った模様織りの織物を表している。

【衛】(えい)
・ 真ん中の「口」は「口(くち)」ではなく、街を取り囲む城壁の形を意味する。「口」の上と下は「足跡」をあらわす(右向きと、左向き)。左右の「行」は移動すること。それらを総じて「城を守る」ことを意味する。それも「持ち場を離れないで」というニュアンスがある。自衛、守衛。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【栄】(エイ/さかえる)形声文字(人名漢字)

【遠】(エン・オン/とおい・おち)形声文字

【捐】(えん)
・ 義援金: 「義」は「正義」の「義」。「援」は「援助」の「援」。昔は「義捐金」と書くのが普通だった。「援」が使われたのは、第二次世界大戦後の国語改革で、難しい漢字はあまり使わないようにしようと定められた結果。
・ 捐: 音読みでは「えん」、訓読みでは「すてる」。「貴重なものを惜しげもなく使う」という意味。

【桜】(オウ/さくら)形声文字(人名漢字)
・ 貝の首飾りを巻いた女性を表している。

【音】(オン・イン/おと・ね・たより)会意文字(人名漢字)
・ 言葉にならない声を奏でるを表している。

【化】(か)
・ 別の状態に変わること。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【果】(カ/はたす・はてる)形声文字(人名漢字)

【佳】(カ/よい)形声文字(人名漢字)

【加】(カ/くわえる)会意文字(人名漢字)
・ 農具を祓い清めて作物の生産増加を祈願することを表している。

【可】(カ/よし・ゆるす・べし)会意文字

【嘉】(カ/よい・よし)形声文字

【介】(カイ/たすける)(人名漢字)

【喝】(かつ): 「曷」は音記号の「かつ」。「曷」は死者の骨に対して激しく祈ること。

【叶】(かなう)

【還】(かん)
・ 訓読み: かえる。
・ 還には「ぐるっとまわって戻ってくる」という意味がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【姫】(キ/ひめ)会意文字
・ ふくよかな乳房の女性をあらわす。

【鬼】(キ・おに)
# 鬼の付く主な地名
・ 秋田県角館市鬼壁(おにかべ)
・ 福島県岩代町鬼瓦(おにかわら)
・ 宮城県鳴子町鬼首(おにこうべ)
・ 佐賀県北方町鬼黒山(おにぐろさん)
・ 島根県津和野町鬼瘤山(おにこぶやま)
# 鬼のつく名字
・ 鬼頭: 紀氏(木氏)+藤氏(藤原氏)=木藤。から紀藤→鬼頭となった。
・ 百目鬼(どうめき): 渓谷の水流音に由来する。
・ 五鬼勝(ごきしょう): 神にささげる食器に由来する。
・ 九鬼(くかみ): 綾部藩主の子孫。

【基=墓】
参考資料である「漢字の民族史」の著者の「丹羽基二」さんは、本の中でこう述べている。
「基二=墓二だったのかぁ。基は墓のカモフラージュ。」
色々と逸話があるようで、興味のある人は本を読んでください。

【絆】(きずな)
・ 漢字は馬などを繋いでおく綱を表す。意味としては「自由に動けなくする」。
・ 現在では、人と人を結びつけるという意味で使われることが多い。「親子の絆」など。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【客】(キャク・カク/まろうど)会意・形声文字

【久】(キュウ・ク/ひさしい)会意文字

【金】(きん): 昔は青銅のことを「金」といった。「鏡」も昔は青銅で作られていたから「鏡」と「金へん」がつく。

【凶】(ク・キョウ/わるい)会意文字
・ 「凶」の「メ」は魔除けのおまじない。
・ 「凵」は胸の形をしており「メ」は死んだ人の胸に朱色などでメ形の文様を描いて死体に悪い霊が乗り移らないようにおまじないをすることを表す。

【橋】(キョウ/はし)
・ 結界へかけられた橋、つまり神橋をいう。
・ 御橋、三橋高橋
・ 「橋」は、 「木」「夭」「高」の合字。夭: 頭をまげて、身をくねらせて舞う意味。女の霊力。巫女(ふじょ)。
・ 橋は古代は、「神を招く標識」を表した。

【空】(くう)
・ 「空」は「きのした」と読む。「かきくけこ」の「きのした」は「く(くう)」。
・ 「空」という名字の祖は「豊臣秀吉」と言われているが詳細は不明。
・ 空=穴+工: 穴を工具で掘ることで、今で言う「空」とは全く関係なし。

【唇】(くちびる): 音記号の「辰(しん)」はハマグリが足を出して動く形を表し、動くものを意味する。たしかに、「音」を出すときには唇をふるわせるよなぁ。「振」「震」「娠」もみな震える。

【化】(ケ・カ/ばける)会意文字

【鯨】(げい): これは「オスの鯨」をあらわし、メスの鯨は「鯢(げい)」という。

【呟】(ケン、つぶやく): 玄は、もともとは「くろい」という意味。つぶやくとは、「自分にしか聞こえない程度の声で言葉を発すること。でも聞いてほしい。」【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【験】(けん)

【憲】(ケン/のり)形声文字
・ 「憲」の字には「手本」や「きまり」「役人」といった意味があり、漢字の成り立ちは刑罰をあらわしている。
・ 目の上に、刻画のような入れ墨を加えた形を表す。

【健】
・ 「建」は、筆をもって設計図をつくり、建物をつくること。
・ 「健」は、人が立って健やかにすごすこと。「健」には、天から与えられた、強いものという意味があった。
【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【彦】(ゲン/ひこ)会意文字
・ 古代中国では男子が成人したときに額に入れ墨をいれて元服を祝った。「彦」という字はその儀式を終えたものを形取った。

【口】(コウ/くち): 神への祈りの言葉、祝詞をいれる器を表す。人間の口の形を表す。

【行】(コウ・ギョウ/いく・ゆく)象形文字
・ 人々が行き交う十字路を表す。

【降】(コウ/おりる・ふる)形声文字
・ 神がはしごを使っておりることを表す。
・ 「こざと偏」は「はしご」を表す。
・ 右側は、はしごに対して下向きの両足跡を表す。

【幸】(コウ/さち)会意文字
・ 「幸」という字は「罪人につけられた手かせの形」に由来する。
・ 一度、手かせをはめられ罪人になったが、そこから逃れられて幸せという意味が込められている。

【高】(コウ/たかい)会意文字
・ 「高」という字は、凱旋門に眠る死者達に祈りを捧げ、魂を鎮めることを表す。

【咬】(こう): 音記号の「交」は、「足を組み合わせて立つ人の姿。「咬」は上顎と下顎を噛み合わせてものを噛むこと。しかも、もとは「黄鳥」という鳥の「交交」と鳴く声であるといい、「咬咬」というのも鳥の鳴き声。噛むという意味になったのは後のこと。

【告】(コク・コウ/つげる・いのる)会意文字
・ 木の枝を祈りの器に挿し、それに祈りの文を添えて神に告白する事を表す。

【佐】
・ 「左(さ)」が元字。「左」は左手に呪具を持ち、神の助けを求めることを表す。「イ」を加えた「佐」が、その「助け」を意味する。【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【斎】(サイ)
・ 斎とは、神に仕える時、ものいみ、すなわち身を清めることを意味する。

【妻】(サイ/つま)会意文字
・ 女が三本の髪飾りを手にした姿をあらわす。

【罪】(ザイ/つみ)会意文字
・ 入れ墨を彫る針の形など、刑罰を意味する。

【崎】(さき)
・ 神奈川県の「三崎」は元々は「御崎」といった。
・ 神聖なものとして、御をつけた地名は多い。千葉県御宿など。

【参】(サン/まいる)象形文字
・ 神の御前にひざまずく簪(かんざし)きらめく美しい女性をあらわす。

【字】(ジ/やしなう・あざな・もじ)会意文字・形声文字

【宍】(しし): 「肉」と「宍」は同じ漢字で、宍は中国の六朝時代に、肉の字を書きやすく変型させたもの。
・ 猪(いのしし): 「猪の肉(いのしし)」。猪を「いのしし」と読むか「いの」と読むか?

【社】(しゃ、やしろ)
・ 社は、土地の神様を祭っている場所を示す漢字。神社。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【雀】(じゃく): 少 + 隹 「隹」は鳥という意味か。つまり、「小さい鳥」か。

【習】(シュウ/ならう・ならわし)会意文字

【住】
・ 「主(しゅ)」はロウソクの火がじっと動かない様を表す。じっと動かない「木」が「柱」で、人が一カ所に動かないのは「住」、車が動かないと「駐」。【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【拾 ・ 十】
・ 「手」を「合わせる」と「5+5=10」
・ 「十」は「つなし」とも読み名字にもあるらしい。「一、二、、、、八、九」までは「ひとつ、ふたつ、、、、やっつ、ここのつ」と読むが、「十」には「つ」がつかない。

【宿】(しゅく)

【生】(ショウ・セイ/うぶ・なま)会意文字: 草木のみずみずしさに人間の生き様を見る意味。

【省】(しょう)
3つの意味
 /兇衒屬辰討茲みる。反省、自省。
◆‐覆。省略、省力化。
 役所を表す。財務省。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【政】(ショウ・セイ/まつりごと)形声文字

【笑】(ショウ/わらう・えむ)会意文字
・ 天高く両手を突き上げ、一生懸命身をくねらせて踊る女神の姿を表す。
・ アメノウズメノミコが天岩戸の前で踊る姿に八百万の神が笑ったことに由来する。

【杖】(ジョウ/つえ)形声文字

【食】(しょく): 「食」は甲骨文字で、「器に盛ったごちそうの上に、蓋をかぶせた形」を表す。自分で食べる料理の器に蓋をすることはまれで、「だれかに食べさせる」ためのものか?つまり、「食」には「食べさせる」という意識が潜んでいる。「餞別」の「餞」も「旅立つ人にごちそうする」という意味。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【身】(シン/み)形成文字
・ 子供を身ごもった妊婦の姿を表す。

【寝】(シン/ねる)形成文字

【尋】(ジン/たずねる・ひろ)会意文字

【彗】(すい)

【数】(スウ/かず)会意文字
・ 処刑をうける女性の姿をあらわす。

【政】(せい)

【省】(セイ・ショウ/かえりみる・はぶく)会意文字
・ 呪力を増すために眉飾りをつけて、真実を見抜く目で諸国を巡察し、取り締まることを「省」という。

【晴】(せい): 「晴」は真っ青な天気のことだが、昼の晴れた日を「晴」という。夜は「?(夕+生)・せい」という。

【赤】(セキ/あか)会意文字

【舌】(ぜつ): 「口から舌がでる形」だが、そもそも、その舌は人間の舌では無く「蛇の舌」といわれる。

【租】(そ)
・ 租税の「租」と「税」は同じ意味。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【掃】(ソウ/はく・はらう)形声文字

【息】(そく)
・ 「息」には、「子供を生み、育てる」という意味がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【尊】(ソン/たか・みこと・たっとい・とうとい)会意文字

【存】(ソン・ゾン/ながらえる・ある・たもう)会意文字
・ 人間の生存は神の元に許されるものであることを表す。
・ 「才」の中に「子」が横たわっている。

【丹】(たん)
# 丹は、富と長寿を保つ妙薬で秦の始皇帝が徐福を日本に派遣して探させた。
# 日本の薬の名前には丹がつくのが多い。仁丹、万金丹。
# 丹仁は睾丸のこと
# 丹のつく地名(丹生・にう): 山形県尾花沢市丹生など。
# 丹生(にう)は壬生(みぶ)と同じ語源。
# 宮城県名取郡は昔は丹取(にとり)郡と読んだ。
# 壬生は、貴人の保育係。
# 丹羽も丹生で、古代の丹取り。
# 丹生: 三重県多気郡勢和村(旧丹生村)をルーツとする。
# 丹野、なども一族の名字。
# 丹波は田庭で伊勢皇太神宮の神田。
# 丹後は丹波の後国。
※ 「丹波」と「丹後」の名字は、薬の「丹」由来ではなく地名由来。

【茶】(ちゃ): 普通は「チャ」と読むが、茶道の「サ」と読むのは、鎌倉時代頃に伝わった中国語の発音が変化した、比較的新しい読み方。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【黜】(ちゅつ)
・ 地位を下げる、仕事をやめるという意味。
・ 黜免(ちゅつめん): ポストを取り上げて辞めさせる。
・ 黜罰(ちゅつばつ): 仕事を辞めさせて罰する。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【展】(テン/のびる】形声文字

【田】(でん)

【投】(トウ/なげる)会意文字
・ 「投」の作りは「枝状の槍を投げる姿」を表す。上は「鳥の短い羽」を表す。

【童】(ドウ/わらべ・しもべ)形声文字

【丼】: 中国では「セイ」と読み、井戸のことを言う。「井」の中に「・」があるのは、水があり「ドブン」と音がすることらしい。「ドブン」→「ドンブリ」?(笑)【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】

【菜】(な): 「菜」とは、野菜に限らず、広く「副食全般」を意味する。「一汁三菜」などが代表的。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【椥】(なぎ)
・ 京都の地名で国字。神社の参道の目印として植えられた梛(なぎ)。

【辺(邊)】(なべ、へり、へん、ほとり)

【若】(ニャク・ジャク/わかい・もしくは、なんじ)象形文字

【乳】(ニュウ/ちち)会意文字
・ 可愛らしい子供に母親がお乳を与えている光景をあらわす。

【韭】: 「韮(にら)」の部首は「草かんむり」ではなく、「韭(にら)」。「韭」を部首とする漢字は「韭」と「韮」しかないそうだ。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【歯】(は): 音記号の「止(し)」と「口の中の歯をあらわす形」が合体した。

【林】(はやし)

【原】(ハラ)
・ 原ははらっぱとは限らない。「張る」に由来する。
・ 「原」を「ハル」と読むのは「朝鮮系の呼称」。現在でも朝鮮語で「原」を「バル」と読む。

【番】(ばん): 木枯らしは1号だが、なぜに春一番か?番は「ある役割を次々と交代して担当する」という意味。号は「大声を出す」という意味。転じて「呼び方」を指すようになった。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

【ひげ】
※ 「ひげ」と言えば、一般には「髭」が思い浮かぶが、ある場所によって漢字が違うとは知らなかったなぁ。
・ 髭: 口ひげのこと
・ 髯: 頬ひげのこと
・ 鬚: 顎ひげのこと
・ 鬢: 頬ひげに繋がる耳の前の毛のこと

【人】
・ 「人」は二足歩行を表す。
・ 介・企: 「人」という字が上に寄った、「ひとやね」。
・ 兄・元: 「人」という字が下に寄った、「ひとあし」。
【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【浮】(フ・フウ/うく・ただよう)形声文字: 水に漂い浮かぶ人間の死体を表している。

【夫】(フ/おっと)象形文字
・ 「大」の字に「一」を加えたもので、「一」は簪をあらわす。
・ 古代の男性は成人すると長い髪を結った。そのときの簪。

【風】(フウ/かぜ・ならわし)形成文字

【文】(ブン・モン/あや・もよう・かざり・ふみ)象形文字
・ もともとは胸に描いた「×字」の入れ墨の模様を表している。古代にはこれを「文身(ぶんしん)」と言った。

【平成】(へいせい)
・ 平成の年号を決めるに当たって、人名、地名、会社名などに使われていないことをたしかめたらしいが、岐阜県武儀(むぎ)町に平成(へなり)という地名がある。
・ 平成(へなり)=辺在(へにあり)で、村はずれにある墓地の事。野辺送りは今も使う。死者の遺体を野や谷に葬る。

【保】
・ 人が幼児を背中におんぶして、片手を幼児の背中に回している形を表している。【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【母】(ボ/はは)象形文字
・ 「女」の真ん中に「乳首をふたつ」つけたのが母。

【放】(ホウ/はなつ)形声文字
・ 

【松】(まつ)

【御巫】(みかなぎ)
・ 御巫は「みかなぎ」とよむ。倭国では、巫の一族が広まって、巫部(かんなぎべ)となり、部民となった。

【名】(ミョウ・メイ/な)会意文字

【無】(む)
・ 無は舞から転化したもの。
・ 禅宗では、無を悟りの一つの門とする。

【免】(メン/まぬがれる)会意文字
・ 股を広げている女性が出産に臨む姿をあらわす。
・ これに女辺をつけると、「分娩」の「娩」になる。

【桃】
・ 「兆」とは、占いのために作った亀の甲羅のひび割れの形をあらわす。
・ 「桃」は鬼を祓う力のあるものとされ、邪気を祓うために使われた。
・ だから鬼退治は「桃太郎」なのかぁ。
・ 【ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家 関裕二著 PHP研究所】によると、「鬼」を倒すことができるのは少年(童子)でならなければならない。だから、「桃太郎」とか「金太郎」とかなんだねぇ。「日本武尊」も「少年」を表しているのだろうか?
【成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク】

【門】(もん)
・ 門構えの漢字は約40個ある。
・ 古代の宮城護衛の武官の長官を「門」、その家臣を「門部」といった。
【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】

【憂】(ユウ/うれい)会意文字
・ 夫の死を悲しみ喪に服する未亡人の姿をあらわす。

【要】(ヨウ/いる・かなめ)象形文字
・ ほっそりくびれた腰回りをあらわす。

【里】(り): この漢字は。上の「田」と下の「土」に分解されるが、「土」はいわゆる「つち」ではなく、「社(やしろ)」の右側をとった略字体らしい。つまり、「田をおこし、集落の中心に社を祀ったのが「里」。

【令】(レイ・リョウ)会意文字
・ ひざまづいて神の神意を伺う姿を表す。
・ 令の上半分は神官の烏帽子をかたどっているという説もある。

【齢】(れい): 「令」は音記号。動物や人間の幼児は、歯の状態をみるとおおよその年齢がわかる。

【恋】(れん・こい)

【熊、熱、焦、黒、蒸】
・ 下の部首は列火といって、火の燃える形をいみする。熊は「能」+「火」の会意文字。肥えて、脂ののったクマのにくがよく燃えることを意味する。【火山で読み解く古事記の謎 蒲池明弘  文春新書】


■ 逢う: 「程なく別れる」という意味の背景がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 漢字の因数分解
# 「恋」は下心、「愛」は心を受け入れるか、なるほど。漢字の因数分解は面白いな。
# 「粋」な生活をすると、「厄」がない。これは「米(88)」+「卆(90」があるが、間の「厄・やく(89)」が無いということですね。

■ 人は毎朝生まれ変わる
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」を読んでいたら、「人は毎朝生まれ変わる」ということが書いてあった。
その訳は?
「朝」という漢字を分解すると「十月十日」となる。「十月十日」は「出産」、つまり「人の誕生」を意味する。従って、人は毎朝生まれかわるということのようだ。
※ 漢字の因数分解、こういうの好きなんだよなぁ。

■ 人生とは
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」によると、「人生の36%は泣いて暮らし、人生の64%は笑って過ごす。つまり、人生は楽しいことの方が多い。」のだそうだ。
その心は?
・ 泣く: シクシク = 36
・ 笑う:  ハハ・ハハ = 64
しかし、足すと100になるとはなんたる偶然なのか、それとも必然なのか?

■ 大字(だいじ)
・ 金額の改変を防ぐために使う、普通よりも複雑な漢字。「一 → 壱」「二 → 弐」。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 「時」とは
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」によると、時という漢字を分解すると「日」+「十」+「一」+「寸」となる。つまり、一日のうちには、「十(プラス)」の時も「一(マイナス)」の時も「一寸だけ」あるのだそうだ。また、解釈を変えると、「十(プラス)」の時が「一寸だけ」あるとも言える。

■ へい〜。
・ 板塀の「へい」ですが。
・ 中国の「へい」は「土偏」が無い「屏」。「塀」は国字だそうだ。意味は「土で作った土地のしきり、外からみえないようにするしきり」【誰も知らない語源の話 増井金典 ベスト新書】
※ 「へい」そうなのか、と、驚いてみる。ということは、昔は「へい」は土でできていたっていうことなんでしょうねぇ。土塁か?秀吉の作った「御土居」もにたようなものか?

■ 猥褻(わいせつ)
・ 猥褻の褻の部首は「衣」で、上下に分かれており、「わりごろも」と呼ぶ。「褻」はもともと、肌着や下着を意味し、そこから転じて、「性的で下品な」という意味でも使われるようになった。つまり、「素肌に直接触れるよりも、下着に手を伸ばす方がよっぽどスケベ」という意味。 人間だけが感じる文明的なエロス。その点、「猥」は「けものへん」ですから、動物の本能に基づく野性的なエロスを意味する。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】 


【参考資料】 
・ 漢字の世界 イースト・プレス
・ 漢字の民族史 丹羽基二著 大修館書店
・ 成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 伊東信夫著 スリーエーネットワーク

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