「鮎」の漢字
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■ 鮎(あゆ)

・ 「鮎(あゆ)」は「日本書紀」にでてくる、次のような話をもとに日本で作られた。

・ 仲哀天皇の后だった神功皇后は、夫の死後に朝鮮半島へ軍を進めるため九州にやってきた。そして、ある川で、「もし、この戦いに勝てるなら、魚よかかれ!」と念じて、釣り針を投げ入れた。そうすると「アユ」が釣れた。日本書紀では「細鱗魚」「年魚」と書いた。しかし、神功皇后が勝敗を占ったということから「鮎」と書かれるようになった。

・ 「鮎」は日本で作られた漢字というが、「国字」ではないそうだ。それは紀元後一世紀ころに中国で作られた辞書に掲載されていたからで、「なまず」の意味だったそうだ。

【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】 

# 「鮎」という漢字は中国では「ナマズ」のこと。ナマズはネバネバするから「粘」の「旁(つくり)」をとって「鮎」と書いた。しかし、日本では「縄張りを占める魚」として「アユ」にあてた。【こうして新地名は誕生した! 楠原佑介 ベスト新書】

【参考資料】

・ 「あゆ」の語源

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