【佐伯】はもてるのか? | |
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■ 150523: 【佐伯】はもてるのか?
昨年の秋に、gooランキング「結婚したらこんな名前になりたい『かっこいい苗字』ランキング」っていうのがありまして、結果は以下の通り。
・ 1位から、「結城」「橘」「如月」「一条」「一之瀬」「佐伯」「西園寺」「桜庭」「二階堂」「五十嵐」「白鳥」「早乙女」「伊集院」「道明寺」「綾小路」。
ちなみにランキングではないですが、結婚したくない名字の筆頭にあげられていたのは「山田」でした。「山田」は庶民性の王様と言われるんだけど、若い女性には「ださい」って思われるんだろうかねぇ。
まぁ、なんとなくわからなくも無いがねぇ。いわゆる「地形姓」は、どうしてもダサイというイメージがありますからねぇ。
今日はこのなかから「佐伯」を取り上げてみようかな。なぜなら、山形の地元テレビ局に丁度「佐伯」さんがいたから(笑)。ちなみにこの佐伯さんはたしか千葉県の出身。
まず、「佐伯」ってなんて読む?この名字は愛媛県と富山県に多くみられ、全国的には「さえき」読みだが、もし「さいき」って読むなら、あんたは愛媛県人!
では「佐伯」姓のワンポイントを。
# 佐伯(さえき)氏
・ 古代有数の軍事的伴造氏族。
・ 姓(かばね)は「連」
・ 景行天皇40年(110年)に日本武尊が東征の帰りに、捕虜とした蝦夷を伊勢神宮に献じた。その後、朝廷に献じられたが人民を脅かしたために畿外に追放となった。これが、播磨、讃岐、伊予、安芸、阿波の佐伯部の祖と日本書紀には書いてある。
・ 古代豪族の姓で、もともとは「さへき」。大和国(奈良県)をルーツとし、大伴氏の一族。
・ 佐伯とは、朝廷に逆らって抵抗するものをいう。「景行記」によると、蝦夷を播磨国など五ヵ国に配したのを佐伯部の始まりとしている。
・ 西日本に移住した蝦夷からなる部門である佐伯部(さえきべ)を率いて宮廷の警備などにあたった。その職種柄、外敵からの攻撃を「遮る」者という意味で「さえぎる→さえき」となったとする説もある。
・ 佐伯とは古語で騒ぐことを意味する。
・ 佐伯: 古代豪族の佐伯氏の子孫や、佐伯氏の領地に住んでいたものが名乗った。「さえき」とは、「さえぎる」を意味し、佐伯氏は朝廷で警護、つまり「さえぎる」職務を司っていた。【出典】
・ 富山県の佐伯家: 立山町の芦峅寺の社家に佐伯氏がおり、富山県内の佐伯家はこの一族と言われる。
・ 富山県の佐伯家: 越中国新川郡斉木村(富山県魚津市)の旧家。加賀藩の鷹御用や十村役を務めた。
・ 佐伯(さえき): 富山県魚津市佐伯。地名は当地を開拓した佐伯氏に由来。佐伯氏は越中国の国司の佐伯有若左衛門の末裔といわれ、もと布施保に居住していたが、松倉城落城の際所領を失ったため、佐々成政が当地を与えたといわれる。享保元年、地名と姓氏名の混乱を避けるため斉木の字に改めたといわれ、明治36年以降佐伯と記す。【出典】