「鞠挟・鞠」の家紋 | |
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■ 鞠挟紋(まりばさみもん)・鞠紋(まりもん)
# 鞠挟紋(まりばさみもん)・鞠紋(まりもん): 蹴鞠で使用する鞠は、鹿の皮を縫い合わせて中空に作るため、非常に形が崩れやすく、鞠挟はその形が崩れないように固定しておくための道具。蹴鞠は中国から伝来した遊戯で、前漢時代に司馬遷によって編纂された「史記」の「蘇秦列伝」に登場し、また同様に漢代の石棺などに蹴鞠の様子が描かれている。貴族の遊戯としてのイメージが濃いが、漢代の文書によると、軍事における優秀な兵を見いだすためにも行われていたことがわかる。日本で初めて確認されたのは鎌倉時代初期の「古今著聞集」に「文武天皇の大宝元年に始まった」とある。「寛政譜」によると、三河国の深溝藩・備中国庭瀬藩の板倉家。幕臣では深溝松平家、池田家、大河内松平家、壺井家、雨宮家、杉浦家、奥山家、近藤家、佐野家、松村家、若林家、西尾家、田丸家、佐田家、久永家が載った。ほかに、青柳家、赤堀家、浅井家、東家、我孫子家、荒木家、安養寺家、石川家、伊集院家、稲村家、印南野家、宇津江家、垣見家、木野家、小仁井家、是松家、佐々木家、品川家、上等家、須賀家、隅家、田上家、土田家、露木家、富永家、中西家、中院家、中村家、西垣家、西村家、二宮家、野手家、早川家、平木家、平崎家、福原家、古川家、宮永家、木本家などで使用された。比較的西日本に多く見られるが、多くは外枠として使用されるため、中に入るそれぞれの紋の分布に影響をうけ正確には把握できない。【出典】
# 鞠紋: 毬は蹴鞠で知られるように、平安時代、貴族の間で流行した遊具。当時は、鹿の皮を薄くなめしたものを使用した。【出典】
# 鞠挟み紋: 毬を使用しない時に挟んでおく用具が、形の面白さから家紋になった。西尾家、佐田家、板倉家、壺井家などに見られる。【出典】
# 輪鼓に手鞠紋(りゅうごにてまりもん): 江戸時代の幕臣の内藤家の家紋。輪鼓を横にして、その上に正円を載せ、輪郭のみで描いた紋様。【出典】
鞠挟み紋(まりはさみもん): 中心に円を描き、外には六方向に円弧を描いて六つの突起を作った紋様。実物の鞠挟みは左右に割れ、鞠を挟んで吊して使用する。【出典】 | |
丸に鞠挟み紋(まるにまりはさみもん): 「鞠挟み」を丸で囲った紋様。【出典】 | |
三つ盛り鞠挟み紋(みつもりまりはさみもん): 三つの鞠挟みを、山のように積み上げて描いた紋様。【出典】 ※三つ盛りの意味 | |
革手鞠紋: 皮手鞠紋(かわてまりもん): 革手鞠紋とも書く。表面を革で作った中空の鞠を描いた紋様。【出典】 | |
野球鞠紋 | |
違い鞠挟み紋(ちがいまりはさみもん): 二枚の鞠挟みを絡み合わせるようにして、横に並べて描いた紋様。【出典】 | |