「月」の家紋 | |
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# 月紋(つきもん): 長らく太陰暦を使用していた日本は、月と親しむ国だった。万葉集などでも、その美しさを讃える例は多く、文様化は進んだ。家紋としては満月や三日月のほか、半月や星。【出典】
・ 枡型に月紋(中山家・松岡藩)、朧月紋(大田原家・大田原藩)。【出典】
# 月星紋(つきほしもん): 欠けた月の中に、小さな星を丸く描いた紋。桓武平氏の平良文の庶流の千葉氏の代表家紋。千葉常胤は源頼朝の挙兵に際して、一族を率いて参加し、下総国、上総国ほか多くの所領を得た。千葉氏は星神信仰の一つである妙見を守護神とした。妙見とは、北極星を神格化したものである。北極星は、地球の自転に左右されることのない、不動の星として崇められた。月星紋はこの信仰を示す。千葉氏の月星紋の伝承は、妙見信仰に加えて、平将門伝説や羽衣説話の三者が一体になっている。妙見社を氏神とする千葉氏の月星紋には、延命長寿、息災招福の願いが込められている。千葉県を中心に、関東地方に多く見られる。千葉家、相馬家、東家、遠藤家、宮城家、村岡家、中村家、和田家などに見られる。【出典】
■ 岩城連子(れんじ)に月紋: 岩城家
岩城連子(れんじ)に月紋 |
三日月紋 | |
陰月紋 | |
半月紋(はんげつもん): 左上部の欠けた三日月を描いた紋様。【出典】 |
■ 日月紋(じつげつもん): 日月紋(じつげつもん)は、太陽と月を対にして組み合わせた紋。皇室の本来の御紋。
# 日月紋(じつげつもん): 天皇家は日月紋、菊紋、桐紋の三つの家紋を持っている。日月紋は古くから即位の大典などで使用された。いわゆる「錦の御旗」には金銀で彩った日月紋をつけたという。十六葉八重菊は明治政府が菊紋の権威を高めようと、皇族意外の使用を禁じた。現在では天皇家の紋章として使用されている。五七桐紋も後鳥羽上皇が使用した紋章として定着、主に武功を立てた武将に下賜された。【出典】
■ その他の月紋
# 夕顔に月紋(ゆうがおにつきもん): 和泉国伯太藩の渡辺家の替紋。右に割った夕顔の葉、左に三日月を円形に配し、中に二本の蔓を伸ばした紋様。【出典】
月輪紋 | |
繋ぎ月紋(つなぎつきもん): 先端をつないで、影の部分を正円に描いた三日月の紋様。【出典】 | |
真向き月紋 | |
大関朧月紋(おおぜきおぼろづきもん): 下野国の黒羽藩の大関家の家紋。左右に輪鼓紋を並べ、その間に月を、色を抜くように描いた紋様。【出典】 | |
八つ星に月紋 | |
黒田枡形に月紋: 枡形に月紋(ますがたにつきもん): 上総国の久留里藩の黒田家の家紋。正方形の枠の中に満月を描いた紋様。【出典】 | |
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