歌枕と地名
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■ 歌枕(うたまくら): 古くは和歌において使われた言葉や詠まれた題材、またはそれらを集めて記した書籍のことを意味したが、現在はもっぱらそれらの中の、和歌の題材とされた日本の名所旧跡のことをさしていう。【Wikipediaより】


■ 明石(あかし): 兵庫県明石市。ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に 島がくれゆく 船をしぞ思ふ(古今和歌集・よみ人しらず)

■ 伊勢(いせ): 旧伊勢国(三重県)。伊勢の海 阿漕が浦に 打つ網も 度重なれば 人の知るらむ(源平盛衰記)

■ 宇治(うじ): 京都府宇治市。宇治川を 船渡せをと 呼ばへども 聞えずあらし 楫の音もせず(万葉集

■ 善知鳥(うとう): 青森県青森市。陸奥の 外の浜なる 呼子鳥 鳴くなる声は うたふやすかた(藤原定家

■ 香具山(かぐやま): 奈良県。春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (新古今和歌集・持統天皇

■ 鎌倉(かまくら): 神奈川県鎌倉市。鎌倉の 見越の崎の 石崩の 君が悔ゆべき 心は持たじ (万葉集・東歌)

■ 信楽(しがらき): 滋賀県甲賀市信楽町。昨日かも あられふりしか 信楽の 外山(とやま)の霞 春めきにけり(詞花和歌集・藤原惟成)

■ 志摩(しま): 旧志摩国(三重県)。御食つ国 志摩の海人ならし 真熊野の 小舟に乗りて 沖へ漕ぐをみゆ(万葉集大伴家持

■ 白河(しらかわ): 福島県白河市。都をば 霞と共に 立ちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関(後拾遺和歌集・能因法師)

■ 須磨(すま): 兵庫県神戸市須磨区。淡路島 かよふ千鳥の なく声に 幾夜寝ざめぬ 須磨の関守 (金葉和歌集・源兼昌)

■ 住吉、住之江、墨江: 大阪府大阪市住吉区。大阪府大阪市住之江区。大阪府大阪市住吉区墨江。すみよしの 岸の姫松 人ならば 幾世か経しと とはましものを(古今和歌集・よみ人しらず)

■ 立山(たちやま、たてやま): 富山県中新川郡立山町芦峅寺。立山に 降り置ける雪を 常夏に 見れども飽かず 神ながらとそ(万葉集大伴家持)・立山に 降り置ける雪の 常夏に 消ずてわたるは 神ながらとぞ(万葉集・大伴池主)

■ 難波(なんば、なにわ): 大阪府大阪市中央区難波。侘ぬれば いまはたおなじ 難波なる 身をつくしても あはむとぞ思ふ(後撰和歌集・元良親王)

■ ほりかねの井: (代表地名)東京都杉並区高井戸。いかでかは 思ふ心は 堀かねの 井よりも猶ぞ 深さまされる(伊勢集・伊勢)


【参考資料】  

# Wikipediaより

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