■　前島（まえじま）

＃　静岡県内では、岡部町で１位。【出典】

＃　駿河の前島氏は、清和源氏の今川範国の曽孫の氏国を祖とし、駿河国志太郡前島村（静岡県藤枝市）から起こり、今川氏の後継争いの時に、花倉（良真）方に通じたとして甲斐国に逃れた。永禄年間の初期に、今川義元の家臣の前島蔵人、武田氏に属した前島市右衛門尉の名が見えるが一族か？藤原氏流の前島勘右衛門政恒は駿河御領地代官、その子の政伴、政明父子は甲斐国・駿河国の代官となったが、子孫は１７８９年に断絶した。駿河国富士郡天間（富士市）の前島氏は、治承年間に駿河目代であった橘遠茂の後裔で、その子孫の橘次為茂が鎌倉将軍から富士郡の田所職となり、その子孫が前島氏を称した。江戸時代初期に、源氏の末裔を称する前島忠兵衛は、城東郡に来住して高橋村（小笠町）を開発し、その地を忠兵衛新田と名づけた。【出典】　

＃　駿河国志太郡前島をルーツとし、清和源氏の今川氏族。甲斐国より起こり、武田家・徳川家に仕えた系は藤原氏の出だが、他に源姓の旗本がある。明治時代の郵便事業の創始者の前島密は越後国の高田藩士から幕臣の前島家に養子となったもの。代表家紋は「沢瀉紋」「茗荷紋」「擬宝珠貝」。【出典】【家紋のデータ】  

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