「蔦」の家紋の解説
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■ 「蔦」の家紋の解説: 「蔦」の家紋図  

# 「ツタ」は木や岩、家屋に着生して生長する。その独特の風情と秋の紅葉の】美しさは、尚美的な意義で文様化されたと考えられる。家紋としては公家での使用は認められないが、武家では広く使用された。室町時代の家紋集の「見聞諸家紋(けんもんしょかもん)」には、椎名氏が「蔦」、高安氏が「竹笹輪に蔦」、富田氏が「蔓蔦」として掲載されている。江戸時代には、葵紋を使用していた大給松平家が、徳川氏にはばかって蔦紋に替えたという。他には、陸奥国の棚倉藩の松井(松平)家、伊勢国の津藩藤堂家、出羽国の本庄藩六郷家などで使用され、また幕臣では160以上の家で使用された。北陸地方に多く見られる。【出典

# 蔦紋(つたもん): 蔦紋は武士で広く使用され、十大家紋の一つに数えられる。これは、その基本形である。鎌倉時代から越中国の椎名氏が使用したことから、周辺にも蔦紋が広がった。松平氏松井氏藤堂氏などで広く使用された。また、蔦には建物や植物などに着生して繁茂するイメージから、江戸時代以降は女紋として広く使用された。【出典

# 蔦紋【出典
・ 蔦の文様は平安時代から絵巻物や調度品に多く描かれてきた。紅葉する色彩が美しく、特に能や狂言などの舞台衣装によく見られる。家紋には蔦の花や蔓よりも、蔦の葉を図案化したものが多い。使用している家が多く、十大家紋の一つ。石川県、新潟県、富山県などの北陸地方に多く見られる。
・ 丸に蔦紋、鬼蔦紋、割り蔦紋、結び蔦紋、蔦の花紋。

# 蔦紋: 「ツタ」は成長・繁殖力が旺盛なため、子孫繁栄を願って紋としては人気が高い。代表的な使用家は藤堂家松平家江戸時代には約160家で使用された。【出典


# 「蔦」紋: 
・ 蔦は、ものを伝わって鳥のように天までのぼる草で、子孫繁栄で縁起が良い。
・ 徳川吉宗替紋(かえもん)は「蔦紋」。

# 蔦: 優美な形から女紋として利用された。

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