「片喰」の家紋の解説 | |
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■ 「片喰」の家紋の解説: 「片喰」の家紋図
# 「片喰紋」の分布
# 片喰紋(かたばみもん): 「カタバミ」は、夜には葉を閉じて、葉が食いちぎられたように半分に見えることから、「片喰」や「傍食」と名付けられた。また、噛むと酸っぱいことから、「酢漿草」とも書かれる。古くは鏡を磨くために用いられ、「鏡草」とも呼ばれた。踏まれても力強く生きる生命力から、家紋として用いられた。雑草でありながら、公家の家紋になり、最も歴史のある家紋の一つとなった。【出典】
# カタバミ科の多年草。繁殖力が強いことから子孫繁栄につながるとされ、古くから公家や武家の家紋として多く使用された。葉の枚数の違いや、花や実を模したものなど様々なデザインがある。江戸時代には以外は以外は葵紋の使用が禁じられた際に、片喰紋に変更する幕臣が増えて約160家で使用された。【出典】
・ 丸に片喰紋、姫路剣片喰紋、実片喰紋、二つ割り片喰菱紋、変わり姫路片喰紋。
# 片喰紋: クローバーに似た多年生草本。優雅な形が好まれ、平安時代や鎌倉時代に紋様になり、新田義貞の軍中に見られることから南北朝時代より家紋として使用されたようだ。長宗我部家や酒井家などの武家の他、公家でも使用された。日本各地で使用され、植物紋の中では桐についで多く見られる。【出典】
# 片喰(かたばみ)紋: 【知って楽しい「苗字」のウンチク 丹羽基二 PHP文庫】
・ 片喰とは、雑草の一種だが、葉の形がハート形で、「愛と力を表す」として、仏教では重んじられた。
・ 新田氏、肥田氏、中沢氏、平尾氏、長宗我部氏、松平氏、酒井氏などで使われ、特に女紋として使われた。
# 片喰紋: 「カタバミ」は三つ葉の雑草。繁殖力が強く子孫繁栄を願った。
# 片喰紋
・ 長宗我部家の家紋。
・ 長宗我部家の祖は秦河勝(はたのかわかつ)とされ、その子孫の秦能俊(はたのよしとし)が土佐国に下向し、ある日、朝廷の呼び出しにより参内したところ、杯を賜り、その杯に片喰が浮かんでいたので家紋にした。
・ 雅楽助家の酒井家: 剣片喰
・ 森川家、鳴瀬家: 丸に片喰紋
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【家紋の図柄】