「丁子」の家紋の解説 | |
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■ 「丁子」の家紋の解説: 「丁子」の家紋図
# 丁子はフトモモ科の植物。丁子紋はその果実を図案化したもの。三条西氏(公家)(八つ丁子車紋)、鷹司松平家(六つ丁子紋)。【日本人なら知っておきたい 家紋と名家のいわれ 大野敏明 実業之日本社】
# チョウジは一般に「クローブ」という名で知られている。古来、医薬品や香辛料として珍重され、中国では縁起のいい雑宝文様のモチーフとなり、日本には室町時代に宝尽くし文様の一つとしても伝わった。また、鎌倉時代には丁字唐草文様が五摂家の男子元服後の束帯の袍(ほう)に使用され、そこに家紋としての萌芽があったと考えられる。公家では三条西家が「八つ丁字紋」、分家の押小路家が「六つ丁字紋」を使用していた。江戸時代の武家では、上野国の吉井藩の松平家が「六つ丁字紋」、越前国の大野藩の土井家が「右一つ丁字巴紋」を替紋として使用した。九州地方に多く見られる。【出典】
# 丁字紋【出典】
・ 丁字は香辛料に使用されるクローブのこと。五〜六世紀には日本にも輸入され、香料などに珍重された。一本に三枚の葉を持ち「丸に違い丁字」が一般的。公家の三条西家が使用する「八つ丁字」が有名である。
・ 丸に一つ丁字紋、丸に違い丁字紋、八つ丁字紋、三つ盛り違い丁字紋、子持ち抱き丁字紋、組み合和瀬二つ丁字紋。
# 丁字紋: 使用している家は多く、藤原公季流の押小路家や清和源氏流の形原松平家や長沢松平家などに見られる。平氏流では、中村家、坂本家。菅原氏流では来栖家などに見られる。丁字は南洋産植物であり、そのオタマジャクシのようなつぼみを象った。香料や薬としての歴史は古く、その霊力にあやかろうと家紋になった。【出典】
# 坂本家
【家紋の図柄】