「扇」の家紋の解説
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■ 「扇」の家紋の解説: 「扇」の家紋図

# 扇は八世紀に日本で考案され、その末広がりの形から、瑞祥的な意義を持って紋章化された。竹や木の軸に紙を貼った扇、檜の薄板を重ねた檜扇、扇の骨組みを描いた扇骨、扇骨に貼り付ける地紙(じがみ)が、それぞれ家紋になっている。源頼朝からこの紋を下賜された佐竹氏が使用し、扇紋も扇骨紋も佐竹一族に多く使用される。また、屋島の戦いで平家方の扇を見事に射落とした那須与一の逸話から、那須一族の間でも広く用いられている。熊本県を中心に九州南部、四国の順に多く使用されている。【出典

# 扇紋【出典
・ 扇や扇子も武家には好まれた紋の一つ。広げた状態や、畳んだ状態や、地紙に月の丸や文字を描いたものなど、変化に富む文様である。現在は、九州や四国、京阪神地方に多く見られる。
・ 五本骨扇紋、佐竹扇紋、三つ反り扇紋、違い扇紋、丸に並び扇紋、浅野扇紋、五本束ね扇紋、扇落とし紋、檜扇紋、五つ捻じ扇紋。

# 軍配団扇紋(ぐんばいうちわもん): 相撲の行司が手にする軍配団扇は、武将の必需品だった。軍配を持つ武田信玄の画像が有名。軍配には太陽の光を受け止め、自分の力に変えるという意味がある。また、軍配で軍配置、進退の日、方向などを占い、軍を統率した。軍配団扇は、中国から伝来したもの。軍神の摩利支天の持ち物でもある。奥平家久下家児玉家中島家小幡家吉野家三雲家近藤家などに見られる。【出典

# 団扇紋: 私たちが普段使用する団扇の他に、飾りのついた唐団扇や天狗で知られる羽団扇などの種類がある。合戦に使用された軍配団扇の紋の歴史は古く、源平の合戦のときにはすでに使用された。【出典

# 扇紋: 佐竹氏が使用したのが始まりとされ、末広がりで発展の意味があり、縁起が良く紋章化された。開いた姿とたたまれたものの二種類がある。【出典

家紋の図柄

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