「柏」の家紋の解説
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■ 「柏」の家紋の解説: 「柏」の家紋図

# 「かし」の語源

# 「カシワ」は「炊(かし)ぐ葉」の意味とされ、古代から食器として、また神への神饌(しんせん)を盛る器として使用された。古くに「カシワ」と呼ばれたものには常緑樹も含まれたが、やがてブナ科の落葉樹を指すようになった。カシワの木には「葉守りの神」が宿るとして神聖化され、柏紋は吉田神社の宮司の卜部(吉田)氏や熱田大宮司の千秋氏や宗像神社大宮司の宗像氏などの神職の家で使用された。また、鎌倉幕府の奥州総奉行の葛西氏や、土佐藩の山内家長岡藩牧野家、豊後岡藩の中川家などが使用した。また、東北地方に多く見られる。【出典

# 柏は葉が大きいブナ科の落葉樹。梶の場合と同じく、柏の葉は古代から神前に供える食器として使用された。そのため、神聖化され、神道の家である卜部一族が多く使用した。やがて、武家の家紋としても使用され、江戸時代には土佐藩主の山内家をはじめ130もの大名や旗本で家紋として使用された。【出典
・ 丸に一つ柏紋、土佐柏紋、丸に違い柏紋、三つ柏紋、中川抱き柏紋。

# 柏紋: 古いところでは、藤原光貞の陣中の楯に描かれ、また熱田神宮の大宮司がこの紋を使用していた。江戸時代になると、多くの大名家が使用し、旗本家では130余家に及ぶ。柏は神木なので、神からの恵みを期待して使用された。【出典


# 柏紋: 柏の木には神霊が宿るとし、神木とされた。

# 柏は新芽が育ってから古い葉が落ちるので子孫繁栄の象徴。端午の節句の柏餅。

# 柏紋
・ 柏の葉は、武を意味することから、武家では尊ばれた。
・ 牧野家: 丸に三つ柏
・ 加納家: 丸に違い柏
・ 中川家: 中川柏
・ 山内家: 丸に土佐柏紋
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