「火箱」の名字の由来
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■ 火箱(ひばこ)

【2018/03/09:新載】

# 福岡県豊前市を中心とした福岡県と大分県の県境付近にわずかに見られる。

# 火箱とは行火(あんか)のこと。


# 東日本大震災当時の陸上自衛隊の幕僚長を務めていた火箱芳文氏。これで初めて見つけた名字。

【参考】陸上自衛隊トップ、辞任覚悟の出動命令【日系ビジネス】
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150302/278140/022300001/?P=1

火箱。う〜ん、初見だし珍しい。まず、基本だが「名字の由来」の約8割は「地名由来」ということで、地名を追ってみる。

青森県東津軽郡外ヶ浜町蟹田中師火箱沢

まずは、青森県にヒットしたが、名字が見られる福岡県から離れすぎ。

次は角川辞典を全文検索だ。下記のような地名がヒットしたが、名字の分布とは重ならない。山口県、佐賀県、長崎県の地名からの移動か?それとも、職業などの他の由来か?

# 火箱沢(ひばこさわ): 青森県東津軽郡外ヶ浜町蟹田中師火箱

# 火箱岩洞穴遺跡(ひばこいわどうけついせき): 山形県東置賜郡高畠町時沢

# 御月山(おつきやま): 烏帽子森の通称名。二戸郡安代(あしろ)町と岩手郡西根町・松尾村にまたがる山。標高954m。南側の火箱山を含めて荒木田山とも呼ぶ。地形的には八幡平から北東に走る七時雨山・西岳などとともに八幡平火山列に含まれる。【出典

# 土居口番所(どいぐちばんしょ): 江戸時代に長崎県にあった番所。当番所の背後の高地にはかつて愛津城が造られ、付近に竹火・火箱などの地名があり、狼煙場をさしていたものと思われる。【出典

# 有帆(ありほ): 山口県山陽小野田市有帆
・ 船木〜小野田間の刈屋道は、明治23年車馬道に拡張整備されて仮設県道となる。翌24年に高千帆村は、東端有帆鏡ケ窪と西端後潟渡場間の車馬道を新設、火箱〜石井手間の有帆川架橋(現第1高千帆橋)を定めた。明治26年には笠井順八らが有帆石炭売捌会社を設立、同36年には田辺作一が中村で長門起業炭鉱を始めた。同鉱は蒸気ポンプを使用して出炭量をあげ、船積場の火箱までは馬車やトロッコで運んだ。【出典

# 田島村(たじまむら): 石川県金沢市
・ 金沢城修築のため文禄2年より戸室山からの石材切出しが行われ、当村は戸室石と呼ばれた石材の主産地であった。また製紙も同郡二俣村とともに著名で、杉原紙・奉書紙・薄墨紙などを漉いた。奉書紙を藩に納める役を勤める御用務人が置かれていた。鎮守は菅原道真を祀る菅原神社で、同社の遷座に由来する火箱(あんか)祭が春季祭として行われる。【出典

# 田中村: 旧佐賀県北波多村
・ 慶長7年唐津初代藩主寺沢志摩守は唐津城を築くに当たり慶長13年まで7か年間この田中島村城を仮居館とした。その間当地は城下町のにぎわいを呈し、居館跡を城野(しろの)と呼び、村内に正(しよう)町・床(とこ)町・火箱(ひばこ)町・大門口(おおもんぐち)・御局(おつぼね)・玉ケ橋(たまがはし)などの町名を今に残している。【出典】   

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