■　頴娃（えい）

【2023/05/23：改編】

＃　鹿児島県の名字。薩摩国頴娃郡（鹿児島県指宿郡）をルーツとし、平氏の出。頴娃郡の土豪で、開聞宮下司職と頴娃郡の郡司職を兼ねた。南北朝時代には南朝に属し、島津氏と争って、１３９４年に滅亡した。【出典】　

＃　肝付氏の庶流。平姓の頴娃氏の滅亡後、肝付兼元の二男の兼政が島津久豊の養子になって頴娃・山川・指宿を領し、頴娃氏を称したのが祖。頴娃城（鹿児島県南九州市）に拠って山川を支配し、戦国時代には琉球やポルトガルと交易した。しかし、天正１６年（１５８８年）に久音のときに島津義弘に所領を没収され、薩摩国日置郡郡山西俣（鹿児島市西俣）に転じた。江戸時代には薩摩藩士。【出典】　

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