名字の数と読み
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■ 150216: 名字の数と読み

名字の数は漢字表記(旧字体を含めて一つ)で約10万、それぞれの読みをカウントすれば約30万と言われる。日本語は複雑怪奇で、「佐藤」などは「さとう」読みしか無いが、「中島」は「なかしま」や「なかじま」読みがある。これなどはかわいいもので、いくつもの読み方があるものも結構多い。その中で、今日は「茂木」という名字を見てみましょう。

この名字は下野国芳賀郡茂木(もてぎ・栃木県芳賀郡茂木町)をルーツとし関東地方北部を代表とする名字の一つと言われます。代表的な出自としては、藤原北家宇都宮氏の流れをくむ八田(はった)氏の出と言われ、茂木氏は後に佐竹氏に仕えて秋田藩士となったため、秋田県を中心として東北地方にも広がった。

さて、本題であるが、この「茂木」には「もき、もぎ、もてぎ、しげき」の4種類の読みがある。全国的には「もぎ」読みが多いが、秋田県や関東北部では「もてぎ」と読むそうだ。電話帳検索で確認すると、「もぎ:約368件」「もてぎ:約288件」「もき:約13件」「しげき:約12件」となっている。

次に「茂木」姓の有名人であるが、「キッコーマン」の創業家が銚子市の茂木家であり、 「アハ体験」で有名な茂木(もぎ)健一郎は東京都の出身。プロゴルファーの茂木(もぎ)宏美は群馬県みどり市の出身。第二次安倍内閣の茂木(もてぎ)敏充(経済産業大臣)は栃木県足利市の出身である。

その他にも地域によって読みが異なる名字は多く、山形県関係では「秋保」という名字が宮城県と山形県では読みが異なる。

「茂木」を代表する、経済産業大臣の茂木さん。バリバリの地元姓だが、国会議員の名字をみると、地元の臭いがプンプンする名字が多い。よく、議員さんには落下傘候補という言葉があるが、それに対して「地元姓」をにおわせて、「地元性」をアピールすることも選挙民の心情に訴えて面白いかもしれない。元防衛大臣の小野寺さんなんかはうってつけかな(笑)

■ 名字の数

・ 昭和40年代にお名前博士と呼ばれた佐久間英氏が、実際に8万の名字を収集し、最終的には10〜11万と推計している。

・ 昭和63年に日本ユニパックがはじき出した数は約13万。ただ、読み方の違いなどを補正すると、約15万ではないかと言われている。

・ 森岡浩さんのサイトをみると「私は日本人の名字の総数は、十数万と考えています」とのことです。「決定版 新潟県の名字 森岡浩著 新潟新報事業社」にもそうあった。

・ 「日本家系図学会」会長、「地名を守る会」代表であった丹羽基二さんが平成8年に出した「日本苗字大辞典」によると、29万1531の名字が掲載。

・ 「あっと驚く 苗字の不思議 あなたの意外なルーツを探る(丹羽基二)」によると名字の数は約27万。

・ 武光誠さんの本では約29万。

※ 概して10万から30万と言われる名字の数だが、これは区分の仕方によって異なる。たとえば「漢字表記」で数えると約10万で、「読み」で区分すると約30万と理解すればいいでしょう。「上村」を例にすれば、漢字表記では「1つ」、「かみむら」「うえむら」と数えれば2つということです。

・ 江戸時代末期の名字の数は約1万と言われるが、明治時代になって「苗字必称令」がでて、日本国民全員が名字を持つようになってから約10万に増えたという。【名字の謎学 博学こだわり倶楽部編 KAWADE夢文庫】

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