「茶の実」の家紋の解説 | |
【参考資料・文献】 | 【利用上の注意】 |
名字の由来のTop | 地名の由来のTop |
名字と地名のMenu | 家紋のはなし |
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
■ 「茶の実」の家紋の解説: 「茶の実」の家紋図
# 茶の実紋(ちゃのみもん): 藤原氏良文流の堀江家。藤原北家秀郷流の松村家、赤堀家、室田家、鵜飼家、太田家、米野家。平氏の津田家、三田家、相馬家。菅原氏流の土田家。清和源氏の新田氏流の村上家。伴氏。【出典】
# 茶の実はツバキ科の常緑樹のチャノキの実を文様化したもの。留学僧が中国から喫茶の文化を持ち帰り、室町時代から安土桃山時代にかけて茶道が盛んになり、チャノキも広く栽培されるようになった。茶の実紋がいつごろ誕生したかは不明。茶の実紋の形は橘紋に酷似しており、橘紋から転化し、やがて武家の嗜みの一つである茶道にも関連したという。使用している家には橘氏族が多く、本家と同じように橘紋を使用することをはばかって茶の実紋に変えたという。また、名字に「茶」の字を含む家や、千(せん)姓の家でも使用される。【出典】
# 茶の実紋【出典】
・ 茶の実紋は橘紋によく似ているが、茶の実紋では橘紋にある実の後ろに描かれる三枚の葉を描かない。武家社会で茶道が流行するようになり、家紋とする家が現れたという。江戸時代以前の史料には見られないが、使用例は少なくない。京都府、兵庫県、宮城県、関東地方に多く見られる。
・ 一つ茶の実紋、三つ葉埋(うず)み茶の実紋、亀甲三つ茶の実紋、花三つ茶の実紋、糸菱に覗き茶の実紋。
# 茶の実紋: 橘紋に似た紋で、橘紋から転化したものと思われる。後に三つの葉がないことなどで区別され、村田家や山田家、相馬家、赤堀家、松村家などに見られる。長寿の効用にあやかった。【出典】
# 相馬家、村上家、太田家、宮下家、塚本家、堀江家、村山家、岡崎家、竹村家、津田家、内田家、藤井家、西村家、西原家、松木家、兵藤家、赤木家、進藤家、田淵家、宮地家、川瀬家、麻田家、泉家、宇野家、土居家、小畑家、三田家、三村家、秋葉家、鵜飼家、内海家、金山家、関谷家、土田家、日比野家などに見られる。
【家紋の図柄】