「文字」の家紋の解説
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■ 「文字」の家紋の解説: 「文字」の家紋図 

# 文字紋【出典
・ 文字を紋章化したもの。使用される文字が多いことにくわえ、書体や文字数の違いもあり、バリエーションは最も豊富な家紋と言われる。
・ 一文字紋、一番文字紋、丸に十の字紋、丸に大の字紋、丸に本の字紋、細輪に利の字紋、丸に上の字紋、丸に小の字紋、丸に南の字紋、丸に林文字紋、岩の字丸紋、三つ大の字紋、五の字紋、尻合わせ吉の字亀甲紋、児文字紋、大一大万大吉紋、百の字紋、丸に無の字紋、巴の字桐紋、丸に山の字紋、変わり剣山の丸紋、葵の字紋、丸の字(旭の字)紋、大の字桔梗紋、木の字紋。

# 文字紋(もじもん): 文字紋は、文字を紋章化したもので、家々で独自に設定されて使用されることが多く、バラエティに富む。大別すると、曲線を使用せずに描く角字の紋形と、筆記体で描く紋形がある。角字は漢字を直線のみで描いて正方形のシルエットに作られた文字で、中でも装飾的に造形され体系化されたものを角文字という。文字紋で一番多く見られるのは名字の頭文字を紋章化したもので、これは自家を直接的に表現する家紋である。ほかに、文字が持つ吉祥的な意義により使用される場合や、文字紋以外の家紋を文字化して描く場合もある。【出典

# 字紋: めでたい文字を家紋とした以外には、単純に名字から一文字とって図案化した紋。または卍のように呪字を紋にしたものもある。種類も多く、約450種類にも及ぶ。【出典

# 文字紋(もじもん): 家紋の中には、漢字や漢数字をデザインしたものがある。瑞祥や呪符など、その意味するところを、雄渾(ゆうこん)、または華麗に表現したもの。【出典

・ 一: 「かつ」と読んで、戦いに勝つことに通じるとして好まれた。山内一豊は白抜きと黒字で書いた。陰陽並列の白黒一文字紋を使用した。旗本の石原家は武田信玄のもとにあった時、「一、二を争う武士になれ」と言われ、一と二の二文字をそれぞれ丸で囲んで紋とした。【出典

・ 八: 武神である八幡大菩薩の頭文字。その使いの雌雄二羽の鳩を向かい合わせて、八の文字にした。また、尾張徳川家では、尾張八郡を所領することを八文字紋で表した。【出典

・ 十: 十は厄を払い福を呼ぶ、世界共通の呪符記号である。これは、中国から伝来した。島津家の十字紋が代表例だが、島津十字紋は、源頼朝から二つ引き両紋を賜ったが、同紋を使用することを憚って、形を十字に変えたとも、また頼朝自身が箸を取って、十字の形を島津忠久に示して家紋にしたともいう。【出典

・ 有・無: 有文字紋を亀甲で囲ったのが出雲大社の神紋。これは、十月に八百万(やおよろず)の神のすべてが出雲に集まるという神有月(かみありづき)に由来する。【出典

・ 大・大一・大中・大一大万大吉: 「大」の文字は、広大、盛大、強大を表し、名字に「大」のつく家での使用例が多い。「大一」は「太一」のことで、伊勢神宮の神紋。宇宙の本体、天帝(てんのう)を表した。大中文字紋の「中」は天下の大道を意味した。【出典

・ 卍: 太陽の光を表すという卍紋は、世界的な呪符紋。インドで、仏教に入り込んで、吉祥の印となって日本に伝来した。【出典

・ 兒(じ): 戦国時代に備前国を統一した宇喜多直家の紋。先祖が新羅から備前国に渡来したときに、兒文字紋を旗印にしていたことに由来する。【出典

・ 山: 「山」という文字の紋は天台宗の教義に基づいて、東京の輪王寺毘沙門堂の合印に使用される。山は比叡山を表す。【出典

家紋の図柄

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