■　逸見（へんみ）　

＃　若狭国大飯郡高浜城（福井県大飯郡高浜町）城主。甲斐国の逸見氏の一族で、鎌倉時代には安芸国に転じて安芸武田氏の一族として活動した。永享１２年（１４４０年）に武田信栄が若狭国の守護になったのに従って、のちに若狭に転じて大飯郡の郡代になった。代々、若狭武田氏に従い、天文年間には昌経が砕導山城（高浜城）を築き、若狭国西部に勢力を拡大した。永禄４年（１５６１年）に砕導山城が朝倉氏に敗れて落城すると、永禄８年に高浜城を築いて拠った。元亀元年（１５７０年）の織田信長の若狭侵攻に際し、昌経は信長に従ったが、天正８年（１５８０年）に昌経が死亡すると、所領は信長に没収され、以後は細川藤孝の家臣になった。江戸時代には熊本藩士。【出典】

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