「茗荷」の家紋の解説
参考資料・文献 利用上の注意
名字の由来のTop 地名の由来のTop
名字と地名のMenu 家紋のはなし

スポンサーリンク
スポンサーリンク

■ 「茗荷」の家紋の解説: 「茗荷」の家紋図

# 「茗荷紋」の分布

# 「ミョウガ」には、仏教の逸話が残っている。釈迦の弟子で、物忘れがひどかった周梨槃特(しゅりはんどく)は備忘のために自分の名札を首にかけていたが、彼の死後にはその墓に生えた草に、名を荷って生きた彼に因んでつけられた名がミョウガだったという。また、ミョウガは摩多羅神(またらじん)信仰のシンボルで、平安時代の天台宗の僧、円仁(えんにん)の守り神とされて一部寺院で祀られた。茗荷紋は、宗教的な意義を持ち、ミョウガの読みを仏教用語の「冥加」にかけて、めでたい家紋とされた。室町時代の「見聞諸家紋(けんもんしょかもん)」には二宮氏江戸時代では志摩国の鳥羽藩稲垣氏が「稲垣茗荷」を使用した。【出典

# 丸に抱き茗荷紋(まるにだきみょうがもん): 茗荷紋は単独で使用されることは少なく、二つ抱き合った形の茗荷紋が基本形である。杏葉紋と似ているが、植物である茗荷には多くの場合、葉脈で描かれる。栃木県日光市の日光東照宮では、同じ日光山の輪王寺に摩多羅神が祀られたことから、神輿には抱き茗荷紋が使用されている。【出典

# 茗荷紋【出典
・ 茗荷は大陸から伝来した植物で、食用の栽培植物として各地に広がった。仏の加護を受るという意味の「冥加」にかけて、縁起を担いで家紋とする家が多かった。その大半は抱き茗荷。
・ 抱き茗荷、稲垣茗荷、丸に陰陽茗荷、三つ追い茗荷、一つ蔓茗荷の丸、茗荷の花。

# 茗荷紋: 茗荷は冥加からきている。これは、神や仏のご加護を受けることの意味で、戦国時代の武士に特に好まれた。【出典


# 抱き茗荷紋: 「冥加」に由来する。 「冥加」とは、神仏から知らず知らずに受ける加護のこと。

# 茗荷紋
・ 神仏の加護を意味する冥加にかけたともいう。
・ 稲垣家: 丸に抱き茗荷紋
・ 鍋島家: 花茗荷
【日本人なら知っておきたい 家紋と名家のいわれ 大野敏明 実業之日本社】 

家紋の図柄

統計表示