「雁」の家紋の解説
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■ 「雁」の家紋の解説: 「雁」の家紋図

# 「雁金」は、金色のアイリングを持つ渡り鳥。中国の故事に、漢の武帝の時代、蘇武(そぶ)という武将が匈奴に囚われたとき、雁金の脚に手紙を結びつけて消息を知らせたため、武帝の次の昭帝(しょうてい)が蘇武の返還を求めたという話があり、平家物語にもこの逸話が残る。そのため、雁金は、君臣の忠誠と絆の象徴物として武家に愛され、家紋になったと考えられる。鹿児島県、宮崎県、長野県などに多い。【出典

# 雁金紋【出典
・ 平安時代、渡り鳥の雁に「雁金」の字をあてて、さまざまな文様を使用した。武士が武具の意匠や家紋に使用した。紋では、羽根の描き方に特徴がある。通常の雁金紋は口を閉じているが、二羽で描かれる場合には、口を阿吽(あうん)に描くことが多い。
・ 雁金紋、結び雁金紋、二つ雁金紋、二羽飛び雁紋、金輪雁金紋、対い嘴合い雁金紋、四つ盛り雁金菱紋、尻合わせ三つ結び雁金紋、小串雁金紋、尻合わせ三つ雁金紋。

# 雁紋(かりもん): 1083年に、後三年の役で、源義家は金沢柵(秋田県横手市)を攻めた。このときに、空を行く雁の行列の乱れによって、敵の伏兵がいることを察知した。その後、義家は戦いに勝った。雁は源氏にとって縁起のいい鳥になった。だから、頼朝は治承の挙兵の折りに、土佐坊昌結び雁の旗を与えた。滋野家真田家海野家井上家赤井家山口家上林家柴田家花房家などに見られる。【出典

# 柴田勝家: 二つ雁金紋【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

# 真田家: 結び雁金紋【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

ほかに、小串家井上家大西家越智家飯尾家増山家長谷川家などで使われた。

# 山下家

# 雁金紋: 雁は、源氏の勝利の渡り鳥になったいきさつがあり、羽ばたく美しい姿を図案化したもの。信濃国の豪族の滋野氏から出た真田氏海野氏の家紋。信濃国で多く使用され、他に赤井家山口家上林家などに見られる。【出典

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