「巴」の家紋の解説
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■ 「巴」の家紋の解説: 「巴」の家紋図

# 「巴紋」の分布

# 弓用の武具の「鞆(とも)」に似ていることから「鞆絵」と言われ、武士がよく使う。

# 「ともえ」は「鞆絵(ともえ)」で、鞆の側面を図案化した。鞆とは、弓を射るときに、弓手(左手)の肘に巻きつけて弦が触れるのを防いだ防具。形が似ているから、これに「巴」の字をあてた。出典

# 巴紋【出典
・ 巴紋の発祥は定かではないが、古代から世界各地に似た文様が見られる。日本でも縄文時代にはすでに見られ、平安時代には公家の紋として広がった。武家では下野国の宇都宮氏の一族で多く使用され、江戸時代には幕臣の約350家で使用された。現在も日本国中で広く見られる。
・ 右一つ巴紋、左二つ巴紋、対い巴紋、右三つ巴紋、有馬巴紋、結び巴紋、右五つ巴紋、左渦巻き巴紋、台巴紋、九曜巴紋。

# 巴紋: 八幡様が使用する紋として知られるが、武家にも人気があり、広く使用された。巴の形が何を表すかは諸説あるが、渦巻きや胎児、勾玉や神霊などとも言われる。藤原北家秀郷流の小山家に見られ、有名なところでは忠臣蔵の義士の討ち入りで叩かれる陣太鼓に描かれている。【出典

# 巴紋は神社で多く使われる。

・ 巴紋は八幡神社の神紋。巴紋は水の渦をデザイン化したとも、蛇がトグロを巻く姿をデザイン化したとも言われる。【日本人なら知っておきたい 家紋と名家のいわれ 大野敏明 実業之日本社】

# 主な「巴紋」の神社
月山神社(山形県・左三つ巴紋)
湯殿山神社(山形県・左巴紋)
熊野大社(山形県・十四菊花芯左三つ巴紋)
久伊豆神社(埼玉県・三つ巴紋)・「クイズ神社」じゃないですよ、「ひさいず神社」
二荒山神社(栃木県・左三つ巴紋)
神田明神(東京都・流れ三つ巴紋)
鶴岡八幡宮(神奈川県・三つ巴紋)
石清水八幡宮(京都府・左三つ巴紋)
籠(この)神社(京都府・左三つ巴紋)
水口神社(滋賀県・左三つ巴紋)
八坂神社(京都府・右三つ巴紋)

# 巴紋(ともえもん): 木曽義仲の愛妾の巴御前は巴の紋様を好んだ。彼女の名前は、それに由来すると言われる。神社には巴紋が多く見られ、とくに瓦に、この紋様が使用されている。これは竜神信仰と結びついたもの。つまり、火災が起きた時には、巴が水を呼び込むと考えられた。西園寺家小倉家橋本家宇都宮家赤松家小山家結城家福島家などに見られる。【出典

家紋の図柄

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