「梛」の家紋
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■ 梛紋(なぎもん)

# 梛紋(なぎもん): 梛はマキ科の常緑樹で、暖地に自生する雌雄異株の植物である。紀伊国の熊野神社にも群落があり、古くから神木として扱われた。神事では玉串として梛を使用し、神膳として供物を梛の葉に盛ることもあった。「ナギ」は「凪ぎ」に通じることから、古来から船乗りなどが海上の安全を祈願する信仰の対象とし、また旅の道中を守る護符として袖や笠などに葉をつけたという。現代でも、熊野神社の参拝の人たちが梛の葉を求めて護身の符とする。江戸時代の幕臣では、清和源氏満快流の諏訪部氏、穂積氏族鈴木氏に見られる。熊野神社に関係した氏族に多く、熊野氏、穂積氏、鈴木氏、宇井(鵜居)氏、簔島氏。また、諏訪神社に関係した氏族にも多く見られ、今溝氏、岩鍋氏、大島氏亀井氏清沢氏、小梛氏、小室氏諏訪氏武井氏、判治氏などに見られる。和歌山県、三重県、長野県、静岡県、大阪府、愛知県などに多く見られる。【出典

# 暖地の海岸近くに自生する高木。この葉を持っていると災難を免れ、女が鏡に敷くと夫に愛されるという。

# 梛紋: 一葉、二葉、枝の打ち違いの三種類がある。熊野神宮の鈴木家清和源氏満快流の諏訪部家。出典

# 梛紋(なぎもん): ナギは紀州や伊豆などの太平洋沿岸の暖かい地に自生するマキ科の常緑高木。紋は枝や葉をかたどったもの。この木は熊野権現の神木で、穂積、鈴木氏のほか、熊野の豪族や出身者が家紋にした。また、ナギは凪に通じるため、船の安全航海の護符とされ、漁師にはありがたいお守りになった。鈴木家、亀師家、諏訪部家などに見られる。【出典

# 梛紋: 梛は伊豆国や紀伊国など温暖な気候の山林に自生する常緑樹。凪にも通じるとされ、海上安全の意味やまた夫婦和合の意味をこめて家紋になった。【出典

# 並び梛の葉紋(ならびなぎのはもん): 二枚の梛の葉を並べて立てた紋様。【出典

 
抱き梛紋  抱き梛紋(だきなぎもん): 小さな十九枚の葉をつけた梛の枝を、左右から抱かせて描いた紋様。【出典】 抱きの意味
丸に抱き梛の葉紋  丸に抱き梛の葉紋(まるにだきなぎのはもん): 三本の葉脈を持つ梛の葉を二枚、左右から抱かせて描き、周囲を丸で囲った紋様。【出典】 抱きの意味
違い梛の葉紋  違い梛の葉紋(ちがいなぎのはもん): 三本の葉脈を持つ梛の葉を二枚、左右から斜めに重ねた紋様。【出典
一つ梛の葉の丸紋  一つ梛の葉丸紋(ひとつなぎのはまるもん): 一枚の梛の葉を丸く描いた紋様。【出典】 ※丸紋の意味
二つ梛の葉紋  二つ梛の葉紋
丸に三つ梛の葉紋  丸に三つ梛の葉紋

■ 家紋の画像データについて

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