「寓生」の家紋
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■ 寓生紋・寄生紋(ほやもん)

# 寓生紋(ほやもん): ホヤは「ヤドリギ」のことで、「保与」ともいい、ケヤキやエノキなど大きな落葉樹に寄生する。常緑のため、冬に親木が落葉すると球状の姿を現す。「万葉集」では、ホヤを髪飾りにするのは1000年の長寿を祈ってのことだと詠われている。また、ホヤは、軍神の八幡神の使いとされるハトとともに鎮守の森で見られたため、あたかもハトの巣であるかのように鳩と並べて描かれた家紋も多い。熊谷直実の家紋であり、高力氏根岸氏、日隈氏など、熊谷氏族では寓生紋と鳩紋が多く見られる。ほかに、西村氏中村氏藤井氏などで使用され、埼玉県に多く見られる。【出典

# 寄生(ほや)紋: 宿り木ともいい、冬になると落葉樹の枝に、鳥の巣のように見える植物を象ったもの。使用している家はあまり多くない。【出典

# 熊谷家などに見られる。

 
八つ割り寄生の花紋  八つ割り寄生の花紋: 八つ割り寓生紋(やつわりほやもん): 八本の葉を二段に描く、木の上に丸く植生する寓生を再現した紋様。【出典
三つ割り寄生の花紋  三つ割り寄生の花紋: 三つ割り寓生紋(みつわりほやもん): 円形の寓生を割り、割り面を外に向けて三つ寄せ、全体を円形に描いた紋様。【出典
十六割り寄生の花紋  十六割り寄生の花紋: 十六割り寓生紋(じゅうろくわりほやもん): 外に十六枚、内に八枚の葉を描き、木の上に丸く植生する寓生を表現した紋様。【出典
   
   

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