「軽井沢殺人事件」にみる名字と地名
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 先日、内田康夫の軽井沢殺人事件を読んでいた。

 舞台は長野県の軽井沢。今まで1度だけ行ったことはあるが全く土地鑑はない。

 2番目の事件の始まりは「軽井沢大橋」。えぇ〜、初めて聞いた名前だ。ということで地図で調べたが見つからず。ネットで調べて、やっと軽井沢南方の湯川ダムの近くと判明。その他にも、塩沢湖、離山、交差点名など聞いたことが無いものが沢山。結局地図アプリで調べながらの読書。そして見つけたのが「借宿」地名?これはなんだ?東側に「古宿」地名があるから、「新しく拡張した宿場」か?などと思ったりして。そもそも読みは「かりやど」か?調べて見ると、長野県北佐久郡軽井沢町長倉借宿(かりやど)。そして、古宿は長野県北佐久郡軽井沢町長倉古宿(ふるじゅく)か。「借宿」も「古宿」も各地に見られるが、読みは結構違うようです。

 さて、本題の「借宿」の由来だが結論としてはわからず。しかし、各地の由来を参考にすると、

・ 借宿(かりやど): 栃木県足利市借宿町(かりやどちょう)。苅宿・狩宿・仮宿とも書く。渡良瀬川右岸沿いの沖積平野に立地する。地名の由来には、前九年の役後三年の役の際の源義家軍の逗留地説などがあるが、渡河点の宿所からおこった地名と思われる。中世末期、永禄年間以前には、渡良瀬川ではなく、小規模な冷水河の流れが想定される。【出典

・離山(はなれやま): さて、この離山だが、土地鑑が無いので推定ではあるが、他の山から離れた独立峰に由来するのか?なんて思ったりして。また、神奈川県の鎌倉市にも「離山」があるが、その由来は「山足が連続する1山なのだが、長山・腰山・地蔵山という離れた3山から成り立っているので名づけられたという」とのこと。軽井沢殺人事件の中では「仏のおでこ」「仏の鼻」と出てくるから、ひょっとすると「仏の顎」があって「三連峰」の形をなしているのか?まぁ、不明。

【主な登場人物】
・ 竹村警部: 長野県警警部。信濃のコロンボ。
・ 平山宏幸: 元「佐賀原商事」幹部で東京でパトカーにはねられて死亡。
・ 岡小夜子: 軽井沢在住の画家
・ 大原賀一郎: 西藤財閥会長。フィクサー?
・ 早坂社長: 大芝精機社長
・ 野本美貴: 大芝精機勤務。恋人が東名で交通事故で死亡。
・ 草西老人: モデルとなった軽井沢の「茜屋珈琲店」の「茜」の字をバラした。

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