■　前九年の役（ぜんくねんのえき）

・　前九年の役は源氏(源頼義)の陰謀から始まった。

・　前九年の役において、金氏は東の気仙郡と西の磐井郡に分裂し、気仙郡司の金為時は「北の民(東北北部の勢力)」を、安倍氏から離反させる工作を行った。磐井郡司の金為行は安倍氏についた。

・　前九年の役で戦死した安倍頼時の妻は金氏の娘で、二人の間の子の貞任の妻も金氏の娘。一方、頼時のもう１人の妻は清原氏の娘で、二人の間の子の宗任(嫡男)の妹は、藤原経清の妻。藤原経清は、平泉初代の藤原清衡の父。藤原経清の先祖は藤原秀郷。

・　前九年の役に清原氏が参戦した背景には、金氏の子の貞任が力をつけてきたこともあった。

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■　後三年の役（ごさんねんのえき）