■　藤原清衡（ふじわらのきよひら）【出典】

・　１０５６−１１２８年。享年７３歳（病死）。

・　出身地：　陸奥国。

・　肩書き：　武将。

・　家族：　父：藤原経清。子：藤原基衡。

・　藤原清衡の父の経清は、前九年の役では安倍氏について、源頼義・源義家と戦った。しかし、母が敵将の清原武貞と再婚したため、７歳だった清衡は清原氏に入り、清原清衡として育った。しかし、異父母兄の真衡（さねひら）が死去すると、異父弟の家衡と領地の分割で内紛が起こった。これが後三年の役である。１０８６年に、家衡は清衡の屋敷を襲撃して家族全員を殺害した。清衡は義家のもとに逃れて、義家の協力をあおいだ。その結果、清衡は家衡を滅ぼして、姓を父と同じ藤原に戻して、奥州藤原氏の氏長者（うじのちょうじゃ）の地位を手に入れた。清衡は、奥州で勢力を拡大して、平泉（岩手県）に転じて、新しい政治文化の中心都市建設を始めた。清衡は京の藤原摂関家と緊密な関係をもち、奥州全土を支配した。１１２４年には平泉に金色堂を建立した。

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