「無用庵隠居修行」の読書 | |
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■ 無用庵隠居修行 海老沢泰久 文藝春秋
「無用庵隠居修行」は先日BS朝日で放送された「時代劇スペシャル 無用庵隠居修行2」の原作であるが、設定がドラマと原作では微妙に違う。
それは当たり前のことだが、まずは日向半兵衛(もと大番士)の養子となった新太郎(書院番士)は、旗本の次男坊だし、半兵衛の弟が結構出てくるかわりに、長谷川平蔵は出てこない。
※ 後半で長谷川平蔵が出てきた。半兵衛の本宅の本所の近所仲間で、年は平蔵の方が一回り下かな?
ちなみに半兵衛の弟は、非常にできが良く3千石の旗本に養子に行って目付を務める。水戸家縁で、松平氏を称す。
そして、用人の勝谷彦之助には息子がいて、同じく日向家の用人を務めている。
そして、お咲と奈津も出てくるねぇ。
それから日向家の養子になった新太郎の母親の実家の伯父の日本橋駿河町の蝋燭問屋の伊勢屋金右衛門が結構顔をだすね。
ドラマはドラマ、原作は原作で面白い。
ところで、寺社奉行の田代孫三郎だが、寺社奉行って大名だから、あんな少人数で旅をするのかなぁ?原作では代官となっていて、代官ならわかる。たぶん、構成の都合上代官ではなく寺社奉行でないとダメだったということなんだろうが。
まぁ、フィクションだからなんでもありだろうがねぇ。
# 類族という言葉、初めて聞いた。キリシタンについては、江戸時代当初は改宗すれば許されていたが、のちに許されないようになり、末代まで類族という烙印をおされ、肩身の狭い思いをしたようだ。