「品川」の地名の由来
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■ 品川(しながわ): 東京都品川区

・ 新編武蔵風土記稿によると、「品よき地形」であったことから、隣村の高輪に対して品ヶ輪と名付けた。また、高縄手の下略という話もあり、また、目黒川の古名の下無川(したなしかわ)が品川になったという話もあり定説はない。

・ 徳川家康が開発する前の江戸は寒村というイメージがあるが、実際は結構栄えた港町だったらしい。

・ 1392年頃、品川は「品河」と書かれていた。

・ 1488年頃、品川浜という表記があるので、すでに「品川」と書かれた。

・ 中世には「品川湊(みなと)」の存在が認められていた。

・ 品川(しながわ): 由来については、目黒川の古名を品川と呼んでいたのでこれによったとする説、品よき地形であったところから高輪に対して品ケ輪と名づけたという説、領主品川氏にちなむとする説、上無(かみなし)川に対する下無川を後に省略して品川と呼んだという説、鎧の威(おどし)に用いる品革を染めだしたところから転じたとする説などの諸説があり、一定しない。【出典

・ 目黒川の古名で、品川は「砂川」が訛ったものという。地名学上では、川口の土砂がつまって尻無川に由来するともいう。【出典

・ 目黒川の下流を、「品川」と呼んだのに由来する。「砂川」の変化という。【誰も知らない語源の話 増井金典 ベスト新書】

・ 諸説あるが、日本語の「シナ」の語源は「きざはし」すなわち「階段」の意味。この「しな」が地形語として用いられるときは、「階段のような段差のついた」土地を意味し、川に面していれば「河岸段丘」を意味する。長野県の「信濃(科野)」「立科・蓼科」「更科」「山科」なども同様。しかし、「品川」は「段差の多い川」ではなく、「川に面した段差のついたところ」を意味すると思う。【東京の地名 地形と語源をたずねて 筒井功 河出書房】

・ 品のよい地形なので、高輪に対して「品ヶ輪」と言った。しかし、一般的には、目黒川がこのあたりでは品川と呼ばれていたことに由来する説が一般的。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】

・ 品川の近くには御殿山という桜や紅葉の名所があり、江戸時代には宿場町としての他、江戸からの日帰りの観光地としても賑わった。

・ この地が品川宿と呼ばれるようになったのは享保年間。それまでは、歩行(かち)新宿、北本宿、南本宿。【江戸東京地名辞典 芸能・落語編 北村一夫】

・ 本宿(ほんじゅく): 東京都品川区北品川・南品川。新宿(歩行・かち新宿)に対する本宿。【江戸東京地名辞典 芸能・落語編 北村一夫】

・ 品川駅(しながわえき): JR東日本・東海道本線。東京都港区高輪三丁目および港南二丁目。品よき(見た目が美しい)地形だったので、隣村の高輪に対して品ヶ輪とした。目黒川の古名を下無川と言った。領主が品川氏だった。などの説がある。【地形を感じる駅名の秘密 東京周辺 内田宗治 じっぴコンパクト新書】

・ 品川駅(しながわえき): 京浜急行電鉄・本線JR東日本・東海道本線JR東日本・京浜東北線JR東日本・山手線。。JR東日本・横須賀線。東京都港区高輪

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