「松」の家紋の解説
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■ 「松」の家紋の解説: 「松」の家紋図

# 常緑樹の松の木は、梅や竹とともに「歳寒(さいかん)の三友」として、清廉の文人を表すとされている。また、松は不老不死の仙人が棲む蓬莱山に生い茂る樹木といい、長寿の意味を持ち、文様としても愛された。家紋としても吉祥を願ったものであろう。松の木全体を描く文様と、葉、松毬(まつかさ)を描く文様がある。公家では菅原氏流の高辻氏庶流五条家が左三階松紋を用いた。他には、讃岐国の綾氏の一族や、伊豆国発祥の天野氏の一族で多く使用された。江戸時代の大名家では、遠江国横須賀藩西尾家が「櫛松紋」の家紋を使用した。また、幕臣では四十家以上で使用された。四国地方で多く見られる。【出典

# 左三階松紋(ひだりさんがいまつもん): 三段の枝葉に幹と根を描き、一本の松の全体像を表す。松紋の基本となる紋形である。松紋は三段の枝葉のうち中段が左右のどちらに出ているかで、名称の左・右が決まる。家紋として現れる以前の文様には見られないデザインで、家紋用に作られた。綾氏の一族で多く使用される。また、「松」の字を含む名字の家でも多く使用される。【出典

# 松紋【出典
・ 松は、竹や梅ともに、「歳寒(さいかん)の三友(さんゆう)」と清廉な文人を表すイメージを持ち、さらに長寿をイメージする縁起のいい樹木として、古くから文様として使用された。家紋としては公家五条家が使用した「三階松」が有名。松の木が多く自生する西日本の各地や、中国地方や四国地方に多く見られる。
・ 一つ松紋、右寄り三階松紋、櫛松紋、松葉菱紋、松笠菱紋。

# 松紋: 百木の王としての風格がただよう松は、松竹梅の筆頭に挙げられるように縁起が良く、またその字も十八公と書き大変めでたい。そんな様々な吉祥にあやかろうとして、使用している家も多く、また種類も豊富で、約120種類以上にものぼる。讃岐地方に多く見られ、藤氏の代表紋とされる。【出典


# 「松」の漢字は縁起が良い

# 松紋: 松は常緑樹で岩を砕いて根を張ることから、武家で多く用いられた。また、長寿の象徴ともされた。西尾家西尾櫛松紋。【日本人なら知っておきたい 家紋と名家のいわれ 大野敏明 実業之日本社】 

・ 松の家紋は約120種類。出典

# 松紋: 松は、神が宿るのを「待つ」木とも言われる。讃岐国の綾氏の代表家紋。【見て楽しい読んで学べる家紋のすべて PHP研究所】

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