「垣」の家紋
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■ 垣紋(かきもん)

# 垣紋【出典
・ 玉垣紋(たまがきもん): 俗世と神聖な区域を隔てるもので、瑞籬(みずがき)、玉垣などと言われる家紋は神社で見られる木製の垣根をベースとする。愛知県に多く見られる。

# 垣(かき)紋
・ 内と外を隔てる垣は、弥生時代の環濠集落にも見られるもので、邪の侵入を防ぐ呪術的な境界として意識された。聖域を守る垣は「瑞籬(みずがき)」、「玉垣(たまがき)」と言われる。「みずがき」は、「水に囲まれた城」という意味で、古代大和の初瀬川と纏向(まきむく)川に囲まれた三輪山域は「みずがき内」と称された。家紋として使用されたのは、神社などを囲う垣で、神聖なものを守るという宗教的な意義を持つ。また、常盤垣や竹垣なども垣紋に含まれる。江戸時代の大名では武蔵国岩槻藩の大岡氏で使用された。また橘氏族の鷹野氏は「糸輪に玉垣紋」を使用した。愛知県に多く見られる。【出典
・ 玉垣紋(たまがきもん): 五本の縦材に二本の横木を貫いた垣を描く。三河国西大平藩大岡家の家紋。【出典

# 垣根紋(かきねもん): 家紋として使用された「垣」は神社の周囲に張り巡らせた、俗世と神聖域を隔てる垣のこと。神域を囲むことから神垣、玉垣ともいう。信仰的な意味合いから、家紋に採用する例が多い。【出典

# 垣紋(かきもん): 垣は家屋や一定の広さを持つ土地を木材の杭や板、植木などを巡らして囲う構築物で、塀や柵などとも言われる。文明の発達とともに生命や財産を守るために築かれるようになった。外と内を切り離す境界であり、精神的に俗世と神聖域を隔てるもの。神域を囲う垣は瑞籬(水垣)、玉垣、斎垣などとも言われる。「ミズガキ」は本来は「水に囲まれた地域」という意味であり、古代の大和国の初瀬川と纏向川に囲まれた三輪山域を「ミズガキ内」といい、神聖な山から流れ出した聖なる川に囲まれた土地を神域として日本の文化が育てられた。一方では、崇る神を封じ込めるための結界としての役割もあった。寛政譜では藤原北家秀郷流で武蔵国岩槻藩主大岡家、幕臣では大久保家が使用する。愛知県に多く見られる。【出典

# 大久保家などに見られる。

# 抱き稲に瑞垣紋(だきいねにみずがきもん): 大岡越前守忠相の替紋。一本の穂と三本の葉を持つ稲を左右から抱き、五本柱の垣を中心に描いた紋様。【出典

 
    
大岡玉垣紋  大岡玉垣紋
   細輪に玉垣紋(ほそわにたまがきもん): 武蔵国の岩槻藩大岡家の家紋。「玉垣」を細い輪で囲った紋様。【出典
   
   

■ 家紋の画像データについて

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