「鎌」の家紋 | |
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■ 鎌紋(かまもん)
# 鎌は古来、風の神といわれる諏訪明神の御身体として崇められ、御柱に選ばれた神木に薙鎌が打ち込まれる。陰陽五行説により金気の鎌を木に打ち込むことで木気の風を封じ込むとされ、また「薙ぐ」が「凪ぐ」に通じることから、鎌は風を鎮める霊力があるとされる。また鎌は豊穣を祈る意味を持つことから、鎌紋は稲紋とともに描かれることもある。江戸時代の幕臣では、坪内家、深津家、川井家が使用した。他に諏訪氏、今福氏、千野(茅野)氏、梶山氏、鎌田氏、鍛冶氏などが使用した。長野県、山梨県、鹿児島県に多く見られる。【出典】
# 鎌は農作業には欠かせない上、戦時には武器にもなることから、農神、武神両方のシンボルで、諏訪神社で用いられた。しかし、信濃国の諏訪大社では梶紋を使う。【出典】
# 鎌紋(かまもん): 草や稲を刈る鎌は、稲作に不可欠な農具。鎌はすでに石器時代にあった。鋭い刃を持つゆえに、鎖鎌のような武器にもなった。そんなところから、田畑に入り込む魔物を払って、五穀豊穣を呼び招いてくれると信じられている。諏訪大社(長野県)、鎌田家、坪内家、深津家、川井家、森家、今福家などに見られる。【出典】
# 鎌紋: 信濃国の諏訪大社の御神体には「鎌」が祀られており、神紋は鎌紋。これを使用している家は、諏訪大社の信仰に関わりがある。収穫を感謝する意味の他、風を治める神器としての意味を持つ。【出典】
# 榎本家、河井家、諏訪家、西川家、中沢家、萩原家、西沢家、千野家などに見られる。
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・ 諏訪神社(長野県): 丸に鎌紋【出典】 ・ 戸隠神社(長野県): 鎌万字紋【出典】 ・ 奥石神社(滋賀県): 鎌の組み違い紋【出典】 ・ 粟井神社(香川県): 鎌の組み違い紋【出典】 |
■ 一つ鎌紋
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一つ鎌紋: 鎌紋(かまもん): 紐付きの鎌を、左向きに斜めに配して描いた紋様。【出典】 |
■ 丸に鎌紋
■ 入れ違い鎌紋
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入れ違い鎌紋(いれちがいかまもん): 二本の鎌を、上下から内側に向けて抱き合わせた紋様。【出典】 |
■ 三つ組鎌紋
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三つ組鎌紋: 三つ鎌紋(みつかまもん): 三本の鎌を、刃を組み合わせるように寄せて描いた紋様。【出典】 |
■ 四つ鎌紋
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四つ追い鎌紋(よつおいかまもん): 四本の鎌を、尻を合わせて丸く描いた紋様。【出典】 |
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四つ鎌角紋(よつかまかくもん): 四本の鎌を、刃を内側に向けて、全体が四角形のシルエットになるように配して描いた紋様。【出典】 |
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四つ鎌車紋: 万字鎌紋(まんじかまもん): 四本の鎌の柄を合体させ、全体を「卍」の文字のように描いた紋様。【出典】 |
■ 五つ鎌車紋
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五つ鎌車紋: |
■ 六つ鎌車紋: 鎌田家
# 六つ鎌車紋(むつかまぐるまもん): 六本の鎌を、尻を合わせて車状に描いた紋様。【出典】
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■ 下がり藤丸左鎌紋: 深津(ふこうづ)家【出典】
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