| 「カタカナ・ひらがな」の地名 | |
| 【参考資料・文献】 | 【利用上の注意】 |
| 名字の由来のTop | 地名の由来のTop |
| 名字と地名のMenu | 地名の目次 |
| スポンサーリンク |
| スポンサーリンク |
■ 地名の漢字表記が一般化する中で、片仮名や平仮名の地名が残っているのは、元々の意味が分からず漢字の当てようが無い場合、または、音に見合う漢字が思い浮かばなかった場合等が考えられる。【出典】
■ ひらがな地名 【消えた市町村名の謎 八幡和郎 イースト新書】
・ 日本で初のひらがな市町村名は１９４８年に発足した長野県諏訪郡ちの町（現長野県茅野市）
・ その後、１９６６年の福島県いわき市の発足をきっかけに流行るようになった。
■ あやまる岬： 鹿児島県奄美市。岬一帯の地形が、アヤに織られた「手鞠」に似ているという説がある。【出典】
■ アラク： 神奈川県葉山町木古庭。アイヌ語の「高い所から降りる」を意味する「アランケ」という言葉に近く、この「アラク」は短縮形に見える。「アラク」の地名は、山間で、普段は使われていない急坂を指している地名ではないかと推定します。【出典】
※ 日本語で「アラク」は、「新しい開墾地」という意味だが・・・・。
■ アラト： 神奈川県横須賀市岩戸。「アウ・ライト」で、「枝川の淀んでいる沼」の意味【出典】
■ イカイ根： 神奈川県横須賀市西浦賀。「イ・カイ」で、「そこ・波が砕ける」所の意味。問題は「根」。根が岩を意味するなら、「海辺の岩」に波がしぶく所の地名になり、根が川を意味する「ナイ」の簡略なら、「そこは・急流の川（沢）」という谷間の地名になる。【出典】
■ イマキラ岳： 鹿児島県十島村。トカラ列島の一つの「宝島」にある山。【出典】
■ イヤナメリ： 神奈川県横須賀市秋谷。縄文由来の言葉として、「イ・ヤ・ナン・モイ」と分解すれば、「我らの・山の・冷たい水の・入り江」になる。また「イヤシケ・ナ・モイ」であれば、「祭場・のある・静かな入り江」になる。【出典】
■ いわき： 福島県いわき市。五市四町五村が合併して成立。「いわき」の地名は「古事記」に登場する。【出典】
■ うちで ：神奈川県逗子市小坪。「ウシ・テ」で、「入り江・ここ」の組み合わせで、「入り江の所」のこと。【出典】
■ うばが谷： 神奈川県逗子市小坪。日本語で解釈すると、「老女が暮らす谷間」の意味になる。その場合、「姥」は相当な知名度やエピソードが必要になる。単なる市井の老婆なら地名にはなりにくい。アイヌ語の「ウパ」は雪を指す。横須賀市が発行した「ふるさとの歴史」に、子供の頃久里浜の田んぼで、スケートして遊んだという想い出が掲載されていた。大正時代の話らしいが、当時は寒かったことを考えると、雪が積もる谷間があってもおかしくない。雪でないならば、「ウパイル」で、「姥百合」が考えられる。語尾の「イル」は、長い言葉ですから短縮されて「ウパ」になったとも考えられる。【出典】
■ うるし作： 神奈川県逗子市池子。植物の「漆」の意味でなければ、縄文由来です。「作」は「チャル」で、「入り口」の変化したもので、「ウォル・シ・チャル」で、「泉の・本の・入り口」。「ウォルキ・シ・チャル」で、「砦の空堀の・大きい・入り口」。「作」を「サッテク（痩せた・涸れた）」と解釈すると、入り口ではなく、「涸れた泉」「空堀の涸れた」所の意味になる。【出典】
■ うるま： 沖縄県うるま市。平成１７年に誕生。「さんごの島」という意味がある。【出典】
■ おもちゃのまち： 栃木県壬生町。玩具工場を誘致したことに由来する。「夢のある」地域になってほしいという願いを込めた。【出典】
■ オレウケナイ川： 北海道白糠町。アイヌ語で「オ」は「川尻」のこと。「レウケ」は「曲がり」、「ナイ」は「川」を意味する。【出典】
■ カイカハ： 神奈川県横須賀市中里。「カイ・カ・パ」で、「白波の寄せる・上の・岬」という意味。【出典】
■ カキ浦： 神奈川県横須賀市東浦賀。日本語とすれば、「牡蠣のよく獲れる漁港」を意味しているかもしれない。「牡蠣」の字が難しいため、「カキ」と書き、「カキ浦」となった。アイヌ語で解釈すれば、「カイ・キ」で、「白波が・たつ所」で、後に「浦」が来るので、「白波が立つ磯浜」の意味。【出典】
■ カケン上： 神奈川県横須賀市佐野。「カ・ケナ・ジョウ」で、「地表の・森の・滝」で、土地の上に森がある滝のこと。言いかえれば「森の中の滝」のこと。【出典】
■ カセギ： 広島県府中市。石見銀山街道に面し、古くから栄えた町。【出典】
■ がっかり島： 岩手県宮古市。方言で岩場のことを「がっかり」と言ったことに由来する。【出典】
■ ガラガラ山： 福井県福井市。岩や石がガラガラしている山で、それに由来したという説がある。【出典】
■ かんたん： 大分県大分市。明治時代には遊郭が建ち並ぶ遊楽地として栄えた。【出典】
■ キ子ヶ谷： 神奈川県横須賀市中里。「キナ・ケ＋谷」で、「草の・所＋谷」で、雑草が茂った谷間を指す。【出典】
■ くすが浜： 神奈川県逗子市小坪。「クス・カ＋浜」で、「舟で対岸へ渡す・岸辺の・浜」で、「渡船場の浜辺」の意味になる。【出典】
■ ぐみが作： 神奈川県三浦市�躇�。アイヌ語の「ク・ミナ・サク」で、「漁小屋のある・岩崖の・欠けた所」の意味になる。「サク」を「チャク（チャロの転）」で、「入り口」と解釈すれば、「漁小屋のある岩崖の入り口」の意味になる。【出典】
■ くみ谷： 神奈川県逗子市小坪。「ク・エ・ムイ」で、「仕掛け弓の・そこの・森＋谷」の意味で、「狩場」のこと。【出典】
■ くりえいと： 福岡県宗像市。２０００年ごろの開発した商業プロジェクトの一環として名づけられた。【出典】
■ けんし谷： 神奈川県逗子市小坪。「ケナ・ウシ」の変化で、「森」を意味する「ケナシ」が訛って「ケンシ」に転じたと考える。【出典】
■ こあら： 山形県酒田市こあら
■ こうとう： 神奈川県逗子市小坪。「コッ・トー」で、「谷の・沼の所」の意味。【出典】
■ コウロ： 神奈川県横須賀市長沢。「コッ・ウン・ロ」で、「谷・にある・路」のこと。【出典】
■ コヒト： 秋田県湯沢市三梨町宮田上コヒト。秋田県湯沢市三梨町宮田下コヒト。秋田県湯沢市三梨町宮田中コヒト。
■ さいたま： 埼玉県さいたま市。浦和市、大宮市、与野市の三市が合併して成立したが、公募で決定した。【出典】
■ サッテロ： 山形県西村山郡西川町間沢サッテロ
■ サラダ： 徳島県三好市池田町サラダ
・ もとは新しい田や田植え前の田を意味する「更田（さらだ）」だったが、明治時代にカタカナ地名となった。【心に響く！美しい「日本語の言葉」２２００ 西東社編集部】
＃ もとは更田だったようだ。三好市の旧池田町には「シンマチ」「シンヤマ」「イケミナミ」「シマ」「マチ」などのカタカナ地名が多い。【出典】
＃ サラダ： 徳島県三好市。地域が皿の地形をしていることに由来するという説がある。【出典】
■ シビレ山： 兵庫県神戸市。この山で採れる毒草に由来するという説がある。修験道の山だった。【出典】
■ すみ塚： 神奈川県逗子市新宿。「スム・イ」で、「西の・所」。「ムイ」が「ミ」にリエゾンした。または、墨塚かもしれない。【出典】
■ セメント町： 大分県津久見市。セメント産業が盛んであり、セメント工場が密集していることに由来する。【出典】
■ せんだ： 神奈川県横須賀市野比。「セプ・アン・タイ」で、「広く・在る・森」。または、「スッ・アン・タイ」で、「麓・にある・森」のこと。語尾の「イ」は略されるので、「せんだ」になる。【出典】
■ ソビエト： 和歌山県すさみ町。海上に突き出したような形から名づけられたという。【出典】
■ たばさま： 神奈川県横須賀市須軽谷。「タンパ・サム」で、「こちら側の岸の・前が開けた所」の意味。【出典】
■ ツル崎： 神奈川県横須賀市浦賀。アイヌ語の「ツル」は、岬の意味ですから、日本語の「岬」と異語同意の合体地名。【出典】
■ テン屋： 神奈川県横須賀市池上。「テンヤ」を直訳すると、「反る・谷」で急勾配の山の斜面を意味している。なお「ヤ」は山を意味することもある。【出典】
■ どうしよう： 神奈川県逗子市小坪。「トー・ショウ」で、「沼の・滝の・所」の意味。【出典】
■ トヅラ山： 神奈川県横須賀市長坂。「ト・ツラシ」で、「沼に沿って上る所」の意味。下に「山」がつくので、大楠山に上る途中の地名になりそう。【出典】
■ トロントロン： 宮崎県川南町。江戸時代の参勤交代の行列が休んでいると、優しくトロントロンと水の音が響いたという。【出典】
■ トンキャラ
・ 福島市飯坂町茂庭トンキャラ。
・ いやぁ、珍しい「カタカナ地名」ですねぇ。
・ 明治５年（１８７２年）に、明治政府が地租改正を行った。その際に、収穫力に応じた地価に対して課税するため、土地の区割りを明確化して新たな地名を作った。そこで生まれたのが小字の「トンキャラ」である。「トンキャラ」の隣には「入トンキャラ」という小字があり由来は同様とされる。この地は昔から「とんきゃら」と呼ばれ、漢字を当てるときに適当なものが見当たらず「カタカナ表記」になったと推定される。【福島「地理・地名・地図」の謎
実業之日本社】
※ 「とんきゃら」の語源はなんだろうねぇ？しかし、「とんきゃら＝屯伽羅」。こんな当て字ではだめだろうか？「ゆるキャラ」ブームの昨今で言えば、さしずめ「豚キャラ」かなぁ？
■ ドンドビ交差点： 愛媛県今治市。川に押し寄せる海水を呑吐（どんど）する樋門（呑吐樋）に由来するという説がある。【出典】
■ 中ジンナ： 神奈川県横須賀市秋谷。「中」を日本語として外し、「ジンナ」を解読すると、「チン・ナ」で、「崖の方の所」の意味。それに、「中」がつくから、おそらく似たような崖が並んでいて、その間にある崖を指す。【出典】
■ 七ツオサ： 神奈川県横須賀市久村。「ナナツオサ」は、「ナム・ト（ツ）・オサツ」で、「冷たい・沼の・尻の涸れている所」の意味。【出典】
■ なでえ： 神奈川県逗子市小坪。「ナデエ」に見合うアイヌ語は見当たらない。【出典】
■ 北海道虻田郡ニセコ町
■ 東いもあらい口： 京都府久御山町。「いみはらい（忌み祓い）」に由来する説が有力で、人々の願いがこもる。【出典】
■ ひさり： 神奈川県横須賀市長浦。「ピサシ・ル」で、「岩の崎の・路」のこと。語尾の「ル」は知里真志保氏が指摘した「日本人は、語尾のルをリと発音する」に該当する例。【出典】
■ ヒトカタキ： 青森県八戸市南郷大字島守ヒトカタキ
■ ヒトキダ： 高知県香美市土佐山田町繁藤ヒトキダ
■ 徳島県板野郡上板町西分ヒト水原
■ ヒトロ： 秋田県大館市小館花山根ヒトロ
■ ヒトロ： 山形市大字滑川字ヒトロ
■ ひよう： 神奈川県横須賀市長浦。「ピ・オ」が清音化して「ヒョウ」になったのではないか。アイヌ語では、「岩の所」の意味。【出典】
■ ビヤクビ： 神奈川県横須賀市長沢。「ピ・ヤ・コホビ」で、「岩の・山の・交わる所」の意味。または、「ピエツ・コホピ」で、「岩の崎が分かれて行く所」の意味。【出典】
■ ヒヤリ峠： 兵庫県淡路市。
■ ふかつ台： 神奈川県逗子市新宿。「フッカ・ツ」で、「浅い・湊」、または「浅い・沼（ツ→ト）」の意味。「台」は「タイ」の当て字で、「川沿いの森」の意味。ただし、「台」が近世に付け加えられた可能性もある。【出典】
■ フガラミ： 神奈川県横須賀市長沢。「プッ・エ・カラ・ムイ」で、「川口の・そこで・草を摘む・岸」。または、「フッカ・ラム」で、「浅瀬の・緑の所」の意味。【出典】
■ フグリ峠： 秋田県大仙市。「ふぐり」には、「松かさ」などの意味があり、それに由来したか？【出典】
■ ふじの入（いり）： 神奈川県横須賀市津久井。「フチ・ノ」で、「火の神の・出崎＋入り口」のこと。【出典】
■ ブダイ田： 神奈川県横須賀市野比。「プル・タイ・タ」で、「丘の・森の・所」の意味。ただし、水田地帯であれば、最後の「田」は、水田をさす和語かもしれない。【出典】
■ ほうえい田： 神奈川県。場所不明。「ポ・エ・イ」で、「小さな・額の・所」、つまり、小高い丘の天辺のやや下の所という意味。宝永の頃に開拓された水田についた地名かも知れない。【出典】
■ ほしかや： 神奈川県逗子市池子。「ホアシ・カ・ヤ」で、「岬・の上の・山」の意味。【出典】
■ ほら貝： 愛知県名古屋市。鳴海町の旧字の螺貝（ほらがい）に由来するという説がある。【出典】
■ ボロボロ鼻： 石川県七尾市。能登島の地名で、海に突出した地形の場所を意味する。【出典】
■ ぼんばた： 神奈川県逗子市小坪。「ポン・パタ」で、「小さい・川端の所」の意味だが、古代朝鮮語では「バタ」は畑を意味するする。そうならば、アイヌ古語＋古代朝鮮語で、「小さい畑（焼畑）」のこと。【出典】
■ ポンポン山： 京都府・大阪府。足音がポンポンと響く事から明治時代からこの名称で呼ばれたという。【出典】
■ ママの森： 山梨県山中湖村。「ママ」とは古語で崖のこと。【出典】
■ 南さつま： 鹿児島県南さつま市。「さつま」は薩摩国に由来する。【出典】
■ みよし： 愛知県みよし市。２０１０年に三好町から「みよし」に改称した。町民アンケートによる。【出典】
■ 虫山（むしやま）： 神奈川県横須賀市。「ムイ・シクマ」で、「森のある・大きな峯」の意味で、「イ」と「シ」はリエゾンして、「シ」になり、最後の「クマ」が略された。【出典】
■ 山梨県南アルプス市
■ ヤリキレナイ川： 北海道由仁町。アイヌ語で、「魚の住まない川」のこと。「ヤンケ・ナイ」に由来したとの説がある。【出典】
■ ようろし： 神奈川県横須賀市長沢。「ヨウロシ」には二つの解釈があり、一つは「イヨッ・エ・ロシキ」で、「蛇・そこに・沢山いる」という解釈。もう一つは、「ヤ・ルー・ウシ」が訛って「ヨーロシ」になり、「山の・峠」の意味。【出典】
■ ヲカタノ谷： 神奈川県横須賀市佐野。「ヲカタ」が鍵になる地名で、一音一音解釈すれば、「沢尻・の上の・所」のこと。後に「谷」がつくので、「沢尻のある上の谷」。または、「オ・エ・カタム」で、「沢尻の・そこの・湿原」のこと。【出典】
■ ヨーンの道： 沖縄県石垣市。一帯が松並木のため、昼なお暗い道だったことに由来するとの説がある。【出典】