「百足」の家紋
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■ 百足紋(むかでもん)

# 百足紋(むかでもん): 百足はムカデ綱に属する多足の節足動物である。凶暴で時に人に対して咬害を及ぼす。百足は地下を掘り進み鉱脈をみつける能力があると言われ、また鉱脈の形が百足に似ているともいわれて鉱山で働く者にとって縁起が良いとされる。古代のインドでは財宝の神・毘沙門天の眷属として意識されるようになった。毘沙門天は中国に伝わる武の神として信仰の対象になり、同時に百足も武家に広く崇められるようになった。また、単純に百足は決して後退しないという俗信もあり、甲斐国の武田家中では使番が百足衆と呼ばれ百足の撓い(しない)という指物を背負った。粟津氏、大蔵氏河内氏河村氏、衣笠氏、塚本氏、日戸(日登)氏、古田氏、本橋氏などで家紋として見られる。大阪府、兵庫県、滋賀県、愛知県、岩手県などに見られる。【出典

# 百足紋(むかでもん): ムカデは見た目も気持ち悪く、しかも毒爪(どくそう)を持つが、武神・毘沙門天の使いとされ、その武威によって家紋になった。また、ムカデは足が多く、歩くのが速いので、商人や役者は出足がよいことを望み、縁起紋として使用した。白戸家、宮家、本橋家、白石家などに見られる。【出典

# 百足紋: その姿から、気味悪がられる虫だが、昔は神の使いとして武人に好まれ、また足が多いので、千客万来の縁起をかついで好まれた。藤原北家秀郷流の日戸家、衣笠家、俵家、宮家などに見られる。【出典

 
   
   
   
   
   

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