「当麻」の地名の由来
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■ 「当麻」の語源

■ 当麻(とうま): 北海道上川郡当麻町(とうまちょう)
・ 上川地方中央部、石狩川上流左岸。地内に同川支流牛朱別川・当麻川・石渡川などが流れる。地名は、アイヌ語のトーオマナイ(沼に行く川)にちなみ、これがトーマナイとなった。江戸期の松浦武四郎「丁巳日誌」によれば、ウシヽベツ(牛朱別川)の支流としてトウマと見える。また、同書にトコン(トコムはアイヌ語でコブ山を意味する)とあるのは当麻山のことと思われる。【出典
・ 当麻駅(とうまえき): 北海道上川郡当麻町。JR北海道・石北本線。ト・オマ・ナイ(沼に行く川)の音訳。【出典

■ 当麻(たいま): 神奈川県相模原市南区当麻(たいま)
・ 当摩とも書く。地名の起源は諸説ある。「吾妻鏡」建久4年8月10日の条に見える源範頼家臣当麻太郎の居館があったためとする説と、時宗開祖一遍上人が当地に滞在の折、大和国当麻をしのび、その住山を当麻山としたことによるとする説がある。なおアイヌ語の湿地を意味するタエマ・トマム・トマンから出たとの説もある。ともに確証はない。【出典

■ 当麻(當麻・たいま): 奈良県葛城市當麻
・ 曲がりくねった道を古くは「タギ」といい、もともとは、「當岐麻(たぎま)」といった。後に「タギマ」が「タイマ」に転じ、「當麻」となった。
・ 熊谷川上流域、二上山南東、麻呂子山周辺に位置する。当摩・当岐麻とも書き、地名は当岐麻を二字化したもので、「タギマ」が「タイマ」に転訛したと考えられる。タギはタキ(滝)、タギル(滾る)などと同語源で、道がまがりくねり、でこぼこで歩きにくい状態を表わし、けわしい土地のこと。【出典
・ 「和名抄」の当麻郷(多以末)で、タギマ路といった。当麻の「当(たう)」の「ウ」は「香山(かうやま)」を、「カグ山」というように、カ行のギに開音節化したもの。したがって、送り仮名のように「グ」や「ギ」を加えて、香久山、当芸麻と表記した。均整の当麻は「タヘマ」「タエマ」とも称したが、現在は「タイマ」、表記は「當麻」。【出典
・ 當麻(たいま): 奈良県。「でこぼこのあるさま」を意味する古語の「たぎたぎしい」が変化した地名という。また、「水が激しく流れる様」を意味する「滾(たぎ)つ」に由来するともいう。【出典

■ 当麻(たいま): 奈良県
・ 熊谷川上流域、二上山南東、麻呂子山周辺に位置する。当摩・当岐麻とも書き、地名は当岐麻を二字化したもので、「タギマ」が「タイマ」に転訛したと考えられる。タギはタキ(滝)、タギル(滾る)などと同語源で、道がまがりくねり、でこぼこで歩きにくい状態を表わし、けわしい土地のこと。ちなみに、「常陸国風土記」行方郡当麻郷条には、倭武天皇が屋形野の頓宮へ行幸した時、「車駕の経ける道狭く、地深浅(たぎたぎ)しかりき、悪しき路の義を取りて当麻と謂ふ」とあり、険しい山路を意味する地名としている。大和の当麻も竹内・岩屋峠を控えているので、元来は山道で歩きにくいことにちなむ名であろう。また「古事記」景行段には、倭建命が当芸野の上に至った時に足がなえ歩けなくなったので、そこを当芸と称したと伝えている。【出典】 

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