キラキラネームは日本の遺伝子か? | |
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■ 140819: キラキラネームは日本の遺伝子か?
最近キラキラネームとかDQNネームとかいう言葉が流行って?いるようだ。
実際こういったものが何の意味するか理解できていないところもあるが、その多くに「当て字」が使われているようである。
もともと、名字の多くは地名由来と言われ、これらの地名は古代に音(おん・読み)に漢字をあてたケースが多くみられる。したがって、現代においてみられる名字にも、当て字によって構成されたいわば古代のキラキラネーム的なものが数多くみられるのである。
このように、当て字というものは日本の古代からの遺伝子なのかもしれない。
ただ、現在の当て字と異なるところは、古代の当て字は単なる思いつきではなく、伝統的な背景を持っているといったところであろうか。まぁ、今の当て字にもそれなりの背景はあるかもしれないですが。
# 沢(さわ): 埼玉県加須市佐波/清和源氏義康流細川氏族、藤原北家秀郷流広沢氏族: 「八曜に丸に三つ引紋」「丸に五三桐紋」
※ 広沢判官代義実の孫の左近将監義胤の子の次郎義盛が佐和氏を称し、後に澤に改めた。
このように故地が「佐波」なのに「佐和」と名乗って「沢」と表記を変えた。このようなことが、日本中の地名や人名でおきた。いわゆる転字や転訛である。こういったことが、現在のキラキラネームを有無文化の土壌になっているともいえる。