「兎」の家紋 | |
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■ 兎紋(うさぎもん)
# 兎紋(うさぎもん): 月に棲むという逸話や因幡の白兎など物語への登場が多い動物である。吉兆があると信じられていたことから、戦国時代の武家が家紋として採用された例が多い。【出典】
# 兎紋(うさぎもん): 延喜式では、中瑞(ちゅうずい・四ランクの三番目)として白兎を挙げ、「月の精にして、その寿千歳」としている。法隆寺の、「天寿国曼荼羅」には兎の刺繍があり、因幡の白兎は神としても祀られている。兎紋には不老不死の思いが込められている。だが、太陰暦のもととなる月の運行のシンボルとして、農耕紋の性格もある。三橋家、寺尾家、水島家などに見られる。【出典】
# 兎紋(うさぎもん): 兎は神聖な動物として「日本書紀」の因幡の白兎や、謡曲の「竹生島」で有名。中国では太陽に「烏」が住み、月に「兎」が住むという古代伝説がある。推古天皇の時代の刺繍とされる、中宮寺の「天寿国曼荼羅繍帳」にも、月の中に踊る兎が描かれている。謡曲の「竹生島」では琵琶湖の波が光り、月の兎が走っているようだと謡われていることから、家紋では月や波とともに描かれることが多い。神功皇后が筒男(つつのお)三神の神託を得て行った三韓征伐の凱旋後に、住吉大社を建立して筒男三神を祀った日が、卯の年、卯の月、卯の日だったことから、古来から兎は住吉大神の神使とされた。兎紋は、延命長寿の吉祥的意義と、尚武的な意義が多いと考えられる。「寛政譜」では、幕臣の三橋家が「丸に向こう兎」、ほかには稲田家が「月兎」などがある。また、兎月家、内海家、兎原家、門田家、神尾家、北村家、寺尾家、渡海家、登島家、中山家、橋本家、水島家などに見られる。【出典】
# 兎紋: ウサギは、日本人にとって食肉や毛皮、筆の材料に使用されるなど、身近で大切な存在だった。家紋として使用されるのは戦国時代からで、清和源氏流の三橋氏が大坂夏の陣のおり、旗印として使用したのが始まりという。【出典】
# 兎紋【出典】
・ 対い兎紋(むかいうさぎもん): 日本書紀の因幡の白兎の神話など、古来から神聖な動物。紋は兎単体のほか、月や波と一緒に描かれることがある。
# 稲田家、岩谷家、三橋家、水島家、内海家、門田家などに見られる。
# 対い兎紋(むかいうさぎもん): 二羽の兎を、左右から向かい合わせて描いた紋様。【出典】
真向き兎紋 | |
後ろ向き番い兎紋(うしろむきつがいうさぎもん): 後ろを向いた二羽の兎を、寄り添うように重ねて描いた紋様。【出典】 | |
三つ兎紋(みつうさぎもん): 真正面から見た三羽の兎を、背中合わせに寄せて描いた紋様。【出典】 | |
後ろ向き三つ並び兎紋(うしろむきみつならびうさぎもん): 後ろを向いた三羽の兎を寄り添うように並べて描いた紋様。【出典】 | |
後ろ向きに三つ兎紋(うしろむきにみつうさぎもん): 真後ろから見た三羽の兎を、背中合わせに寄せて描いた紋様。【出典】 | |
波に月に兎紋(なみにつきにうさぎもん): 真正面を向いた一羽の兎の背後に満月を据え、左右から波を立てて丸く描いた紋様。謡曲の「竹生島」をイメージした家紋。【出典】 | |
月に兎紋 | |
夕浪兎紋 | |