「綿」の家紋 | |
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■ 結綿紋(ゆいわたもん)
# 結綿紋(ゆいわたもん): 江戸時代の享保時代に、歌舞伎の瀬川菊之丞は、名女形として人気を博し、「丸に七五三の結綿紋」を使用した。瀬川家は、代々養子を迎えて菊之丞を襲名し、女形を演じる家として、江戸時代に名を馳せ続け、結綿紋も有名になった。石渡家、里見家などに見られる。【出典】
# 綿紋(わたもん): 真綿を重ねて中央を紐で結んだものを結綿(ゆいわた)という。祝い事の進物として使用されていたものを意匠にした。神聖さと慶事のシンボルとして家紋として採用された。【出典】
# ワタはワタ属アオイ科から採れる繊維で、結綿はその繊維を束ねたもの。江戸時代には未婚女性の髪の結い方であった「結綿」に似ていることから、その名になった。結綿は神前への供物や、婚礼の進物として慶事に使用されるなど、祝い物としての瑞祥的な意義により家紋とされた。江戸時代の幕臣では石渡家が使用した。また、里見家、田井家、大橋家、佐野家、綿貫家などでも使用され、関東地方に多く見られる。【出典】
# 綿紋: 結綿(ゆいわた)ともいい、神前に供える神聖なものをあらわした紋。その慶事にあやかって、家紋になった。おもに、江戸時代に女紋として多く使用された。【出典】
# 古川家、石渡家、大橋家、川瀬家、瀬川菊之丞などに見られる。
# 丸に綿の実紋(まるにわたのみもん): 幕末の志士、土佐藩士の中岡慎太郎の家紋。綿の実が弾けてハート形の綿が現れた様子を表した紋様。【出典】
■ 結び綿紋
結び綿紋: 結綿紋(ゆいわたもん): 慶事に使用する綿を五本束ねて、上方を花形にして大きく開いた紋様。【出典】 | |
変わり結び綿紋: 変わり結綿紋(かわりゆいわたもん): 五本の綿を、上下を同じ大きさに束ねた紋様。【出典】 | |
二つ結び綿紋: 二つ結綿紋(ふたつゆいわたもん): 二束の結綿を、上下から尻を合わせて丸く描いた紋様。【出典】 | |
丸に対い結び綿紋: 細輪に対い結綿紋(ほそわにむかいゆいわたもん): 二束の結綿を左右から向かい合わせて、細い輪で囲った紋様。【出典】 | |
三つ割り結び綿紋: 三つ割り結綿紋(みつわりゆいわたもん): 割った「結綿」を三つ、割り面を外に向けて丸く描いた紋様。【出典】 | |
三つ寄せ結び綿紋 | |
紐付き結び綿紋: 紐付き変わり結綿紋(ひもつきかわりゆいわたもん): 下側だけ花形にした五本の綿を中心で結い、結った紐を左右に伸ばした紋様。【出典】 | |
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