「猪」と「蛇」
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 【歩いて旅する中山道 山と溪谷社】を読書中。
 
しかし、中山道は観光道として整備されてるんだねぇ。徒歩で走破するのは無理だろうが、クルマで要所要所を見て歩くのは楽しそうだなぁ。

先日の信州から、美濃を経て近江国へ。近江国で面白いものを見つけた。

・ 醒井(さめがい): 滋賀県米原市醒井。醒井は水の町で、「西行水(さいぎょうすい)」「十王水(じゅうおうすい)」「居醒の清水」を合わせて「醒井三水」という。居醒の清水は醒井の名の語源となり、伊吹山の大蛇(一説には白猪)退治で遭難しかかった日本武尊がこの清水で熱を冷まして、気分を回復したという伝説がある。
 
古代、朝廷に反抗する人たちを「蝦夷」「夷狄」「隼人」「土蜘蛛」とか言ったが、それと同様に、「蛇」などは悪者扱いにされて、「成敗」の伝説が多く残っている。上記の文章をみると、「猪」もそのようにたとえられているみたいですね。それも「白猪」。つまり、古代において「猪」は強い者の象徴だったのかも知れない。いまでも強いですけどね。

南方熊楠の「十二支考 猪に関する民俗と伝説」には「猪は蛇を喰らう」というのがあったが、「猪」は「蛇」よりも強そうだ。

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