■　源義家（みなもとのよしいえ）【出典】

・　１０３９−１１０６年。享年６８歳（病死）。

・　出身地：　河内国。

・　肩書き：　武将。

・　家族：　父：源頼義。子：源義親。

・　地方で、勢力を拡大した代表が桓武平氏と清和源氏であった。藤原頼通が宇治の平等院を建立していた頃、奥州では安倍頼時が勢力を伸ばし、兵乱を起こすようになった。そこで、朝廷は１０５１年に清和源氏の源頼義を安倍氏の討伐に派遣した。このとき、父の頼義に従ったのが１３歳の義家である。安倍氏も頼時・貞任親子で迎え撃って、源頼義・義家は苦戦を強いられた。頼義は出羽国（秋田県）の清原武則に参戦を願い出て、援軍を得てようやく戦いは収束した。これを前九年の役という。安倍氏の滅亡後に、陸奥国・出羽国では清原氏が覇者となったが２０年ほど後に内紛が生じて、本家の家衡と一族の清衡があらそった。父の頼義の後を継いだ義家は、軍を率いて清衡側について参戦した。戦況は膠着したが、義家の兵糧攻めによって家衡軍は敗走した。これを後三年の役という。　

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