「八景水谷」の地名の由来 | |
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■ 八景水谷(はけのみや): 熊本県熊本市北区八景水谷
・ 熊本市の北部、清水町大字山室にある湧水池。菊池台地の崖下にあり、大正13年の熊本市の上水道創設時から市の上水源の1つで、揚水量は1日14t(昭和56年)。名称は、熊本藩5代藩主細川綱利が茶亭を設け、近江八景になぞらえてつくった八景によるといい、春の桜、夏の緑と清水など、市民の行楽地としてにぎわう。【出典】
・ 熊本県熊本市の八景水谷(はけのみや)も「はけ(剥ぐ)」に由来し、崖下の湧水地。【地名の社会学 今尾恵介 角川選書】
・ 八景水谷駅(はけのみやえき): 熊本県熊本市北区清水亀井町。熊本電気鉄道(菊池線)。駅名は、近くにある八景水谷という水源地に因む。水源地からの景観がすばらしかったことに因むという。【出典】
・ 八景水谷(はけのみや): 熊本市の北部に位置し、昔から熊本市の水源地として知られた。現地には、熊本藩主が中国の「瀟湖八景(しょうこはっけい)」にちなんで八景を選んだという看板があるが、それは後の創作である。実は、この「八景水谷」はすべて地形で説明できる。「八景」とは「ハケ」のことで、「崖」を意味している。「ハゲ」「ホキ」「ボケ」なども同じ。「ハケ」は「波気」「波介」「羽下」などと書くがいずれも崖を意味する。「水谷」は文字通り「水の谷」のこと。周囲は20mほどの崖(はけ)に囲まれて、その下からこんこんと水が湧き出している。いわば、扇状地の湧水地。【出典】