「女子」の地名
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【女子】(によし): 愛知県名古屋市中川区に「二女子(にによし)、四女子(しによし)、五女子(ごによし)」という地名が有り、以前は「一」から「七」まであったという。地名伝承によると、昔、尾張国のある領主が七人の娘に土地を分け与えたことに由来すると言われる。

 富山県高岡市には「三女子(さんよし)」という地名があるとも聞く( 富山県高岡市三女子)。この場合の問題は「読み」で「女子」をどうして「よし」というか?賢明な好い子は解りましたね(笑)ちなみに、地名の「よし」の多くは「葦(芦)」から転じたもののようです。答えは「好」という一字を「女子」の二字にしてしまったんですねぇ。

 しかし、地名伝承ほど当てにならないものも無い。まるで政治家の自叙伝の如し(あくまでも個人のイメージです(^^;))。千葉県の流山だって赤城山の一部が洪水でここまで流れてきて山になったというんですから(笑)

 ところで、山形県内に「顔好」という地名があり、「かおよし」と読みます。私は、通称「イケメン」と読んでますけどね。この地名の由来は、顔好は「こうよし」とも読み、顔吉、好吉とも書いた。大江氏の家臣で、当地に住んでいた清野氏に養子に入った、大江広顕源好吉にちなむ、んだそうだ。これくらいなら信じてしまう。加えていうと「顔好」の近くに「十八才」という地名があります。これは素直に「じゅうはっさい」と読みますが、四国の「十八才」という地名は「さかり」と読みます。これも、解りますね?

 それにしても、地名や名字は日本の歴史をあらわす、大いなる文化遺産ですね。

# 参考: 五女子(ごにょし): 中川区内にはかつて一から七までの数字をつけた女子村があった。この地名の由来に関し、かつて愛知郡片端の里に尾張の大領主某がおり、7人の娘を7か所へ嫁に出し、それぞれに土地を分与した。それがそれぞれ村名となり、片端を一女子村と改め、これは今の古渡村にあたるという伝承がある。また、九州守護に2組の双子があったために四女子村としたとする説もある。【出典】 

■ 青森県弘前市青女子(あおなご)

■ 宮城県栗原市一迫女子町(めごまち)

■ 福島県須賀川市稲雨女子(なご)

■ 三女子(さんよし): 富山県高岡市三女子(さんよし)。「三好」から転じた。

■ 五女子(ごにょうし): 愛知県名古屋市中川区五女子(ごにょうし)

■ 四女子町(しにょしちょう): 愛知県名古屋市中川区四女子町(しにょしちょう)

■ 二女子町(ににょしちょう): 愛知県名古屋市中川区二女子町(ににょしちょう)

■ 広島県呉市安浦町大字女子畑(おなごばた)

■ 大分県日田市天瀬町女子畑(おなごはた)

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